皆さん、先程の試合は御覧になりましたか?
通常、ボクシング・ファンが採点すれば当然、ランダエタ選手の勝ちでしょう。
・・・と言うか、ランダエタ選手が“チャンピオン”だったらですね。
お互い、挑戦者同士の戦いなんだからあんな余裕綽々としたボクシングをしていてはダメですよね。ランダエタ選手は。
世の中の大凡は勘違いをしているんでしょう。
『亀田が世界チャンピオンになった!!』と。
しかし違いますね。
亀田選手は“暫定チャンピオン”なのです。
(訂正:暫定チャンピオン決定戦かと思っていましたが違いました。新チャンピオン決定戦だったんですね。)
“世界チャンピオン”になるには“世界チャンピオン”を倒すしかない。
(世界チャンピオンが引退した場合や、新設のタイトルは違いますが。)
亀田選手及び亀田家の人々はおそらく相当な努力・苦労をしてきたのでしょう。
それは素晴らしいことですよ。
が、しかし・・・
思い通りのマッチ・アップ、チャンピオン路線を歩んできた亀田選手のタイトルにそれ程の価値があるかは疑問です。
この試合を見ていて3人の日本人選手が頭に浮かびました。
(ボクは昔、ボクシングおたくでしたので。。。)
◎葛西裕一
【19戦18勝(12KO)1分】の戦歴を引っさげウィルフレッド・バスケス(プエルトリコ)の持つWBA世界J・フェザー級王座に挑戦。
当時、人気も実力も絶頂にあった葛西が、実力に陰りが見えてきたベテラン王者バスケスを軽く倒し、タイトル奪取間違いなし!と言われていたこの試合。
終わってみれば1ラウンドに3度のダウンを喰らいまさかのKO負け。
この後、海外遠征などでキャリアを積みなおし、バスケスからタイトルを奪ったアントニオ・セルメニョに2度挑戦するも、世界のベルトには手が届かず・・・
(亀田が1Rにダウンした時、『来たか!!』と思いました。)
◎三谷大和
父親の“超スパルタ教育”で9歳の頃から世界チャンピオンを目指し、アマチュアでは数々の栄冠を勝ち取る。
崔龍洙(韓国)の持つWBA世界スーパーフェザー級王座に2度挑戦するも念願叶わず・・・
父親の『世界チャンピオンになれない男は“三谷”の姓を名乗るな!』とのお言葉により“三谷”の姓を剥奪される・・・(確か離婚した母親の姓を名乗った。)
※現在は“三谷”の姓に戻られているようです。
(親父が“熱い!熱過ぎる!”のは亀田家だけではありません。)
◎渡辺雄二
【10勝(10KO)無敗】のまさにパーフェクトレコードを引っさげ(亀田選手は11勝(10KO)無敗ですね。)ヘナロ・エルナンデス(アメリカ)の持つWBA世界J・ライト級王座に挑戦。
※渡辺選手の戦歴には国内名王者“赤城武幸”を2Rで沈めた試合が含まれています。亀田選手のように“噛ませ犬”相手に築いたキャリアとは訳が違います。
兎に角、倒すボクシングに徹する渡辺・・・しかし、老練なへナロの前に自分のボクシングをさせてもらえず・・・無残な6R・TKO負け・・・
へナロはこのタイトルを8度防衛。へナロからタイトルを奪ったのは、オスカー・デラ・ホーヤである。(どれだけ凄いチャンピオンかお分かりですね。)
渡辺はこの後、1階級下げ再起を果たしウィルフレッド・バスケス(プエルトリコ)の持つWBA世界フェザー級王座に挑戦。(そう。葛西を倒した怪老バスケスは3階級目を制覇していたのです。)
葛西が敗れた日から3年後のその日。
渡辺の夢は結局叶いませんでした。
【渡辺雄二】
ボクが国内で1番好きなボクサーは間違いなく渡辺雄二選手です。
世界チャンピオンにはなれませんでしたが、力強く潔いボクシングは本当に熱かったし、素敵だった。
亀田選手の『これで親父のボクシングが世界に認められた・・・涙。このベルトは親父にプレゼントします!』
正直、これは感動しました。
亀田家の普段の素行がどうあれ、親子兄弟が1つの夢を追い続け、夢を手に入れたのですから感動もんですよ。
ボクも男の子の親なので、親父と息子が1つの夢を追うことの素晴らしさは分かります。
分かりますと言うより、凄く尊く素晴らしいものだと思います。
それだけに、あの様な形で夢が叶ったのが歯がゆいのです。
きっと負けた方が強くなったと思いますよ。亀田選手は。
最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました。
通常、ボクシング・ファンが採点すれば当然、ランダエタ選手の勝ちでしょう。
・・・と言うか、ランダエタ選手が“チャンピオン”だったらですね。
お互い、挑戦者同士の戦いなんだからあんな余裕綽々としたボクシングをしていてはダメですよね。ランダエタ選手は。
世の中の大凡は勘違いをしているんでしょう。
『亀田が世界チャンピオンになった!!』と。
しかし違いますね。
亀田選手は“暫定チャンピオン”なのです。
(訂正:暫定チャンピオン決定戦かと思っていましたが違いました。新チャンピオン決定戦だったんですね。)
“世界チャンピオン”になるには“世界チャンピオン”を倒すしかない。
(世界チャンピオンが引退した場合や、新設のタイトルは違いますが。)
亀田選手及び亀田家の人々はおそらく相当な努力・苦労をしてきたのでしょう。
それは素晴らしいことですよ。
が、しかし・・・
思い通りのマッチ・アップ、チャンピオン路線を歩んできた亀田選手のタイトルにそれ程の価値があるかは疑問です。
この試合を見ていて3人の日本人選手が頭に浮かびました。
(ボクは昔、ボクシングおたくでしたので。。。)
◎葛西裕一
【19戦18勝(12KO)1分】の戦歴を引っさげウィルフレッド・バスケス(プエルトリコ)の持つWBA世界J・フェザー級王座に挑戦。
当時、人気も実力も絶頂にあった葛西が、実力に陰りが見えてきたベテラン王者バスケスを軽く倒し、タイトル奪取間違いなし!と言われていたこの試合。
終わってみれば1ラウンドに3度のダウンを喰らいまさかのKO負け。
この後、海外遠征などでキャリアを積みなおし、バスケスからタイトルを奪ったアントニオ・セルメニョに2度挑戦するも、世界のベルトには手が届かず・・・
(亀田が1Rにダウンした時、『来たか!!』と思いました。)
◎三谷大和
父親の“超スパルタ教育”で9歳の頃から世界チャンピオンを目指し、アマチュアでは数々の栄冠を勝ち取る。
崔龍洙(韓国)の持つWBA世界スーパーフェザー級王座に2度挑戦するも念願叶わず・・・
父親の『世界チャンピオンになれない男は“三谷”の姓を名乗るな!』とのお言葉により“三谷”の姓を剥奪される・・・(確か離婚した母親の姓を名乗った。)
※現在は“三谷”の姓に戻られているようです。
(親父が“熱い!熱過ぎる!”のは亀田家だけではありません。)
◎渡辺雄二
【10勝(10KO)無敗】のまさにパーフェクトレコードを引っさげ(亀田選手は11勝(10KO)無敗ですね。)ヘナロ・エルナンデス(アメリカ)の持つWBA世界J・ライト級王座に挑戦。
※渡辺選手の戦歴には国内名王者“赤城武幸”を2Rで沈めた試合が含まれています。亀田選手のように“噛ませ犬”相手に築いたキャリアとは訳が違います。
兎に角、倒すボクシングに徹する渡辺・・・しかし、老練なへナロの前に自分のボクシングをさせてもらえず・・・無残な6R・TKO負け・・・
へナロはこのタイトルを8度防衛。へナロからタイトルを奪ったのは、オスカー・デラ・ホーヤである。(どれだけ凄いチャンピオンかお分かりですね。)
渡辺はこの後、1階級下げ再起を果たしウィルフレッド・バスケス(プエルトリコ)の持つWBA世界フェザー級王座に挑戦。(そう。葛西を倒した怪老バスケスは3階級目を制覇していたのです。)
葛西が敗れた日から3年後のその日。
渡辺の夢は結局叶いませんでした。
【渡辺雄二】
ボクが国内で1番好きなボクサーは間違いなく渡辺雄二選手です。
世界チャンピオンにはなれませんでしたが、力強く潔いボクシングは本当に熱かったし、素敵だった。
亀田選手の『これで親父のボクシングが世界に認められた・・・涙。このベルトは親父にプレゼントします!』
正直、これは感動しました。
亀田家の普段の素行がどうあれ、親子兄弟が1つの夢を追い続け、夢を手に入れたのですから感動もんですよ。
ボクも男の子の親なので、親父と息子が1つの夢を追うことの素晴らしさは分かります。
分かりますと言うより、凄く尊く素晴らしいものだと思います。
それだけに、あの様な形で夢が叶ったのが歯がゆいのです。
きっと負けた方が強くなったと思いますよ。亀田選手は。
最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました。
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