古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

色も香も同じ昔に咲くらめど・・・(関戸本古今集から)(大字かなの練習)

2018-12-10 06:59:16 | 書道
い路裳かもお奈しむかし尓さ九羅面と ゝ志ふる人曽あら多未利ける
色も香も同じ昔に咲くらめど 年ふる人ぞあらたまりける

関戸本古今集(伝藤原行成(三蹟の一人)筆)からです。
特に2行目の変化ある字形とバランスに魅せられました。

半切大の大きさでは、ここしばらく漢字の行書・草書を書いてきましたが、仮名のそれは1年半ぶりになりましょうか。
漢字の草書で筆の上の方を持つ練習をしてきていましたので、意外とすんなり仮名にも戻れました。
行書の奥に草書があり、草書の奥に仮名がある・・・そんな雰囲気のほんの一端を・・・。
筆は入手して間もない白狸の中筆、穂先がよく纏まってくれるようです。

歌の意味は分かったような、分からないようなでありますが、
この歌の前に「さくらの花のもとにて年の老いぬるを嘆きてよめる 紀友則」とあるとのことで、
“桜の花は、その色も香りも昔と同じように咲くようだけど、それを見る自分の姿は変わって(老いて)しまったことよ”
ぐらいのようです。

[補記]
普通、半切大のものを書くとスカッとします。
しかし今回はちょっと違うようです。

本日をもって国会も閉会。

国会の様を見ているとモヤモヤ感が募ります。
政府・与党がよかったとは言いませんが、
去年のモリカケ騒動そして今年と、
総じてみれば、今の野党は、低劣、愚劣を通りこして
卑劣極まりないと思います。
彼らの頭の中にあるのは“選挙”だけで、
結果、あのパフォーマンスに至るのでしょう。

“入管”にしても“水”にしても、もっともっと時間をとって
論議してもらいたかったテーマです。
しかし時間をとったとしても、ヒステリックに反対を叫ぶだけで、
建設的な議論は期待できなかったでしょう。

何よりこれらの法律を人質にして、
国の大事である「憲法」は論議にすら入ってこないというのですから、
議員という職務の放棄そのものです。

それにしても野党で質問に立つ人、
なぜ明らかにブーメランの倍返しが予想される者をあてるのでしょう。
当人たちだけでなく、野党の党自体が無責任化し恥知らず
になっている証左だと思われます。

googleで“野党”と入力すると、変換候補語の上位の方に、
“野党 支持率”、“野党 無能”
が列挙されます。

またweb上の連想類語辞典に、“恥知らず”と入力すると、
なんとなんと約2,000語程の言葉が例示されます。
その中には、破廉恥、厚顔、図図しい、顰蹙を買う、
しれッとしている、盗人猛々しい、卑しい、嫌悪を催す
・・・などなど、
面白いほど今の野党にピッタリの言葉のオンパレードです。
(興味のある方は是非開いてみて下さい)

野党(これに既存のマスコミ)がこんな状態では
健全な民主主義は機能しません。
どうか野党の皆さんには、健全な野党として大事な役割を
果たしてほしいと思います。

そんなモヤモヤ感、どうやら半切一枚を書いたぐらいでは
払拭できそうにはありません。







コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の養老渓谷・粟又の滝 | トップ | バラなど(教室にて) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2018-12-10 07:20:36
何時もの事ながら、字のバランス、筆の流れと言うのでしょうか字の流暢さはお見事だと思います。仰る通り、特に2行目はこの書の見せ場のような感じがします。
国会仰る通りですね。このような人たちを選ぶ国民、それをミスリードするマスコミにも責任があるのかとも思ったりします。
返信する
Unknown (サガミの介)
2018-12-10 08:47:31
相変わらず見事なバランスで落ち着きを感じます、素人の私が感心する墨継ぎの妙があるように思います。
日本には素晴らしい仮名の文化をはじめ世界に誇る美しい歴史と伝統、恥の文化があるのに、今の政治の世界は醜く、まさに「恥知らず」ではないですか、とても悲しく無力感に襲われます。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書道」カテゴリの最新記事