・午前中,ストローブマツ人工林内に設定した皆伐地での実生調査.ここ富良野には北米原産の五葉松であるストローブマツの人工林がたくさんある.富良野の気候では,植栽して確実に成林する外来樹種はこのストローブマツとヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)の2種といってよいだろう.
・最近,このストローブマツ人工林をいかにして,天然林に誘導するかというのが一つの課題となっている.そこで,ストローブマツの人工林内に25×25mの小面積皆伐地をあちこちに作って(場合によっては,その後ブルドーザによる地表処理も行って),そこに自生種の天然更新を図ろうとしているわけである.そんなこんなで,今年の調査は皆伐放置の場所と,皆伐+地表処理の場所で実生の発生定着の状態が違うかどうかの調査である.
・皆伐放置区では,昨年とは様相が一変し,なんとも見事なイチゴ畑になっている.これはおそらく,埋土種子から発芽定着したものであろう.イチゴは森林内の埋土種子の常連ではあるが,ここまで繁茂するとは全くもって予想外だ.
・一方,皆伐地では,想像以上に定着できておらず,場所によっては全く更新していないようなところもある.おそらく乾燥と強光による発芽阻害かあるいは発芽後のかなり早期に死亡しているのかもしれない.もしかすると,皆伐範囲は25m×25mでも広すぎるのかもしれないという感じ.いずれにしても,炎天下の調査は頭をもうろうとさせ,これなら実生も厳しかろうと実感したのであった.
・最近,このストローブマツ人工林をいかにして,天然林に誘導するかというのが一つの課題となっている.そこで,ストローブマツの人工林内に25×25mの小面積皆伐地をあちこちに作って(場合によっては,その後ブルドーザによる地表処理も行って),そこに自生種の天然更新を図ろうとしているわけである.そんなこんなで,今年の調査は皆伐放置の場所と,皆伐+地表処理の場所で実生の発生定着の状態が違うかどうかの調査である.
・皆伐放置区では,昨年とは様相が一変し,なんとも見事なイチゴ畑になっている.これはおそらく,埋土種子から発芽定着したものであろう.イチゴは森林内の埋土種子の常連ではあるが,ここまで繁茂するとは全くもって予想外だ.
・一方,皆伐地では,想像以上に定着できておらず,場所によっては全く更新していないようなところもある.おそらく乾燥と強光による発芽阻害かあるいは発芽後のかなり早期に死亡しているのかもしれない.もしかすると,皆伐範囲は25m×25mでも広すぎるのかもしれないという感じ.いずれにしても,炎天下の調査は頭をもうろうとさせ,これなら実生も厳しかろうと実感したのであった.