今回は庚申信仰で、三猿が刻まれた青面金剛像です。猿が刻まれるのは、庚申の「申(さる)」からとも、山王権現とのつながりから、山王権現の使者が猿だからともいわれてるようです。さらに天帝に悪事を告げ口するという三尸(さんし)の虫からの連想で、三匹や、告げ口をしない「言わざる」などが出てきたのでしょう。
八坂神社(杉崎町818-1 杉崎ふるさとコミュニティーセンター脇)
邪鬼を踏みつけています。その下に三猿があります。
酒門町(谷田町公園近く)
民家にある小山の中程にある石造物群の一つです。
酒門町(八坂神社近くの道路脇)
これも邪鬼を踏んでいます。相当風化が進んでいます。
大井神社(飯富町3475)
大井神社境内西方にある墓地あたりにあります。
大足町(大足信号北方の三つ角)
三つ角にある4個並ぶ石造物群の一つです。三猿が碑の上面にある方が古いということを聞いたことがあります。
大場町(大貫橋の北東400m位)石造物群7
頭部が欠けていますが、三猿がありますので、青面金剛ということがわかります。