卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

2022年「A&Kの菜園日記」夏野菜の準備(5)初めての防鳥網展張

2022年06月04日 17時20分28秒 | 日記・エッセイ・コラム

2022年「A&Kの菜園日記」夏野菜の準備(5)初めての防鳥網展張

 

 

本日6月3日午後4時頃、真っ黒な積乱雲が空を覆い始め、生暖かくも冷やっとする大気と共に大粒の雨に雹が混じって横殴りの突風が吹き始めました。雷鳴が轟き闇夜のような状態です。早めに閉めた雨戸を雨粒と雹が、バタバタと叩きます。「NHKニュース防災」アプリの雨雲データマップには、今まさに紫色の80mm/hのエリアが東に向かって移動中です。雷鳴が遠ざかり15分もない荒天は終わりました。

 

夏野菜の準備に入った頃、Tさんよりアドバイスを頂きました。「トマトやキュウリの野菜は鳥害に気を付けた方がいいよ。事前に網を張れば万全。畑全体を囲む網は必要なく、鳥の生態なのか斜めに降り立ち・斜めに飛び立つ。真上から降り立ち・真上に飛び立つことはないので、回りを囲む防鳥網だけで良い。」と言うことでした。ご自身の夏野菜棚は、回りと上部の全体に網をかけていましたが! 昨年までの旧畑で、Aは網をかけたこともなく、トマトを突かれたり、白菜も柔らかい頭頂部を全て食べられたこともありました。時たま鳥害に遭うのは「仕方のない事!」と諦めて、お仲間の方々も目立った対策を取ることはありませんでした。

夏野菜を定植した後のある日、お仲間の一人の畑に防鳥網が張ってありました。「Tさんのアドバイスとお手伝いをしてもらい、ホームセンターで網や資材を調達して張ってみました」と伺いました。他のお仲間の方々は、その気は無いようでしたが、Aは試しにトライする気持ちになりました。手引書やグーグルを参考に、ゴルフと同じ自己流の準備に取りかかりました。

 

【 資材準備 】

 

〇防鳥網

5月23日の事前計測で畑周回長15mを確認していましたので、適当な市販品(高さ1.8m×長さ18m)を選びました。網の菱目の大きさ質(太・細)・長さにより何種類かありましたが、お仲間のものより1ランク上の(価格の)ものにしました。

 

〇張り糸

「防鳥網」には網を広げて引っ張るための導き糸が付属として入っていますが、Aには細過ぎて扱いにくく見えたので、チョット太い(Φ3mm×55m)別売の「防鳥網専用ロープ」を購入しました。ポリエチレン製のロープは滑りも良く、充分な長さもあり、他用途にも使える扱いやすいものでした。

 

〇展張支柱

お仲間やTさんのものを参考にイボ付き支柱(Φ21mm×210cm)とトマト支柱と同様の丸鉄棒2本束ね支柱(Φ6mm×90cm×2本)を埋め込み、充分な高さ(210cm)を確保したものを9本用意しました。(この余裕の高さが後から良かった!)

 

 

(市販の防鳥網と別売り専用ロープ)

 

 

(包装を剥がしたロープと網)

 

 

(結構参考になった防鳥網の説明書)

 

 

(トマトで使用した埋め込み支柱を防鳥網でも A )

 

 

5月30日 防鳥網の展張 14:30~18:00

 

防鳥網を展張する場所はナス畝~オクラ・ピーマン畝までの周回長15m(「2022年6月1日の畑」図を参照)で埋め込み支柱は9本必要です。入口は北側に1ヶ所設ける予定です。

始めに埋め込み支柱9本/40cm深さに打ち込み、イボ支柱(210cm)を結束バンドで固定します。その後、防鳥網の幅1.8mを考慮して、イボ支柱の地表から1.8mの高さにS環金具を9個それぞれに取り付けます。S環金具にしたのは張りロープを調整しやすいと思ったからです。

 

 

(5月30日 作業前の畑)

 

 

(埋め込み支柱を9ヶ所に打ち込む A )

 

 

(埋め込み支柱にイボ支柱210cmを固定 A )

 

 

(イボ支柱の1.8m高さにS環金具を取り付け A )

 

 

網には張りロープを通すための黒く色付けされた輪の部分が両端にあり、Aの仕方では上下にロープを通し上部で張りを調整し、下部の地表近くで固定する方法に思えますが、Aは下部の固定は丸鉄棒(Φ6mm×90cm)を「重し」として使用することにしました。

 

張りロープに網を通し周回長15mを展張したところ、3m余るはずの長さが丁度良い長さで余りませんでした。また、高さ1.8mの張りロープに引っ掛けた網幅は40~50cmほども余って垂れ下がってしまいました。網の説明書を読んで合点がいきました。「ネットが菱目なので「長さ」を伸ばすと「幅」が短くなります」とありました。方眼目では縦横の長さはそのままでしょうが、菱目だと上下を調整する必要があるということらしいです。調整は次回にすることにしました。

 

 

(案外調整が難しい菱目網)

 

 

前回の作業日は1週間前の5月23日でした。この時期の野菜の生長は著しいものがあり、雨でも降れば、前日とは見違える程の生育振りになります。特にキュウリはいけません。食べ頃のものは一日で巨大化し、誘引しないとツルは地這いになります。防鳥網に大方の時間を取られる中、しっかり他の野菜の手入れも行いました。また、誰彼言うわけでも無く、自主的にお仲間は一致して共用通路の除草に汗を流しています。オーナーのTさんの「きれい好き」を皆さん知っているので、取り分け注意しているのです。

 

 

(5月30日 キュウリ棚の手入れ A )

 

 

(5月30日 草勢の良いトマトの誘引 A )

 

 

(ますます良くなるナス・千両二号 A )

 

 

(5月30日 共用通路の除草 A )

 

 

6月1日 防鳥網の調整・手直し 14:00~17:00

 

2日前の防鳥網が気になって、手直しに畑に出ました。S環金具が弱々しかったので自作のC型金具に交換、大分下部がたるんでいた網をイボ支柱210cmの最上部に持ち上げました。上の張りロープは引っ掛けて一巻きしてあるだけなので調整は楽です。網全体を入口部に引っ張って寄せ1m強の入口幅を確保しました。網下部も丁度地面に垂れ下がる長さになり、改めて「重し」の丸鉄棒をセットし直しました。

 

 

(吊り金具を新たに取り付け網を持ち上げた A )

 

 

(自作のC型金具を新たに取り付け)

 

 

(網を引き寄せ調整して入口開口部を作る A )

 

 

(6月1日 初めての防鳥網完成 A&K )

 

 

5月30日から僅か2日しか経っていませんが、ナスの様子を見たTさんが声をかけて頂きました。「ナスの勢いが大分いいね!」。

 

 

(お褒めを頂いた草勢の良いナス)

 

 

2日前までは、まだ小さかったピーマンとキュウリが、お仲間が気にかけるほど……「キュウリがウリになっているよ!」、「ピーマンそろそろ良いようね!」になっており、今年初めての夏野菜の収穫になりました。食べるのに精一杯で、写真を撮るのを忘れました。

 

 

(6月1日 今年初めてのピーマン3ヶ収穫)

 

 

(早速 今年の収穫が始まったキュウリ)

 

 

(2022年6月1日の畑)


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