一生

人生観と死生観

人生の哀歓

2008-07-25 14:28:01 | 生活
7月25日 曇りのち多分雨
 雲行きがおかしいので午後は雨になるだろう。客人を迎える準備をする。
 多くの人がそれぞれの人生論を持ち、生きるための工夫をしているのは勿論それでよい。人生は限りがあるからこそ、その日その日を精一杯生きようとするのはそれでよい。そこで出遭う人と事件はその人の物語を作る。
 幼いときこの世は親の保護のプリズムを通して見る。未知のことが多く、その果ては恐怖の空間である。嬉しいことも、怖いことも、経験が彼の成長の糧となるのである。
 成人してからも人は本当に自分の目で見ることはなかなか容易でない。しかし一度要領を覚えてしまえば、この世界のいろいろな仕組みが見えて面白いことが分かる。詩人の感性を豊かに持っている人ならそれを表現してみたくなるに違いない。芭蕉のように十七文字に世界を閉じかめることができた人もいる。人生の哀歓は小さいようだが貴重なものである。積極的に大事にしなければならないのだ。