本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

絵を描いたのは誰だ?!=総裁選陰謀説。

2007-09-19 21:06:34 | 政治



 *YouTubeもあちこちでボコボコに叩かれているからか最近監視が厳しくなって、私のことで言えばいつもビデオを送ってくれるJesty Beatzの最新バージョンが見ていないうちに『暴力的』とかで削除されてしまって、どこがどう暴力的なのか見ていない者には全くわからないのだからこれは残念至極である。

 私らは主に3つのサイトにビデオを投稿しているが、一番古くて投稿数も多いask.jpでこれまで再生された回数は28,000程度、それに比してYouTubeは期間も短いし数も一番少ないが再生数は54,000くらいある。
 ただしこれはワールドワイドだから多いのか、それとも日本からアクセスして見てくれている人が多いから数字が伸びているのかはわからない。w

 あとうちらにはアメブロがあって、ここはYouTubeと同じ100MB・10分までOKで、まず先にビデオをアップしてから後からキャプションをつける方法をとっているから、ここが一番使い易いようである。


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 *(概要文の続き)

 昨日のテレ朝がひどい。「党を挙げての『福田擁立』の影には意外な人物が・・」などと前振りして石破のコメントを流したのである。少し前まで安倍批判の急先鋒だった石破は『麻生に心酔している。先の総裁選でも麻生に入れた。今回も麻生支持に揺るぎはない』と他ならぬテレ朝で公言していたのである。
 これが今度は一転「私は以前から福田先生支持だった」と断言するのだから私はひっくり返る寸前だった。しかもそれは今回福田支持へ党内が雪崩をうったのは『勝ち馬』現象だと解説しながらの発言であるから呆れる。

 それはおめえだよ、おめえ!

 私は『勝ち馬現象』それ自体を責める気はない。今の自民党に内部抗争などしている余裕がある筈がないからである。『挙党一致』は現在彼らが選択し得る唯一絶対の延命策である。
 しかし嘘はいけないし、嘘と知った上で敢てこれを流したテレ朝は輪をかけて更に悪辣である。

 昨日の報道が無かったかのように、今朝の『スーパー・モーニング』はようやくまともな推理を流した。それは9/13日森が仏ラグビーから帰国するのを待って行われた『大派閥連合会議』についてである。この党内有力者会談で今回の総裁選のレイアウトは出来上がったわけである。辞任宣言翌日である。ただ、誰のどのような提案を敲き台にしたにせよ、これがその日だけの摺り合わせで党内融和の成約を一気に得たと断ずるには無理がある。手回しが良過ぎる。既に最初から話は出来上がっていて、この日は話を詰めただけと考える方が自然ではないか。
 流石は自民党。
 「ショック死状態」(枡添)というのは単に「死んだ振り」に過ぎなかったのか。
 当然事前に絵を描いた人間がいるのであり、その発案を軸に根回しに奔走した人物がいるのである。それが森・小泉の『チーズ・ライン』に他ならないというのが今日の私の鋭い妄想である。w

1.出席:福田・森・中川・青木・野中(!)

2.この中の誰かが(或いはポチかも知れないが)安倍ポンに鈴を付けたのである。
 つまり辞任宣言をした時点では安倍ポンは既に「お役御免」を党内から通告され自民党の数ある切り札のうちの1枚に成り果てていたのである。
「憲法改正」まで視野に入れ自分がやるつもりで総理になった安倍には、この「首切り通告」は全ての終わりを意味した。いつ辞めるかは自分にはどうでも良くなった。
 「鈴」を付けた日時とか(いつまでなら総理でいられるとの)最終期日とかは立花隆先生にでも訊いて下さい。笑。
 勿論、麻生が7/29敗北当夜つけていた可能性も私は捨て難く思っている。

3.森の役目は立候補したがっている連中を言葉巧みに降ろすことだった。
 町村には「あなたは今回はエースとして温存する」と言ったらしい。笑。
 額賀・谷垣にも「次がある」と言ったらしい。笑。
 各個撃破の一本釣りだから何でも言える。
 無論「今は党内闘争に明け暮れている場合ではない」くらいのことは言っただろう。それどころか「今出るなんて愚の骨頂だ。火中の栗は福田に拾わせろ」くらいは言っているかも知れない。
 鳥越さんは実弾飛び交う『三角大福』の頃の権力闘争を例に挙げていたが、参院選で一人減って36人の議席獲得ではとてもじゃないけどそんな気力も体力も今の自民党にはない。

 森は「この人間は何を言えば弱いか」、その壷を心得ている人間だという。しかしその森も政権末期には5%の内閣支持率しかなかった。彼はこのことには拭い難い一種「怨念」を抱き続けていて、それが彼をして政界フィクサーとして踏み止まらせ得る情動になっていると私は思う。

4.中川・青木は小泉その他へ話を持って行ったという。福田で一本化である。これなら加藤・山崎の旧YKKも異存はない。チルドレンはポチ~飯島で操作するが、オールスター総出演のメイク・ドラマであるからには、彼らにも応分の働き場所を与える必要がある。

5.野中御大の役目は大きかったそうだ。麻生(!)・古賀・谷垣から額賀を抱える津島派まで野中が説得を受け持ったというなら、ますますこれには事前準備=根回しが必要だったことになるし、そんな力が今尚彼に残っているのならこれはこれで凄いことだ。

6.番組の司会者は『麻生+福田のほのぼのペア』と呼んでいたが、まさにその通りで、麻生は自ら好んでこの大芝居のヒール役を買って出た可能性が強い。
「対抗馬なしで福田へ一本化したのでは世論が許さない。形だけでも対立構造をつけよう」との判断が全党的に働いたのだろうが、麻生は根がああいうキャラだから惜しむらくは『役者稼業』には向いていないのである。
 が、両者の政策もせいぜいがところ極東戦略を強面で行くか柔和な顔で行くかくらいの違いでしかないから、我が国民をこの総裁選で熱狂の坩堝に放り込むのは100%不可能だろう。第一、二人は毎日握手している。

7.で、9/12日午後1時が代表質問当日の予定であったが、安倍ポンは直前になって与党国対へキャンセルを入れた。「僕はどうせ辞めるんだから代表質問の場には出られない」とわけのわからないことを突然言い出したとされるのである。国対委員長はこれを河野議長に伝え、議長から野党側へ質問開始時間の30分延期が打診され了承された。更には2時から安倍首相の辞任会見という段取りが錯綜して報じられた。
これ以降病気でもない(?)安倍が突如密室にお籠りになりそのまま出て来ないという異例の事態が続いている。

 安倍入院は公式的には「単なる静養だから臨時代理は不要」、しかし現実の生身の安倍は「潰瘍性大腸炎」という難病を従来から持病として持っている重病人というこの「二重構造」をあざとく際どく使い分けて、今の自民党は存立し得ている。

 この日の朝に辞任の決断が為されたとされている。
 その要因は『週刊現代』9/29号と『週刊文春』9/20号の二つのスクープにあるとされる。この2誌、どちらも発売は9/15(土)だったが、私は『現代』の方は意識の外にあったので買いそびれていた。
 が、今日何気なく巷の本屋を探したら、両方とも2~3冊ずつ売れ残っていた。w
「みんな辞めてしまった人のことなんか興味ないんかな?」と代金を払いつつ訊いてみたら、
「どうしても次の人のことがな・・」と店の叔母さんは笑って答えた。

 『週刊現代』が求めた質問書の回答期限がこの9月12日だった。
 今記事をちょっと読んでみたんだけど、やっぱり立花先生の言うように、心身ともに衰弱し切っていた安倍ポンにトドメの一撃を与えたのは『週刊現代』(『週刊文春』も多少は?)だろう。記事が怖くて病院に逃げ込んだんだ。ただはっきり『病気』と本人の口から言ってしまうと臨時代理とかを置いて国会を続行しなければならないから、本人はあくまでやれ指導力の欠如だとか政策が通らないだとかを理由に「四~五日の入院」と言いつつ実は十日以上もお隠れ入院だ。初めは病気を強調していた与謝野は「単なる静養だから「『事故あるとき』にも『欠けたる場合』にも当たらない」し「ものの5分で国会に来れる位置にいるんだから」『臨時代理』を置くには当たらないなどと言い張ってるんだけど、下痢の静養で毎日3億円使われちゃあたまらないよ。これって漫画みたいだけど笑ってられないひどい話なんだな。

8.対する小沢・民主が表面上静観の構えを取るのは戦術の問題だから今その可否を言っても始まらない。倒幕に失敗したら詰めが大甘だったわけであり、逆に自公政権が倒されたらこの選択は正解だったわけである。
 
 ただ他の野党、とりわけ社民・共産は基本的に今失敗しても失うものは何もないのだから、この際最大限動き回るべきであると私は思う。 

 小沢さんは参院選圧勝後民主党議員らが矢鱈テレビに出て『政局談義』をしていることをきつく咎め、テレビ出演を控えるよう命じたという。選挙民の目にはそれが驕りに見えるというのだ。
 同感である。衆議院に勝ってからでもテレビには出られるが、臨時国会でしくじったら追い込まれるのは野党の方だ。浮かれるのは早い。
 小沢さんは近々全国行脚を再開するらしい。
 そうだ。野党は歩け。歩いて町の声、村の声を聞け。

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