健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ワニは片目を開けて眠る

2015-11-06 08:30:52 | 研究
イリエワニは脅威を察知するために片方の目を開けたまま眠ることができるという研究結果がJournal of Experimental Biologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、3頭の若いイリエワニを個別の水槽に入れ、12か月にわたって観察。その結果、ワニも鳥類と同様に外敵の脅威がある環境では「片目だけを閉じて」睡眠していることが明らかに。鳥類も人間のように両目を閉じて睡眠するのを好むそうですが、脅威を感じると片目を開けておき、その目を脅威の対象の方に向けるそうです。ワニも同様の行動を。睡眠時のほとんどのときは両目を閉じているが、脅威の対象を提示するとワニは片目を開け、目を脅威の対象の方へ向け続けるそうです。このことは、ワニが脳の半分だけを眠らせている可能性があるそうです。完全に意識を遮断する人間流の睡眠が、動物界においてはまれであることが判明するかも。
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