GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

夏の終わり

2009年08月23日 23時58分55秒 | 介護のお仕事
今日はホーム恒例行事の夏祭り。
一年で一番デカいイベント。
去年は雨で中止になりました。

今年は新しい職員が軸となって数ヶ月前から企画を立て、新しいTシャツも作ってみんな意気揚々。
色々と問題はあったけれど、何とか今日を迎えることが出来ました。

準備が大方揃った頃。
一人の職員が体調不良を訴え早退。
暫くして一本の電話が。

『インフルエンザにかかってしまいました…。』

鼻腔検査で診断されたのは“A型”だったようだけれど、“新型”の可能性もあると言うことで上司と相談の上、昨年に続き中止…。

数ヶ月前から時間とお金と情熱をつぎ込んだものだったからね。
やっぱりみんながっかりしていました。

認知症にかかり、誰かの手助けがなくては生活することが困難になってしまった利用者さんたち。
少し前までは『痴呆(ボケ)老人』と呼ばれていたのですね。

平成18年4月から“痴呆(ちほう)”と言う言葉は禁句とされ“認知症(にんちしょう)”と言う言葉に置き換えられました。
(介護の世界ではね。)

しかし“痴呆”と言う漢字にはとても的確かつ深い意味があるのだそうです。

“痴”と言う字は『知識が犯される病』と言う意味で…
“呆”と言う字は『人間が無防備な姿を晒している。』と言う意味があるようです。

人間、誰しも行く末は今まで蓄えた知識が犯され、無防備な姿を誰かに晒し生きて行くことになるかも知れない。
これは誰にもあり得ることなのよね。

敢えて汚い言葉を使いますが。
ボクら認知症介護を専門とする介護職員はボケジジイ、ボケババアの世話をすることを生業としている訳です。
けれども…どんなにボケジジイでもボケババアでも…美しく輝く尊い人生を送って来られた大先輩なのよね。


今日の夏祭りが中止になって職員はみんな落胆していました。

けれど…利用者さんたちはボクらの気持ちを見透かすように中止になった夏祭りを盛り上げてくれました。(室内のレクリエーションで。)

何だか申し訳なかったけれど、感謝の気持ちで一杯になりました。

何だかんだ偉そうなことを言っても、結局ボクらは利用者さんたちを扱っているようで、実は利用者さんたちの大きな掌の上で勉強させてもらっているんだなと改めて思いました。

本当に心の底から有り難う御座いましたと言いたいです。


もう夏も終っちゃうんだね。
ってことは次は秋だね。

我が家は夏休みのお楽しみを最後に残しているのです。
『美味しいものは最後に食べる派』なのねボクは。

今年の家族旅行のお供はマイケル・ジャクソンになりそうね。

ケセラセラ☆
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