ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の恵比寿大黒(2)

2024-02-29 21:02:35 | 水戸

掛軸(水戸市立博物館 大町3-3-20)
 鈴木家文書の中にある、恵比寿大黒を当主が描いたらしい掛軸だそうです。甲子(きのえね)年の甲子日に描いたとあるそうです。甲子大黒といって、大黒を甲子の日に祀る習慣があったそうなので、それに恵比寿が加えられたのでしょうか。いずれにせよ、お正月などに飾る、めでたい掛軸なのでしょう。

 

ウィンドウ(明鏡堂 緑町1-9-11)
 大きな大黒と小さな恵比寿です。それぞれに違った来歴を持った像なのでしょう。ウィンドウに飾られていましたが、面白い取り合わせだなと思いました。

 

わくわく美術展(ザ・ヒロサワ・シティ会館 千波町697)
 高齢者の作品を展示したという、わくわく美術展に、堀口敏廣作、「恵比寿大黒様」という題の木彫面が展示されていました。口を開くことと閉じることをいう阿吽(あうん)を意識しているようにも見えます。写真左が恵比寿、右が大黒なのでしょう。

 

関東サービス㈱(赤塚2-2016-15)
 道路に面して、石彫の恵比寿大黒が並んでいました。恵比寿は鯛を釣り竿なしで持ち、大黒は大きな打ち出の小槌を両手で持つというスタイルのように見えます。

 

おたからや赤塚店(河和田2-1782-1)
 買取専門店おたかやらの赤塚店です。ロゴマークのようですが、今様のかわいいスタイルのようです。鯛の顔もポイントの一つなのでしょう。

水戸の恵比寿大黒(1)

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水戸・偕楽園で見た梅花の後ろ姿

2024-02-28 21:22:34 | 水戸

 偕楽園の梅は、今ほぼ満開になっているようです。そうした梅の花を裏側から萼(がく)をおもに見てみました。名前の後にある咲き方などの説明は、園内の掲示板や、偕楽園のHPにあるものです。

 

月影(つきかげ)  中咲き・青白色・野梅系・一重
 青白色や緑色の花といわれる月影ですが、萼の緑色が白い花弁を通して見えるということもあるのでしょう。水戸六名木の一つだそうです。

 

白加賀(しろかが)  中咲き・白色・実ウメ系・一重
 今の偕楽園は、花を楽しむための梅が多いようで、白加賀のような、徳川斉昭がふやそうとした、軍糧としての実を食べる梅の木は少ないようです。花は大輪で、実も大きいそうです。

 

月影枝垂(つきかげしだれ)  中咲き・青白色・枝垂れ系・一重
 この枝垂れと表示のある月影は、萼が緑色でなく、あまり、青白色の花といった感じはないようです。枝は緑色のようです。

 

虎の尾(とらのお)  早咲き・白色・スモモ系・八重
 白梅の萼は、このような、赤茶色に緑色が見える姿が多いように感じます。花弁が散った後に、木が赤っぽく見えるのは萼のせいなのでしょう。

 

水心鏡(すいしんきょう)  中咲き・黄白色~白色・野梅系・八重
 開花時、花は黄白色で、白色に変わっていくそうです。水心鏡というのは雨乞いのときに使われる鏡のことだそうです。右側は、花弁が散って残った萼です。

 

月宮殿(げっきゅうでん)  中咲・乳白色・野梅系・八重
 30~40mmの大輪の花を咲かせるようです。これも萼は赤茶色に緑色があるようです。

 

道知辺(みちしるべ)  中咲・紅色・野梅系・一重
 紅梅の萼は、花弁と同じように赤い色素がはいっているようです。このような濃くない紅色の花では、萼の方が濃い赤色に見えるようです。

 

玉光枝垂(ぎょっこうしだれ)  中咲・紅色・枝垂れ系・一重
 これなどは、がくは花弁とほとんど同じ色のように見えます。江戸時代からある品種のようです。

 

見驚(けんきょう)  中咲・薄紅色・野梅系・八重
 30~40mmの大輪だそうで、目を驚かすという意味の名前なのでしょう。これも萼の赤色が目立ちます。

 

鹿児島紅(かごしまこう)  中咲・濃い紅色・スモモ系・八重
 鹿児島紅は紅梅の中でもひときわ紅色が濃い品種のようです。萼もそれにともなって紅色が濃いように見えます。

水戸・偕楽園の梅の花(3)
水戸で梅を楽しむには

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ぶらっと歩きの風景in水戸(2-43)

2024-02-27 21:45:06 | 水戸

ビスケットの日(イオンモール水戸内原 内原2-1)
 現・日立市生まれの水戸藩士で、蘭学者・医師だった柴田方庵は、藩の命で長崎へ医学や海外情報収集のために派遣されたそうです。収集した情報の中に、ビスケットの製法があり、それを水戸に送ったのが安政2年(1855)2月28日(旧暦です。西暦では4月2日だそうです)だったそうで、それが記念日になったそうです。そのことを記した「方庵日録」という日記が残っているそうです。柴田を派遣したのは徳川斉昭でしょうが、その斉昭は、それよりずっと前の天保11年(1828)に、小麦、鶏卵、砂糖を原料にして蒸して固めた兵粮(ひょうろう)菓子をつくっているそうです。写真は、イオンモールで開催されていたビスケットの日を記念したイベントの一角です。柴田のことを書いた棚札もありました。

 

夜梅祭(弘道館公園、大手門等)
 水戸の梅まつりの一環である夜梅祭が、24日に弘道館公園とその周辺でおこわれていました。梅はほぼ満開で、人出もなかなかななものでした。大手門やそれに連なる長い塀に照明が当てられたり、大手門2Fが開放されたり(待ち時間30分)、ロゴライトで梅の花などの地面への照明がおこなわれたり、梅大使の着物ファッションショーが開催されたりしていました。

 

干し芋販売(偕楽園 常盤町1-3-3)
 最近、干し芋の人気が高まっているようです。写真は、偕楽園内で見た干し芋の幟ですが、町うちのあちこちで干し芋の販売が見られます。茨城県は干し芋生産量が2位と一桁違うという、群を抜いた日本一だそうです。農家は、出荷単価が上がって喜んでいるという話も聞きました。

 

まちなかリビング作戦のマップ(南町36°22'32.8"N 140°28'16.3"Eあたり)
 先日、まちなかスタンドをご紹介しましたが、もっといろいろあるようで、その案内地図(写真)が南町にありました。それによると、パークレット(道路の一部を極小の公園化したとでもいった空間のようです)、共用駐輪場や、新しいドッグランなどができたようです。

 

氏社(香取神社 栗崎町36°20'59.2"N 140°31'00.2"Eあたり)
 明治になって神社のランク付けがおこなわれ、別格で社格がない伊勢神社、官社、諸社(民社 府・県社、郷社、村社)、それに無格社があったそうです。戦後その制度は廃止されたそうです。写真はその無格社にあたる、氏社の表示のようです。屋敷神か産土神(うぶすながみ)といったものなのでしょう。初めて水戸で見かけた表示です。ここには、香取神社、稲荷神社、月読神社が祀られていました。

ぶらっと歩きの風景in水戸(2-42)

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水戸の年輪(5)

2024-02-26 21:35:21 | 水戸

せん茶車輪(東照宮 宮町2-5-13)
 徳川斉昭考案の、牛が引いて動くという戦車(安神車)が、東照宮に残っています。そして、藤森信照が、それから発想を得て、製作し寄贈した、「せん茶(戦車をもじっているようです)」という移動式茶室も現在境内に展示されています。その車輪は、写真のようにきれいな年輪を見せています。

 

飯綱神社神額(東赤塚2173)
 みごとな年輪を見せるケヤキの板に神社名が彫り込んであります。神額の文字は、大木喬任(たかとう)長男の、大木遠吉(えんきち)という、伯爵で原内閣の司法相などをつとめた政治家が書いたようです。

 

中根寺戸(加倉井町595)
 本堂にあるガラス戸下の部分に、年輪がよく見える板が使われていました。交互に同じ材からとった板が使われているようです。

 

郵便受け(笠原町)
 丸太を模した郵便受けの木口には、しっかりと年輪が見られました。葉が取っ手になっているのでしょうか。

 

ねんりん文化祭(ザ・ヒロサワ・シティ会館 千波町697)
 第28回茨城県健康福祉祭いばらきねんりん文化祭わくわく美術展がザ・ヒロサワ・シティ会館でおこなわれていました。わくわく美術展は高齢者の作品を展示しているそうです。同時に、県内小学生がおじいちゃん、おばあちゃんを描いた絵も展示しているそうです。それにしても、なんとも長い名前です。写真は会場で配布されていた作品集の表紙です。

水戸の年輪(4)

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水戸の自販機(4)

2024-02-25 21:06:58 | 水戸

 1~2月に見た、自販機に関する写真です。いろいろなものが出てきているようです。

 

醤油(旧・あきない(春夏冬)亭 米沢町283-2)
 最近の傾向らしい、量や種類の多さを看板にした店のようですが、笠原町へ移転するそうで、米沢町の店は閉店しているようです。ただ、そこに、店で使っているという、「あきない醤油」の自販機が、まだおかれているようでした。

 

アグニ(桜川2-1-6)
 四川料理で有名な店のようですが、普通の自販機よりは少し高めのように感じる、店の料理を販売する自販機が店頭に置かれていました。満員で店に入れない人が多いようですので、そうして人にとってありがたいのかもしれません。たぶんコロナとも関係して設置したのでしょう。

 

水戸市民会館(泉町1-7-1)
 水戸市民会館内には、自販機がないようです。このような表示が館内にあるということは、批判があるのでしょう。今後どうなっていくのでしょう。

 

低糖質(城東36°22'08.1"N 140°29'20.4"Eあたり)
 ななめ道向かいにある、「楽~ん」(城東1-5-45)が設置した、CHIE'S SWEETSという、低糖質スイーツの自販機だそうです。となりにある無人野菜販売所も営業しているのでしょうか。

 

台湾カステラ(中央36°22'03.6"N 140°28'08.5"Eあたり)
 内原のイオンモールに台湾カステラの自販機がありましたが、市内中央の駅南中橋近く(写真)にもありました。台湾カステラは、台湾で古くから食べられていたお菓子だそうですが、今、日本では、はやっているのでしょうか。

水戸の自販機(3)

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