人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ってブタの膝関節を再生することに世界で初めて成功したというニュースが報道されていました(MSN産経ニュース)。実験では、生後約6カ月のブタ数匹の右後ろ足の膝関節を約4分の1切除。ブタやヒトの皮膚などから作製したiPS細胞に、細胞の修復機能を早める働きがある特殊なコラーゲンや、実際の骨の成分と類似した「ベータ型リン酸三カルシウム」などを混ぜて切除部分に移植すると、1~2カ月後に膝関節を構成する軟骨と骨が再生したというもの。腫瘍などの副作用はなく安全性も確認されたそうです。ブタはマウスに比べ、膝関節の構造や形状がヒトに近く、人体への早期実用化が期待されるそうです。15年後の実用化を目指すとも。変形性膝関節症は高齢化に伴って膝関節の軟骨がすり減ることで発症し、骨同士がじかに当たって痛みを起こすもので、国内患者は800万人以上と推計されています。現在の治療法としては、痛みを和らげるためのヒアルロン酸の投与や、合金などで作製した人工膝関節の移植があります。ですがが、ヒアルロン酸の効果は一時的で、人工膝関節も体内で同化しないので移植後、年月がたてば再び歩行に障害が生じることも。人工膝関節の代わりに、ヒトの細胞から作製したiPS細胞を使えば、拒否反応がなく長期間にわたって機能することが期待されます。今後は膝関節だけでなく、股関節や耳鼻の軟骨再生への応用も考えているようです。
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