第39回ウクレレ・フェスティバル旅行記（サンディー・ビーチへ行く）

まだハナウマ・ベイが日本人にそれほどポピュラーでなかった1970年代に2度ほどそこへ行った事があったのですが、最近の過熱ぶりはものすごいようで、早朝からパーキングは満車、観光バスも入れない騒ぎになっているようです。
今回はここではなくその先にあるサンディー・ビーチにザ・バスを使って行ってきました。
バスの路線は22番。別名「ビーチ・バス」というもので、バスの基点として有名なアラモアナ・センターではなくワイキキのクヒオ通りからスタートし、途中ダイヤモンド・ヘッド登山口やカハラ・モール、ハワイ・カイ、ハナウマ・ベイ、サンディー・ビーチを経由してシー・ライフ・パークまで行く路線ですが、一般のバス路線は平日の運転本数のほうが休日より多いのに対し、この路線は平日が10本、土・休日は18本という「レジャー路線」で、しかもハナウマ・ベイが閉鎖される火曜日には運休という偏った運行の路線なのです。



さて、ホテルに近いバス停（F）で9:07発のバスを待つこととしました。
そこにはすでにたくさんの海水浴客が家族連れでバスを待っていました。
そしてそのバス停には空港送り迎えのバンらしき営業車が次々に止まり「ハナウマ・ベイまでひとり５ドルで行くよ」と客引きをしていましたが、「バスならその半額だもんね！」と彼らを無視してひたすらバスを待ちました。
でもこれが大きな間違いでした。
定刻に遅れて到着したバスは、なんと運転席を圧迫するほどのギューギュー詰め状態。
やっとのことで這い出してきた運転手さんいわく「皆さん、ご覧の通りこのバスは身動きもできないほど超満員なのでとてもこれ以上の乗車はできません。別ルートの23番もシー・ライフ・パークに行くので、それに乗って終点から逆に22番でハナウマ・ベイに行くことをお勧めします。それじゃ！」と言い残して発車してしまいました。

大半の人たちは途方に暮れていましたが、私はクヒオ通りを逆方向に向かうバスに乗って22番の始発点まで行くことにしました。

そこはカラカウア通りとクヒオ通りの分岐する地点で、カラカウアの銅像の建つ小さな公園となっています。


残念ながら次の9時36分発のバスは行ってしまいましたが3本目の10時36分発のバスをそこで待つこととしました。ハワイでバスに乗るにはこの「待つ」という行為が絶対に欠かせません。これにより人格形成ができる・・・・かどうかは不明ですが。
バスがやってきました。当然ですがガラガラ。


途中でどのくらい混雑するかと定点観測をいたしました。まずは出発地点。


次のバス停。


3つ目のバス停これでほぼ満員。でもさっきのバスほど「超満員にはなりませんでした。


ダイヤモンド・ヘッド登山口やカハラ・モールで降りる人もいたので多少入れ替わりがありましたが、ハナウマ・ベイに着くと「皆さんは大変ラッキーです。早朝からクルマできても駐車場はないですから」という運転手のアナウンスを背に大半の乗客が降りてしまいました。


そして次のバス停がサンディー・ビーチ。そこで下車するときに帰りのバスを時刻表で確認するとわずか20分後。
それじゃその1時間後のバスで帰ろう、とビーチの撮影をしていたのですが、20分後のバスがなかなかやってこないので、思い切ってそのバスが来たら乗ろう、とバス停で待機。


遅れて到着したバスで無事にワイキキに帰着しました。まだ昼ごろだったため途中のハナウマ・ベイで乗る人もほとんどなく、快適なドライブでした。夕方ワイキキに帰着した22番はやはり超満員でしたが。




サンディー・ビーチは文字通り「白い砂浜」で人出もあまりなく、快適な場所でした。