こんにちは。
久し振りに本を読んでいます。
残像に口紅を(筒井康隆・著)
内容説明…「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説。
5月1日から今までの生活環境が一気に変わり、毎日色々なことを考え、葛藤しています。
新しい環境を前向きな気持ちで受け入れたいからなのか…過去に関わっていたもの(人)や依存していたもの(人)を自分自身の心の中から消そうとしている自分がいます。
人生。必要なものだけが残るとは限らない。必要なものを失うこともまた必然。
そんな時に読み始めたこの1冊。
まだ半分くらいしか読んでないけれど。
今の自分に効く何かが見つかれば良いな。
『では意識野からまだ消えないうち、その残像に薄化粧を施し、唇に紅をさしてやろう。』(本文より)
ケセラセラ☆