女優をメインにした映画感想のはず

女優力とは、その映画での女優さんの魅力です、女優自体の評価ではなく、また客観性は1ミリありません。音楽やサッカーもあり?

96時間:マギー・グレイス

2009-09-17 10:02:04 | 映画
女優力 58%! (元気で可愛い娘役)

リーアム・ニーソンの元気な娘役を演じてたマギー・グレイス。
ブロンドで長身なイメージ、日本人からすると17歳にしては
育ちすぎな感じだが、実際17歳くらいではないのかな?
めちゃくちゃ美人という訳ではないが、元気で可愛い娘だったね。
確か、以前見た「ジェーン・オースティンの読書会」では、
危険なスポーツが好きで怪我ばっかりしてる、
やっぱり元気な娘役だったような。
その時は、もっと年上の役だったような気もする。
この映画では17歳ということで、箸が転んでも可笑しいという感じの
年相応にはじけてるけど、一緒にパリ旅行した友達ほどはめ外しすぎず、
根は父親を愛してる良い子をきちんと演じている。
しかし、オークションの目玉商品というほどでも無い気はするなぁ(^^;
でもまぁ、確かにスタイルは素晴らしかった。

冒頭からしばらくは、別れた妻と再婚相手の義父と暮らす娘を
主役のリーアム・ニーソンがいかに愛してるかを描く。
娘との関係の付かず離れずな所が、ますますリーアムの娘への愛情を
掻き立てて行く感じが上手く描かれている。
もちろん、若くて元気でキュリアスな娘も父親への愛情は持ち続けている。
この辺りが結構長めにしっかり描かれているから、後半の父親の暴走にもノれる。
後は、元CIAかなんかのニーソンが、人身売買組織にさらわれた娘を
持ち前の技術を生かしての救出劇。
冒頭からの、ちょっと情けないおやじから一転、
冷静に熱く情報を集め敵を倒しながら暴走するニーソンは
めちゃくちゃ格好良かった。
ほとんど一直線なストーリーにかかわらず、凄く面白い映画だったね。
やっぱ、アクションシーンだけじゃなく、情報を集めて行く過程が
面白かったし、娘のためなら敵皆殺し、善人すら容赦しない潔さが素晴らしかった。
誘拐した娘達を麻薬漬けにして売春させるパリのアルバニア系人身売買組織を
やっつける事じゃなく、娘救出だけのために突き進む姿は、
某タイ映画の「象はどこだ!」を思い出してしまった(^^;

どっかで見たと思った歌姫役には意外ホリー・バランスやん、
あ、この人元々歌手だったか。
あのファムケ・ヤンセンも、単なる母親役かぁ、もったいない。
彼女が元CIAでもいけた気もするけど(^^;
しかし、やっぱリーアム・ニーソンにつきるなこの映画は、
ちょっとしょぼくれた感じが、逆に格好良さに転じるとはね。