本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

売りたい?売れない?だから只?

2005-07-25 11:25:11 | 
*blog大隆盛はいいとして、更なるステップとしてどこのblogも有料版を推薦しているが、私に限っては金を払ってまで読んで貰いたい情報など一つもない。ヤースケ伝にしても高い金を払ってまで個展を開く気は今のところない。

*むしろ志としては全く逆である。つまり「あんたが金を払うなら私の文章なりイラストなりを提供してやってもいいよ」くらいの気持ちなのである。が、現実にはそういうことは全然起こり得なくて、結果こうやってあちこちの無料blogを有難く利用させて戴いて溜飲を下げている日々なのである。

*画廊を借りての個展となると、1週間で最低でも10~20万円はかかりそうである。それも絵が1号幾らとかでコンスタントに売れる人なら大したショバ代にはならないが、私程度の画力では「あんたのは金を払ってまで欲しい絵じゃない。迷惑料に金か品物を付けて貰っても考えてしまう」と言われてしょげかえるのがオチである。

*3年前の個展では「売り上げは全額ユニセフ等へカンパ」という触れ込みでヤースケ伝の葉書絵を売り出したところ、カンパも含めて1週間で¥3,000を超える売り上げがあった。1枚¥50だったから、今にして思えば凄い金額である。尤も当時人気の路上売りたちは一日数万円の売り上げがあったというから、これは幾ら警察から睨まれようとおいそれとは止められなかっただろう。某天王寺駅前の大陸橋では今物売りは出ていなくて私は寂しい思いをしているが、事情通によると以前あそこで物売り同士の派手な喧嘩があって、それ以降は取り締まりが厳しくなったということである。若いアーティストたちには何らかの形で無料もしくは超廉価の発表の場というものを恒常的に提供して戴きたいものだと、私は常々思っている。大赤字の箱物たちもそういうことに活用されれば極楽往生出来るに違いない。

*そう言えばOCAT地下通路で月一度アートクラフト展とかいうのをやっていて、何を隠そう、この私も一度だけ参加して葉書絵を売ってみたが、店の場所が奥の方だったからだいたいが人が通らなかった(!)のである。そのせいか、売り上げは参加費どころかレンタルの机代にもならなかった。ホットコーナーのブースも奥の秘境のようなブースも料金は一律というのは如何にもお役所仕事である。

*それで悔しいもんだから寒風吹き荒ぶ中、私は帰途京橋の例のJRと京阪の間の通路へ繰り出してゲリラ的に葉書絵の路上売りを初体験したのである。既に店を開いていたお兄さんの許可(?)を得て彼の横へ直付けして店を構えたら「それは通行の妨げになるからいけない」と言われ、寂しかったが彼とは離れた。風の強い夕暮れで、私の葉書絵は並べるそばから突風に吹き飛ばされて、通り掛かりの子供たちが一生懸命拾い集めてくれた。全部彼らにあげてしまっても良かったのだが(←元来そういう目的で始めたヤースケ伝である)全然そのような展開にはならず、それどころか彼らの親や仕事帰りのサラリーマンが(←多分土曜日だったのだ)20分足らずの間に次々と買ってくれて、私は少なからず感激したものである。
 私は風に対する備えがなかったので早々に路上販売は断念したが、隣のベテランはというと、しっかり透明パネルに絵を挟む等の対策を講じていた。

*今はプリンターがインク漏れするので滅多に葉書絵は作らない。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
葉書 (オリーブ)
2005-07-26 18:02:54
私も葉書ほしいです

もう売らないんですか~?

といってもアルメリアでの販売はないですよね・・・
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手はあります。 (miwatya)
2005-07-27 04:01:43
宛名面が(インク漏れで)薄く汚れた葉書絵ならまだ少しありますから、ご住所または確実に届く宛先をメールまたは某楽天私書箱へどうぞ。
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