健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

カベオリン

2013-08-01 08:30:19 | 研究
乳がん治療薬である『トラスツズマブ』の耐性に関わるタンパク質はカベオリンであることが発見され、その耐性機構を明らかにされたそうです(QLife Pro)。『トラスツズマブ』はがん細胞の表面に発現している『ErbB2』を標的にする分子治療薬がそうですが、タンパク質『カベオリン(Cav-1)』の働きに依存してがん細胞内に取り込まれてしまうことが愛らかになったというものです。『トラスツズマブ』はHER2陽性乳がんに有効な治療薬で、耐性で効果がない患者も多く原因究明が急がれていたそうです。カベオリンは細胞膜に存在するタンパク質です。骨格筋細胞では特に多く発現しているという印象を持っています。骨格筋細胞の増殖あるいは肥大にカベオリンは重要な役割を果たしているのかも。
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