『親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ』

これは一休和尚が正月に書いた言葉らしい。
檀家からは『正月から何と不謹慎な！』と怒りをかった言葉らしいね。

家族にとっての幸せ。
その一つとして“順番通りに世を去る”と言う考え方もある。

親より子が先に世を去ることほど不幸なことはないものね。

故人を見送る家族への慰めの言葉でしかないのかも知れないけど深い言葉だと思います。

今日は朝から医療機関や家族と連絡を取り合い利用者様の今後について色々と考えさせられました。

少し前までは凄く元気にされていたＳさん。
入院先の病院で余命宣告を受けてしまいました。

糖尿病と重度の褥瘡で辛い思いをしているＫさん。
慣れ親しんだホームでの生活は継続出来ないかも知れません。

グループホームは病院ではないからさ。
ＳさんもＫさんも認知症は患っていてもとても元気に生活されていました。
元気な時を知っているから現実を受け入れるのは中々難しいね。

ＳさんもＫさんもボクが会いに行くと『来てくれてありがとう。気を付けて帰るんだよ。』と声をかけて下さいます。
御自身は本当に辛い思いをしているのに…本当に胸が張り裂けそうな気分になります。


今日、妻や子供達は早朝からバスケの大会へ行きました。

医療機関や御家族との連絡が一段落した今、誰もいないリビングで一人考えに更けています。

色々と問題はあれど、家族が一つ屋根の下で生活出来ること。
厄介なことを押し付けられながらも必要とされる自分がいて、仕事があること。
中々会う機会はなくとも、どこかで友達と繋がっていられること。

本当に本当に幸せなことだと思います。

介護の仕事に就いたおかげで今の自分がある。

今の自分が良いのか悪いのか分からないけど、本当に尊い仕事に就けて光栄だと思います。


今日はこれから夜勤。
明日は家族会＆運営推進会議があるのでよ。

前向きな気持ちで乗り切りたいと思います。

皆様も前向きな気持ちで厄介な季節の変わり目を乗り越えましょう！


ケセラセラ☆