石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

上原隆著「胸の中にて鳴る音あり」文春文庫 を読書㊥

2012-03-31 | 独り言
呼吸(いき)すれば、 

胸の中にて鳴る音あり。

 凩(こがらしが)よりもさびしきその音!

                 石川啄木「悲しき玩具」

上原隆著「胸の中にて鳴る音あり」文春文庫(533円+税)見開きの巻頭には上記の短歌が掲載してある

この短歌が象徴しているようなノンフイクションの短編が21篇収録されている

オイラは上原隆のことをまったく知らなかった 

今はもう無くなってしまったTV番組「週刊ブックレビュー」で三人合評の本ではなく合評者の(誰だか忘れた)の紹介本で知った 

「何か落ち込んだ時に勇気つけられる本だ」というキャッチフレーズを喋ったと記憶している

しかし読んでみると どういう意図と意味でこの短編集を「勇気づけられる」本と言ったのか分からない

ただ 胸の中に響くことだけはたしかです



人生の成功者が「自分の夢をもて!持てば実現できる希望が湧いてくる!」

夢というこの言葉ほど残酷なものはない

夢を追いかけ続けることで悲惨な残酷な現実もある

香港では 中途半端な才能は人生を狂わせるという意味のことわざがあるそうだが・・・
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