健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

血圧を120 mmHg未満に

2015-11-23 08:30:30 | 研究
米国立心肺血液研究所が、最高血圧を「120 mmHg未満」に下げることで、心不全などの病気の発症を大幅に抑えられるとする大規模調査の結果を発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。来年までの研究予定だったが、人命にかかわる明確なデータが得られたことから、研究を1年前倒しして終了して、発表したそうです。研究には、50歳以上で血圧が高い約9400人の男女が参加。薬を服用して治療する目標を「120 mmHg未満」にした場合と、米国での一般的な推奨値「140 mmHg未満」にした場合で、健康状態の違いを平均で3年3か月追跡調査。その結果、「120 mmHg未満」を目指した患者は、心不全や心臓まひなど高血圧がもとで発症する病気の発生率が低く、病死する割合が27%下がったそうです。血圧が下がることでめまいなどの副作用は増えたそうですが、利点の方が大きいと考えられるということです。
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