一平のペンとギター

僕らしい小説を書き、僕らしい歌をうたう、ぞ♪、ペンとギターの一平です。ギター弾き語りと小説書きの二刀流。

植村花菜さん と 柴田トヨさん と 慎太郎くん と 僕。

2011-01-18 17:33:05 | Weblog

入院している妹を見舞った後、病院近くの本屋さんに、ぶらり、立ち寄った。

テレビで、何度か聞いた「トイレの神様」というタイトルの本があった。著者は植村花菜、とある。

手にとって、ぱらぱら、めくる。あ、あの女の子だ。ちと、迷った。買おうか、買うまいか。で、買った。

自分のルーツを、詩にした。自分のルーツのメロデイー「テネシーワルツ」の雰囲気で曲ができた、と。

テレビで流れた「トイレの神様」♪をICレコーダーに録音した。何度か聞いた。歌いたくなった、ギターで。

録音した、のを、フレーズごとに聞き、言葉を書き出した。小3の頃から なぜだか・・・♪ 録音を聞いてコトバを拾う。やっと、おばあちゃん ほんまに ありがとう で、詩が終わった。

ふと、数ヶ月前に93で死んだ父のこと、がよぎった。ちょっと、複雑な気持ちだけど、親父 ありがとう、とつぶやいてみた。やっぱり、複雑。この複雑を文章で形にしてみよう。エッセイか小説か。きっと、小説、かな・・。

さ、次はメロデイー。聞いて聞いて、覚える。そして、ギターを抱えて、コードを探す。細かいところは、さておき、大筋、弾き語れるようになった。やれやれ。1週間かかった。

翌週、また、妹を見舞った。

帰途、また、ぶらり、あの本屋に立ち寄る。この間買った「トイレの神様」の隣に、〈くじけないで〉というタイトルの詩集があった。著者は98才、とある。え!98才? 手に取る。ぱらぱら、めくる。

「トイレには、きれいな女神様がいるんやで」のおばあちゃんも、素敵だけど、この98才の柴田トヨさん、素敵だわい!!

で、買った。〈くじけないで〉を。

トヨさんの詩は、こんなです。

      

       こおろぎ

 

 深夜 コタツに入って 詩を書き始めた

  私 ほんとうは

 と一行書いて 涙があふれた

 何処かで こおろぎが鳴いている

  泣く人遊んであげない

 コロコロ鳴いている こおろぎコロスケ

    明日もおいでね 

    明日は笑顔で

    待ってるよ

 

 *一平のつぶやき*

「こおろぎコロスケ」には、参りました!!

次の詩にゆきます。 

     

    朝はくる

 

 一人で生きていく と決めた時から

 強い女性になったの

 でも 大勢の人が 手をさしのべてくれた

 素直に甘えることも 勇気だと わかったわ

 〈私は不幸せ・・・・・・・〉

 溜息をついている貴方

 朝はかならず やってくる

 朝陽も 

 射してくるはずよ

 

 *一平のつぶやき*

工藤慎太郎君の、2つで1つ、の歌詞をふと思い出しました。

 「 喜びと悲しみは 2つで1つ だから

   どうぞ 泣かないで

   明日は きっと 晴れる ♪ 

98才の柴田トヨさん と 28才の工藤慎太郎君。同じことを詠っている。僕は、その真ん中の65才。僕も、一平調で、言葉を搾り出すか♪

 

    

 

 さびしくなったら 私 空を見るの

  家族のような雲

  日本地図のような雲

  追いかけっこを している雲たちもいる

    みんな 

     何処へ 流れていくのかしら

   夕暮れには茜雲 夜には満天の星

    あなたにも 

    空を見上げるゆとりが

    必要よ

 

 *一平のつぶやき*

 わかるなー。トヨさん。僕も、ボーっと眺めてます。同じ形は、2度とない雲の形。新春ライブで歌った「坂の上の雲」の主題歌・ Stand Alone の曲。 おーーい、雲たち! おーーい!

 

        神様

 

 昔  お国のために と 死にいそいだ

     若者たちがいた

 今  いじめを苦にして 自殺していく

     子供たちがいる

 神様  生きる勇気を どうして

      与えてあげなかったの

      戦争の仕掛け人  いじめる人たちを

      貴方の力で 

        躓かせて  

 

 *一平のつぶやき*

・・・・・・・貴方の力で 躓かさせて(つまずかさせて)・・・  ああ、神様、って、トヨさん、背筋がピンと伸びている。貴方のような老人になりたい。 

   年末年始、僕は、

  トイレの神様 と 柴田トヨさんの詩

   に出会いました。

              

            

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