石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

ビッキー・ゴールドバーグ著(佐復秀樹=訳)美しき「ライフ」の伝説 写真家マーガレット・バーク-ホワイト 平凡社1991年刊

2024-04-01 | 

司馬遼太郎著  ニューヨーク散歩(街道をゆく39) 朝日文庫1997年刊のなかでアメリカの都市文明の勃興期の象徴のような橋としてブルックリン橋とともにマーガレット・バーク-ホワイト(1904~71)が登場する。1928年・日本では昭和2年にナイアガラの発電所の写真を撮って評判になっている。しかし本書のあとがきには忘れ去られて人と紹介をされている。写真が公的な、普遍的な意味を持つていた時代から、人の心の中の私的な状況に関心を探求し始めた。ロバート・フランク著「ジ・アメリカンズ」が、ダイアン・アーバスが評判になってきているのだ。ホワイトの写真は「過度に感情的で、表面的だ。微妙さと多義性にかけている」と批判されている。しかし当時の写真は、目新しいものであり写真が象徴的であった。それは今でも教えてくれるものがあり、また戒(いさ)めてくれもする。人は、その時代とともに生きてゆくしかないとおもうのです。


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