不動明王の明王というのは、悪魔を調伏して仏経を守る守護神だそうで、そのうちの五大明王の中心が不動だそうです。好一対といってよいような、慈悲の地蔵と、忿怒の不動は、ともに一般の人の心をとらえたようで、広く信仰されたようです。不動は、修験道の本尊として山伏によって広まったということもあるようです。以下は独立した不動尊です。
塙不動尊(飯富町 藤井川へ下る崖の途中)
崖の途中のわき水のある場所が、不動尊の敷地に選ばれたようでした。
成沢町の不動尊(成沢町 県道51号線沿い)
不動の利剣が奉納されたようで、壁に沢山貼りつけられていました。
不動尊(飯島町 市道・河和田・飯島線沿い墓地)
ここは信仰が途絶えてしまったのでしょうか、雨漏りがひどく崩壊も近くなってきていました。
下市不動尊(浜田2 利生山児童公園向かい)
利生山薩埵寺(さったじ)の境内にあったようですが、現在はその寺はなくなり、この不動のみが残っています。建物を取り巻く石造物は見ごたえがあります。
羽黒山不動明神(下大野町 市道・常澄6-4号線沿い)
下大野の古い道沿いに、下の菅谷不動と400mくらいの間をおいて建っています。このあたりは不動信仰が盛んだったのでしょうか。
菅谷不動尊(下大野町 市道・常澄6-4号線沿い)
建物内には、たおれていて読めない木札が一枚あるだけで、ほかになにもありませんでした。