第45回ウクレレ・フェスティバル（2015年7月19日）

2015年07月19日 | ウクレレ・フェスティバル

（本文中の写真をクリックしていただくと、かなりの場面で動画が現れます。）

　　今年のウクレレ・フェスティバルにはNUAから40名近い出演者が見えるとのことでしたので、現地側のサポーターとしてビデオや写真の記録係に徹することにしました。
5月の一時帰国時にもNUAの例会に伺い、フェスティバル出演に備えた練習を「部屋の外から（！）」聴かせていただき、完璧に近い仕上がりだったので安心して現地でお待ちしました。

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　　以前は午後に同じ会場でロイヤル・ハワイアン・バンドの演奏がある、とのことで午前9時ごろから午後1時半までというスケジュールだったのですが、最近はロイヤルハワイアン・バンドの演奏が無くなったようで、午前10時半から午後5時まで、とスタートが遅くなるとともに開催時間が長くなりました。
　　しかしそれでも世界中からの出演希望団体が目白押しとなったため、コロヘ今村さんをはじめ何名かの常連出演者への出場枠が厳しくなってまいりました。このため19回もの出演回数を数えていたコロヘさんの出演も今年が最後になるかもしれません。

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　　開演時刻が午前9時や9時半の時代には朝食もとらずにホテルを出て会場に着くのが5時から5時半だったのですが、移住してからはからはゆっくりと自宅で朝食をとり、折りたたみ椅子持参でのんびりと会場に向かうようになったので会場への到着時刻は7時半ごろとなり、「最前列席」などには縁がなくなっていました。
今回もそのつもりで会場に着いてびっくりしました。最前列にNUAの皆さんが座っているでは有りませんか。

なんでもiisanとshu-sanのお二人は5時半に会場に着かれたとか。もちろんまだ夜も明けていないころです。（写真は明るくなるように補正してありますが実際は真っ暗だったことでしょう）

お二人に続いてたくさんのNUAメンバーが到着されたため、最前列と２～３列めの中心部はNUAの皆さんで占めていて、私も最前列の中央の席を提供してもらいました。

何年か前のフェスティバルで或る日本からの有力グループが代表者数名だけ先乗りし、よい席を「予約済み」といった札とともに大幅に確保したことに主催者側から強烈なクレームが入ったことを知っていたので、NUAメンバーには以前から「必ず本人が座っているように」と徹底したこと、そして特に今年は幹事のみるき～さんが口やかましく（？）「時間の前倒し」を徹底させていたことが早い出足になったのでしょう。

　　開演時刻を過ぎると観客の数がどんどん増え、例年の賑わいになりました。

それぞれテントを持ち込み、家族でくつろぎながら音楽を楽しむというおなじみの光景も。
イムア・ウクレレのmacさんは会社がテントに出店しなかったそうで、NUAのメンバーのみなさんと歓談していました。

例年どおり数多くのテントが並び、抽選のあるテントにな長い行列ができていました。

久しぶりに出店したぷあぷあではケンさん陣頭指揮のもと、ロンソンとイーライも店番をしていました。いま話題のカラー・ウクレレも目立っていましたね。

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10時20分にロイ・サクマによる「開会の辞」があり

名物司会者のダニーカレイキニのお祈りと歌で45回のフェスティバルがスタートしました。

トップバッターはカリフォルニアからの常連「サンセット・ストラマーズ」です。

そして19回もの出場を数える常連中の常連コロヘ今村さん（と私）です。
主催者側の撮影した映像もあります。

続いて、これまた何回目かの出場の「ジョニー・チャン・ウクレレ・バンド（台湾）」です。なんでも台湾ではウクレレ愛好者が30万人いるとか。（もしかして日本より多い？）
韓国から参加の「コリア・ウクレレ・オーケストラ」では韓国流？のフラが披露されました。これが韓国の伝統なのでしょうね。

何年か前まではフェスティバルの常連であった「ラングレイ・ウクレレ・アンサンブル」も最近はこの時期シェラトン・ホテルの演奏だけを毎年続けていてもフェスティバルには出演していませんでしたが、今回久しぶりに出演しました。ただし名物指揮者のピーター・ルオンゴの姿が見えません。息子に代を譲ったのでしょうか？
次はそれこそ毎年出場している右腕のないニック・アコスタです。初登場のころは「少年」という印象でしたが、いまや立派な「青年」になっていました。それもそのはずもう19歳なのですから。

そしてNUAの出番になりました。
あらかじめ何度も何度も立ち位置を決めていたので、限られた時間内で見事に整列し、３曲を演奏しました。
3曲それぞれが異なる分野の曲であったため、会場からも盛大な拍手をいただきました。ロイも一つ覚えの（笑）「シンジラレナイ」を連発していました。

こちらも主催者側の撮影した動画がアップされています。

続いては記録的なyutubeアクセス数を誇るエイデン・ジェイムス君で、彼も何度も出演しているうちに「青年」へと変貌していました。

タイのNo1ボーカリストの栄誉を受けているシント・ナムチョックも毎年出場していて、ボンゴを弾く彼の祖父とハワイの若手カレイ・ギャミアオのウクレレによるバックアップで演奏しました。

余談ですが3年前にフラッと店にやってきた彼に「まったく弾いたことがないのだがスチールでSleepwalkを弾きたい」と言うので1回や2回のレッスンではムリだから、と4回のレッスンを行い、無事RGHデビューしたことがありました。

それ以来毎年やってくるたびに「マイ・ティーチャー」と呼んでくれています。（冗談でしょうけど）

ロイ・サクマ教室の生徒のグループとしては成人グループ「ストラマーズ」（プログラムによると155名、以下同様）のほか上級レベルで板付きの「2015フェスティバル・バンド」（157名）と中学生以下の３グループ、低学年から「グループ1」（101名）、「グループ2」（126名）そして「グループ3」（136名）合計520名を数えることができます。すなわち毎年のポスターやプログラムで「ロイ・サクマ・ウクレレ・バンド700名」と謳っているのはいわゆる「主催者側の発表」というわけです。もちろん今回出演したNUA、ヤマハ、ラングレイ等のメンバー数を合わせればそれに近くはなりますが、もちろん彼らは「ロイ・サクマの生徒」ではありません。

まぁ、それを措いて置いて、毎年この「グループ1（以前はトゥインクラーズと呼んでいましたが）」が出演するときには若いお父さん。お母さんをはじめ家族の皆さんのカメラ放列が名物となっていますが、さながら日本の小学校での運動会のようです。

オータサンの弟子であるロイ・サクマが師匠に敬意を表したためかここのところ毎年出演している息子のハーブ・オオタ・ジュニアは今年2月からコアロハを離れカマカをスポンサーとするようになり、同じくカマカ所属？のブライアン・トレンティーノとのデュオ・アルバムも出したので、今年のステージはそのブライアンと最近活躍するようになったレフティーのハレハク・シーバリー（若手トリオ「ナー・ホア」のひとり）を伴って「ハーブ・オオタ・トリオ（これも冗談か？）」としての出演でした。ハレハクは前日に開催された第6回ワイキキ・スチールギター・フェスティバルでもギターで参加しましたが、主催者のアレン・アカカの紹介では彼はアカカ一族であり目下スチールを勉強中で来年のフェスティバルには参加するとのこと。

実現すれば第1回のスチールギター・フェスティバルに出演した故・ロバート・カナヘレ以来のレフティーのスチール奏者になる可能性がありますね。
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メイン・ステージでの演奏はまだまだ続いているので後ろ髪を引かれる思い（大袈裟！）でNUAが出演するフードテントに向かいました。
このテントは会場では最大サイズのテントで、周囲にある食べ物のテントで購入した食べ物をここに持ってきて音楽を聴きながら食べる場所になっています。
NUAは2013年のときもここで演奏しましたが、メインステージとはまた変わった雰囲気での演奏ですのでこの企画は成功だったと思います。

テントに着いたところ、本日のメインステージのトリである日本からのフラリー・パッドが舞台の上を元気に跳ね回っていました。
NUAの出番はその次で、メイン・ステージの2倍の時間を貰ったので幅広いジャンルの演奏ができ、前回同様メンバーのフラも紹介できました。

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　メイン・ステージではオータサン・とナンド・スアンが演奏していました。
今年はオータサンのジョークもロイやダニーの歌も無く、３曲を淡々と演奏して引き上げていきました。
例年に比べてナンドの音量レベルが低めでしたのでオータサンとしては弾きやすかったことでしょう。

　　ロイの生徒で大人のグループ「ストラマーズ（155名）にNUAやヤマハからの有志、そしてフラリ・パッドも加えた約200名がウィリーKと一緒に演奏しました。向かって左後方に赤いシャツを着ているのがNUAの仲間です。

　　本日のメイン・ゲストであるウィリーKのウクレレ・ソロです。

イタリア民謡の「オー・ソレ・ミオ」を朗々と歌い、会場を感激させてくれました。

ロイの教室出身の歌手ポール・フーガの堂々たる演奏です。途中口笛を入れた際にマイクに向かって吹いたため会場には風音が結構響き渡ったのですが、録音にはあまり入っていませんでした。

ヤマハの皆さんは日本情緒あふれる演出のフラを交えての演奏でした。

ジェイクが登場し、数曲演奏してからジョン・ヤマサトとロパカ・コロンを加えた「ピュア・ハート」として14年ぶりの演奏を繰り広げました。
観客からの大歓声を受けてロイは「来年はピュア・ハートとして呼ぶよ！」と宣言していました。

フェスティバルのトリはおなじみのフラリ・パッドのおふたり。ギターとウクレレで元気の良い演奏をご披露しました。