健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

キャンプと体内時計

2013-08-11 08:30:28 | 研究
より長時間、自然の光の下で過ごし、人工の照明にさらされる時間が短くなった被験者は、睡眠時間こそ変わらないものの就寝と起床時間が最大2時間早まることが分かったそうです(MSNニュース)。実験では、米国コロラド州のロッキー山脈で平均年齢30歳の8人のグループに1週間のキャンプを行わせたそうです。被験者には光への露出を測定するリストバンド型の装置を身に着けさせたそうです。キャンプの間、被験者が光源として使えたのは太陽光やキャンプファイヤーなどの自然の光のみで、コンピューター、懐中電灯、携帯電話は使用させなかったそうです。キャンプに先立ち、被験者は通常の生活でも1週間、同じリストバンドを身に着けて生活し、キャンプの前と後で、睡眠と覚​​醒を調節するホルモンのメラトニンの値を測定。キャンプの間、被験者らは普通の生活を送っているときよりも、平均で4倍以上の自然光を浴びたそうです。体内時計をリセットして目覚めの時間を早め、起きている間は頭がよりさえるようにするために、1週間のキャンプ旅行が勧められるようです。
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