あまりに強烈。
マライア・キャリー、セリーヌ・ディオン・・・
高音域で歌う女性シンガーがシーンを席捲していた時代。
処女作『TIDAL』発表。(1996年)
・・・1曲目の“SLEEP TO DREAM”を初めて聴いたときの衝撃は凄まじかった。
自分の中の常識と秩序が崩れていった瞬間だった。
そして1999年発表の『WHEN THE PAWN』(邦題:真実)
通常、あまりに強烈な衝撃の後にはそれ以上の衝撃はやって来ない。
が、しかし・・・
同じく1曲目の“ON THE BOUND”は更に衝撃的だった。
2000年5月。フィオナ・アップル初来日公演。(中野サンプラザ)
ボクの結婚式の2週間後、妻と観に行きました。
ステージには結構歳の行ったミュージシャンが立ち並ぶ。
(アラニス・モリセット・バンドとは対照的に。)
そんなベテラン達を背にフィオナ登場。
正直、ステージ慣れしていないと言うか・・・ややぎこちない印象のフィオナ。
が、しかし“オーラ”は凄かった!やっぱり選ばれた人間ているんだね。
今までボクが“詩”で最も影響を受けたのは
アラニス・モリセットとフィオナ・アップル。
(両者ともにボクより年下の女性。自分でも意外だけど、この影響は間違いない。)
よく『女性の方が現実的でシビアだ。』というがその通りだと思う。
シュールな視点から描かれる言葉は極めて説得力がある。
説明なんて不要だったりする。
※ちなみに正式タイトルは音楽史上最長。90語からなる一編の“詩”である。
1.ON THE BOUND 2.TO YOUR LOVE 3.LIMP 4.LOVE RIDDEN 5.PAPER BAG 6.A MISTAKE 7.FAST AS YOU CAN 8.THE WAY THINGS ARE 9.GET GONE 10.I KNOW
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