イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ミスが無ければ勝てる

2012-10-02 03:59:00 | イーグルス
 レギュラーシーズン第4週のNYG戦、最後の最後まで勝敗の分からない接戦でしたが19-17で勝利しました。これで3勝1敗です。

 途中サイドラインに下がり、眼科の診察を受けてから復帰したNnamdi Asomughaの目が軽症で済みそうです。他に大きな怪我人は無いようです。

 久しぶりのターンオーバーゼロでまとめました。Michael Vickは今年の試合の中では最も時間が与えられる試合となり、悪くないパスレーティングを残し、スクランブルやデザインされたドローで49ヤードのランを稼いでいます。
 余裕さえ与えてパニックモードにならなければそれなりにやれる所を見せました。NFLレベルのQBであれば当然の事ですが、Vickが普通に事を普通にやれると嬉しくなるのは判断基準が甘くなっているのでしょう・・・

 Stanley Haviliが良いブロックを何度も見せました。これまでブリッツのピック以外で良い所を見せた事無かったのですけれど、LBを完璧に潰すのは初めて見ました。最後FGで終わったゴール前オフェンスの2回目、LeSean McCoyが素直にHaviliの後を付いていけばTDだったでしょう。
 McCoyも毎度おなじみの第4Qにラン中心になったとたん良いリズムで走り出しました。頼むから前半これをやってくれ、と思うのですけれど、第4Qから上手く回り出す。いったい何なのでしょう?

 DeSean Jacksonがこの試合でも素晴らしいフットワークを見せました。今年は縦のフェードルートで1対1をする事が減り、横や斜めに走らせて上手く行っています。加速は素晴らしいけれど、トップスピードは凄くはないDeSeanの特性を活かしたプレイが良いのでしょう。
 怪我から復帰したJeremy Maclinは居るのか居ないのか?と言う感じでしたけれど、リズムを取り戻す途中だと思いましょうか。
 Brent Celekはこの試合でもブロック参加後のディレイからフリーになりました。RACのスピードはありませんが、相手の嫌な場所に入り込む技術が日々向上している印象です。

 試合の途中でもデータが出ましたが、リーグ最高のDEコンビを擁する両チームの試合だったので厳しいのは仕方が無いですが、Demetress BellもTodd Herremansも出来が悪かったです。特にBellはホールディングを取られるくらいなら抜かせます。と言う感じで手を引っ込めるのが早い事早い事・・・簡単に抜かれてしまうので手を出すだけで反則取られるから仕方ないですけど、あれじゃあ左側へのランは出ないです。
 Dallas Reynoldsはまずまず良いプレイでした。ブリッツへのアジャストが問題だったARI戦と違い、それほどブリッツを掛けて来なかった事が良かったのかもしれません。

 
 ディフェンスは悪い予想だったEli Manningにはプレッシャーを掛けるだけではダメでヒットしなければ投げられない。が当たってしまいました。強力なパスラッシュでディープに投げる余裕を無くし、ショートゾーンでターンオーバーを狙うのが今のシステムですけれど、この試合ではEli得意の浮かせてレシーバーの高さ勝負が何度もCBの後ろを取る形となりました。
 これに対抗すべく、CBの大型化なのですけれど、浮かしてややオーバースロー気味に落とすEliに通用しませんでした。Nate Allenが上手くダブルチームで付いてINT未遂もありましたけれど、Sがランサポート中心で動いた事もあり、上手いカバーが出来ませんでした。

 結局0サックの試合でした。ワイドナイン対策を練られてQBへのプレッシャーが掛からなくなる時間帯が出来る事に対する対策が必要です。来週のヌルヌルバーガーも似たタイプのプレッシャーを怖がらないタイプですしもう少しポケットを破壊するシステムを使う事も考えて良い筈です。全体としてDLとOLの戦いに勝利してもそれだけではダメな相手も居ると言う事です。

 BAL戦ではAnquan Boldinに対して良いカバーを見せたBrandon Boykinでしたが、大型WR相手ではちょっと厳しいです。体を入れてくる相手に後手に回る場面も多いですし、TDを取られたプレイはなんでゴールライン前のゾーンでそっちに動くの?と首を傾げました。
 ただ、1対1をやらせ過ぎる面は有ると思います。ルーキーですしSを付けてカバーしてあげたいですが、Sがルーキーをフォローしつつ自分の仕事をやる所まで余裕が無いです。

 この試合で負けた時の戦犯はSTになったでしょう。実況チャットでColt AndersonとAkeem Jordanが欠場している影響?と聞かれて、そう言えばSTの2枚看板両方居ない事を思い出したのですが、KRで6回平均36ヤードってのは100ヤード独走TDでも貰わないと出ない数字です。
 一人速いのが居たのですけれど、、2番手3番手が遅くて簡単に抜かれていきました。カバーチームもワイドナインか・・・と突っ込んだ位に真ん中が薄いのを最後まで修正しなかったのも、最後のFG勝負で普通に蹴って35ヤードラインまで戻された時には何を考えているのか、本当に理解出来ませんでした。
 
 結果、本当に1ヤード足りずにFG失敗で勝利しましたけれど、もう少し楽に勝っていてもおかしくないプレイを選手たちは見せました。問題点は有りますが、序盤の4試合で3勝1敗。勝敗だけ見れば上出来の滑り出しとなりました。