バッキー白片の歌とスチールギターによる名演「マイ・リトル・チカディー」という曲があります。(画面クリックで彼の亡くなる1年前1993年、81歳でのステージ動画が出ます)
タイトルの綴りが違っていて、作者名も違いますが、Waikiki Chickadeeと同じ曲ですね。
因みにバッキーさん没後6年の2000年にリリースされた6枚組のアルバムでは作者名が正しくなっていましたがタイトルも歌詞も「Chickadee」が「Chickade」となっていました。
わが国ではバッキーさんの功績で「マイ・リトル・チカディー」のタイトルの方が知られていますが、ハワイでは「ワイキキ・チカディー」と呼ばれることが多いようです。
果たしてどちらが正しいのでしょうか。
「チカディー」というのはシジュウカラの仲間のアメリカコガラのことを指します。
でも、歌詞で「マイ・リトル・チカディー」と歌われていてももちろん「鳥の歌」ではなく日本で言えば「小鳩」に例えるような恋人を歌ったものです。
1940年に作られた「マイ・リトル・チカディー」という喜劇映画もありますので
この言い回しは良く使われるのでしょうね。
ところでこの曲の正しいタイトルはどちらなのでしょうか。
実はハパ・ハオレの歌詞を集めたサイト「ハパ・ハオレ・ソングス」にはなんとこの両方が登録されているのです。
作者はいずれもメルヴィン・パオア、歌詞は一部分異なっていますが基本的には同じです。
どうやら両方のタイトルが存在していて、「どちらが正しい」というものではないのかもしれませんね。
この曲は私が2021年11月に出版した「Hula Song Favorites」
に収録しているのですが、このたびシート・ミュージックをいろいろと作成するにあたってそこから独立させて一つのシートミュージックにした次第です。
多少豪華に見えるように「両面カラー」で作成しました。(豪華というのはちょっとウソで片面がスミ一色でも価格がほとんど同じだったのです)
表面は今までの例に従って左右を逆に表示しました。
そして内側は歌とウクレレソロの1,2ページです(3ページ目は表の面にあります)
以前スチール愛好家の集まりでウクレレソロをご披露したところ「この曲のキーはAじゃなくてB♭だよ!」というご忠告?を頂いたのですが、それはもしかするとバッキーさんのキーなのではないでしょうか?
印刷物ではQRコードで動画に飛ぶのですが、以前オハナ・ウクレレ・パーティーでウクレレと歌を披露した動画になっています。
(このブログでは画面クリックで動画になります)
まぁ、シート・ミュージックシリーズのなかの色物ということでお許しくださいね。
そうですか、タケシさんもお父さんと同じB♭なんですね!
私のAはうくれれ・ソロを12フレット以内に町めるためで、それ以上の意味は有りません・・・
まぁ歌の音域の問題はありますけど。