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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

過去の試験地の発掘作業

2006-08-22 | フィールドから
・過去に設定され,しばらく放置された試験地を復元するのは一苦労である.今回は,1979年に設定されたトドマツ標高別試験地の一つを間伐こととなり,植栽位置図と現地との対応を行うために現場へ急行.

・それにしても,どうして試験地のすぐ横に,同じ樹種で一般造林地を作ってしまうのかね.違う樹種を植えておいてくれると楽なんだが,試験地の端を確定するというのが,この手の掘り起こし作業では一番の大仕事である.

・幸い,きちんとした杭がいくつか見つかって,母樹番号と現地の杭を完全に一致させることができた.2反復×8標高(種子産地)×5母樹×30本=合計2400本からなる試験地だが,妙な被害を受けていることもなく,よく設定できものだと改めて感心する.

・こうして復元できると,いつものことだが,ちゃんと調査しないと「もったいないおばけ」が出そうな気がしてきた.かくして,スケジュールはますますタイトになってしまうわけで,うーむ.