一生

人生観と死生観

断定しない若者言葉

2008-11-18 16:47:39 | 哲学
11月18日  曇り
 「これってなんちゅうか、中途半端じゃない? ピアスは耳にするものとばかりは限らないんじゃない?口元の飯粒とかと間違える年寄りの人とかいても、教えてやればいいんじゃない?」
 若者には若者文化があると寛容だった私もピアスを口元にしている若い女性を見て驚いた。飯粒と間違えたのは私である。「あ、口元に何か付いてますよ」
 ニコニコして答えたのはその女の子であった。「これピアスです」
 私がニコニコして言ったから争いにはならなかった。暴力を振われたりすることもあるそうなので近頃は物騒な世の中だ。
 週刊朝日を見ていたら、内舘牧子が論じていた。断定しない若者言葉に彼女はイラついているが、まったく同感だ。歯がゆいことおびただしい。それは若者だけでなく、もっと年上の年齢層にも拡がりだした。「とか」を多用する、また文の途中に疑問形を入れて、断定を避けつつ柔らか味をつける。こんな日本語はまったくいただけないが、世はとうとうとしてその流れに従うかに見える。困ったものだ。