・9月7日に北海道大学のTrendyゼミで話題提供させてもらえることになったので,その要旨をつくる.タイトルは,「連続分布する針葉樹でHome-site advantage仮説は成り立つか?-異なる標高間で相互移植されたトドマツが語ること-」にした.
・Home-site advantage仮説とは,最近流行のRestration Ecology (いつも,この和訳がうまくできないのだが,再生生態学でいいのだろうか・・・?)では大事な概念で,これを理解するのにはMontalvo and Ellstrand 2000 ConservBiolを読むのが分かりやすい.Hufford and Mazer 2003 TREEによると,「Local genotypeの方がIntoroduced genotypeよりも適応度が高い」ということになる.もともと遺伝的分化度の低い森林樹木では,この仮説がそもそも成り立つのか,成り立つとすればどのくらいの地理的スケールなのかといった,基本的なところに答えうる実証的データが少ないわけで,それに対する一つの答えを示したいと思っている.
・それにしても,他の機関のゼミで発表するのは,全体のメンバーをよく知らないだけに楽しみやら,反応が怖いやら,色々とありますが,普段,なかなか深い議論ができない私のような遠隔地に生息する研究者にとっては,大きな収穫を得るチャンスでもある.そういう意味では「でかせぎゼミ」とでもいえそうだが,そんなことはともかく,プレゼン準備を急がねば・・・.
・Home-site advantage仮説とは,最近流行のRestration Ecology (いつも,この和訳がうまくできないのだが,再生生態学でいいのだろうか・・・?)では大事な概念で,これを理解するのにはMontalvo and Ellstrand 2000 ConservBiolを読むのが分かりやすい.Hufford and Mazer 2003 TREEによると,「Local genotypeの方がIntoroduced genotypeよりも適応度が高い」ということになる.もともと遺伝的分化度の低い森林樹木では,この仮説がそもそも成り立つのか,成り立つとすればどのくらいの地理的スケールなのかといった,基本的なところに答えうる実証的データが少ないわけで,それに対する一つの答えを示したいと思っている.
・それにしても,他の機関のゼミで発表するのは,全体のメンバーをよく知らないだけに楽しみやら,反応が怖いやら,色々とありますが,普段,なかなか深い議論ができない私のような遠隔地に生息する研究者にとっては,大きな収穫を得るチャンスでもある.そういう意味では「でかせぎゼミ」とでもいえそうだが,そんなことはともかく,プレゼン準備を急がねば・・・.