goo blog サービス終了のお知らせ 

goto_note

西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

トドマツ豊作?

2008-01-06 | その他あれこれ
・ここの小学校では、休みのたびに自由研究と工作が宿題に出される。毎回、自由研究のテーマには苦戦させられる。大体、最後までかかって、最終日に、お尻をたたきながら、こちらも付き合う羽目となる。いつも、子供と話し合いながらテーマを決めていたのだが、これだけ続くとネタがなくなって、お互いにどれもこれもピンとこない。

・ええい、それならいっそ当方の趣味の中で、子供が興味を持てそうなテーマということで、4種類の種子を天井から散布して、扇風機で飛ばすという実験をすることに・・・(ヤチダモ種子散布実験の応用とでもいうべきか・・・)。元々のアイデアは、岐阜のTさんに頂いたものだが、扇風機で”上昇気流”なるものを作り出しているわけだ。



・試した種子はオオバボダイジュ、ヤチダモ、オオモミジ、エゾマツの4種類。この順に種子の重さは軽くなる。無風、弱風、強風の3段階で試してみると、無風では樹種による違いがほとんどないが、微風や強風では風に対する”乗り方”が樹種によってかなり異なる。



・種子を落とす、メジャーで測る、記録する、という流れはヤチダモ種子散布実験と同じ(小学生でもできる実験だったんだ、やっぱり・・・)。天井からの散布では、高さが足りないせいか、なかなか飛ばないのだが、スキーのジャンプを思わせる飛び方をする樹種もあって面白い。どうにかこうにか、ポスター(らしきもの)も完成し、ようやく冬休みの宿題が終了。

・雪がたまった公園に遊びに行く。公園にはトドマツが数本植えられている。と、よく見ていると枝先に何かが着いているようだ。改めて枝を採取してみると、なるほど雄花がびっしり。トドマツ豊作の兆しであろうか・・・。