一生

人生観と死生観

オバマ米大統領に

2008-11-05 17:21:20 | 哲学
11月5日 晴れ かねて優勢を伝えられていたアメリカ民主党大統領候補オバマ氏が選挙の勝利宣言をおこなった。当初誰がこの結果を予想したであろうか。 歴史は進み、アメリカはついに黒人の大統領を生むことになった。オバマは黒人外交官と白人との混血児で、純粋な黒人ではないが、その雄弁は人種を超えて人々の心を魅了するものである。Change! という言葉の響きがよい。彼の立場ははアメリカの人々のために尽くすだけでなく、アメリカの代表として世界に貢献することである。その演説は言葉だけの空疎な響きはまったくない。演説のしめくくりに神の加護を求めるのも形式的な決まり文句という調子ではなく、建国以来奮闘してきた先人の長い労苦の基盤に立っての祈りに思える。 私はアメリカの進歩的な社会体制を羨ましく思う。しかしこれは始まりである。どんなことがオバマの前途に待っているか誰にも分からない。ただ彼が勇士として人類の先頭に立つ働きをしてくれることを祈るばかりだ。