さて、今日からは正月休みも終わり、新たな気持ちで出勤だ！今年はスチコン商品も増やし、売り上げを伸ばすのが命題だな、。
業務用スチームコンベクションオーブン、短縮して「スチコン」。店のは熱源は電気ヒーター式だが、ファンで庫内温度を均一にし、加熱蒸気で具材の旨味や脂を封じ込めて、焼く・蒸すなどの料理を行い、美味しく食べられるというフレーズの調理機器だ。
今では小型の家庭用の製品も家電店で販売されているが、店に導入した頃は設置工事を含め高額な設備投資となったものだったそうだ。そして操作もマイコン制御などなく、ヒーター温度の手動設定、焼き時間、スチーム温度と量も手動での設定。それに焼くものによっては庫内温度の上げ下げに時間を必要とし、とても業務用として短時間で多くの商品を作れるシロモノでなく、当時の総菜部門は使用を中断し、放置されてしまった経過があったそうだ。
しかし、本部としては設備投資を回収することもできず、放置されているスチコンをなんとか稼働させ、売り上げに結び付けることに必死となっていた。
おいらがN主任にスチコンを依頼された時、その趣旨を教わったのだった。
でも午後からの出勤のおいらで、大きな売り上げに繋げるのは時間的に難しい。そこで、最後の庫内清掃をN主任に依頼する約束をして、少しでも稼働時間を伸ばすことを可能にし、庫内温度は下げるより上げる方が時間短縮になる性質を利用して、焼き温度の低い順に作って行く工夫を行ったのだった。