ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸偕楽園記碑裏にある禁條

2018-11-14 19:45:53 | 地域紹介

 偕楽園内好文亭近くに徳川斉昭が書いた偕楽園記の石碑がありますが、その裏にも漢文で「禁條」が彫られています。碑の後に樹木があってほとんど見ることができず、上の写真は辛うじて撮れたものです。短いので下に全文をあげてみます。
 厳しい倹約令で、生活に潤いがなくなるのを補いたいという気持が徳川斉昭にはあったようで、藤田東湖らの改革派もあまり乗り気でなかった偕楽園建設を押し進めたようです。

 

凡(およ)そ園亭(偕楽園)に遊ぶ者、卯(う 午前6時ごろ)に先だちて入り、亥(い 午後10時ごろ)に後(おく)れて去るを許さず。
 朝の6時ごろから夜の10時ごろまでいてよかったようですから、今よりゆるやかだったようです。

 

男女の別、宜(よろ)しく正すべし。雑沓(ざっとう)以(もっ)て威儀を乱すを許さず。
 男女同伴はだめだったようです。また、武士と庶民の入園日は区別されたそうです。雑沓でも礼儀を失してはいけないということでしょう。

 

沈酔謔暴(ちんすいぎゃくぼう)及び俗楽も亦(また)宜(よろ)しく禁ずべし。
 泥酔したり、ふざけたり、あばれたりすることや、三味線などの楽曲などの楽しみも禁じたようです。茶を飲んだり、瓢箪・吸筒(すいづつ)の酒を酌み交わしながらウメをめでたり、詩歌などの宴を開くことは許可されたようです。

 

園中、梅枝を折り梅実を采(と)るを許さず。
 今もそうですが、梅の花(枝)・実をとってはいけなかったようです。斉昭は、早くから苗を育ててその実(種)をまかせたり、モモの台木にウメを接ぎ木しろと命じたり、他藩から水戸にない品種を取りよせたり、いろいろと努力していたようです。

 

園中、病(やまい)無き者の轎(かご)に乗るを許さず。
 園内に病人以外、かごに乗ってはいってはいけないとありますが、これは武士用でしょう。

 

漁猟禁有り、制を踰(こ)ゆるを許さず。
 魚や獣を獲ってはいけない、規則を破ってはいけない。魚はともかく、獣は何が獲れたのでしょう。水戸城本丸あたりは猪山とも言われていたそうですから、イノシシなども出たのかもしれません。

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水戸のキク

2018-11-13 20:24:46 | 地域紹介

 今は菊がさかりの時期で、私たちの目を楽しませてくれます。特に伝統的なキク栽培は、1年がかりの大変な仕事のようです。こうして私たちが楽しめるのは、多くの人たちの苦労の成果ということのようです。

 

三の丸広場(三の丸1-5 弘道館施設の現在との比較の4の北側あたりです)
 「水戸の菊花展」が開催されていました。水戸黄門漫遊マラソンのイベント会場がとなりで、そのときにもキクは展示されていましたが、マラソンと比べると、こちらは少し寂しそうでした。

 

水戸八幡(八幡町8-54)
 「菊まつり」が行われていました。盆栽仕立てで木本の小菊や、水戸一中の生徒が咲かせた三本仕立てのキクなど、色々なキクがありました。去年は、鳥居がキクで仕立ててありました。オハツキイチョウの黄葉も見ごろです。

 

吉田神社(宮内町3193-2)
 拝殿前に奉納された、富士山と扇型に仕立てた菊が飾ってありました。はやっているのでしょうか、三の丸の菊花展にも同様の仕立てがありました。

 

東照宮(宮町2-5-13)
 拝殿前や、門内参道の両側に、奉納されたキクがたくさんおかれていました。参道上の天井には、絵の梅の花が咲き、鶯がとまっていました。

 

見川稲荷神社(見川2-91)
 拝殿向って左側に三本仕立てのキクがずらりと展示されていました。三本仕立ては、天地人といって、3本の花の高さがそれぞれに違うのだそうです。拝殿内には新米が奉納されていました。

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水戸の実と種(8)

2018-11-12 20:57:32 | 地域紹介

 今回も木本の実です。

 

       

オニユズ(田野町 撮影9/26)
  ミカン科。シシユズともいうようです。ごつごつしていて大きな実ですが、ユズのようには使えないようです。もう黄色になっていることでしょう。

 

       

イチイ(七ツ洞公園  下国井町2243 撮影10/3)
 イチイ科。七ツ洞公園の秘密の花園にありました。子供のころよく食べていましたが、赤い部分以外は有毒だそうですので食べない方が無難でしょう。

 

       

エノキ(鹿島神社 渋井町420  撮影10/6)
  ニレ科。余り目立たない小さな実です。いまはもっと赤くなっているでしょう。これは食べられるそうです。

 

       

シロダモ(吉田神社 六反田 撮影11/2)
  クスノキ科。今ごろは花も咲いています。その花が来年の秋に赤い実になるのだそうです。

 

       

センダン(住吉町 撮影'17/12/17)
  センダン科。これは去年の写真です。沢山のヒヨドリが来てにぎやかく実をついばんでいました。

水戸の実と種(7)

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水戸の展望台(6)

2018-11-11 21:13:21 | 地域紹介

ケーズデンキスタジアム水戸(小吹町2058-1)
 運動場側ばかりではなく、外側の風景を楽しむのもよいものです。

 

常磐線跨線橋(水戸駅東側)
 柵町(さくまち)と三の丸を結ぶ歩道跨線橋から見た常磐線線路風景です。写真は跨線橋から駅方面を写しています。

 

宝蔵寺(谷田町633)
 門から眺める景色は、春の桜の時期と、冬の木に葉のないころがよいようです。ここからはかつては巨大な羅漢寺が眺められたのでしょう。

 

イオンモール水戸内原3F(内原2-1)
 駐車場の向こうに、北側の田園地帯の眺めが楽しめます。

 

くれふしの里古墳公園(牛伏(うしぶし)町201-2)
 4号古墳の上からの風景です。埋葬された支配者も眺めを楽しんでいるのでしょう。

水戸の展望台(5)

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水戸の提灯

2018-11-10 21:43:09 | 地域紹介

 水府提灯といって、水戸では提灯づくりが盛んだったようです。貧しかった江戸時代の武士の副業として、提灯造りはウナギの串づくりなどとともに行われていたようです。竹のヒゴを螺旋状にしないで、一つ一つ丸めて作るのが水府提灯の特徴のようです。

 

水戸ちょうちん祭り(水戸駅北口)
 青年会議所主催で、水戸黄門漫遊マラソンの日に併催されていました。水戸での提灯の位置が分かります。

 

マルシェ・ド・ノエル2018(11/10)(茨城県立現代美術館 千波町666-1)
 美術館開催のイベントですが、すごい人出でびっくりしました。鈴木茂兵衛商店の、新しいいろいろな提灯が展示されていました。その他の店も、それぞれに新しい提灯の形を模索しているようで、今後が楽しみです。

 

祭礼提灯(城東)
 宮内町吉田神社の秋季例大祭には、今も一般家庭で提灯を下げることが行われているようです。

 

黄門まつり'17(南町)
 去年の8月に行われた黄門まつりには、たくさんの提灯が下げられていました。写真奥の点もみな提灯です。

 

夜の偕楽園(常盤町1-3-3)
 今年の梅まつりに、夜間の歩道を照らすたくさんの提灯が下げられていました。

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