本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

飛田東映3本立上映中。

2010-07-10 23:06:31 | 
1.野獣死すべし 復讐篇

 主演が「あの」木村一八である。「やすきよ」のやすしの息子で、何かやったことだけは覚えているが、さていったい何をやったのかとか、その後どうなったのかとかは(彼はずっと干されていたので)全く記憶になかったが、ウィキペディアを見て多少思い出した。①タクシーに乗車拒否されて運転手を殴って脳挫傷の大怪我をさせた。②吉本を解雇された。③拳銃不法所持をした・・とかである。彼は服役して罪を償い今は芸能界に復帰している。

 映画であるが、大藪春彦原作のハードボイルドの映画化第二弾で、キャラさえ合えば難しい役どころではないとは言え、彼は(ガン裁きも鮮やかに!)復讐の鬼と化したクールな主人公を好演していると思う。第一弾も彼の主演だったし、このシリーズのヒットで世襲の彼はいわゆる『天狗になった』のだと思われる。あの藤田まことでさえ『必殺』で馬鹿売れした頃は一部で『天狗になっている』と囁かれた程で、大抵の芸能人は一度は通る避け難い『杜子春の道(?)』である。「驕れる者は久しからず」ったって、あーた、テレビ・映画でブレイクし一躍脚光を浴びれば、誰だってつい驕ってしまうのが人情というものでこれはむしろ「普通」じゃないのかね?

cf.木村一八の公式blog
cf.松岡正剛の千夜千冊『野獣死すべし』は読み応えがある。w

野獣死すべし 復讐篇(1997) - goo 映画野獣死すべし 復讐篇(1997) - goo 映画

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2.三池監獄 凶悪犯

 この映画は健さんの「網走番外地」のシリーズの延長上にあるには違いないだろうが、もはや「やくざ映画」の範疇を大きく逸脱した「受刑者もの」となっている。受刑者たちは明治中期量産が要請された炭鉱の囚人特別区で日々過酷な強制労働に駆り出されている。九州の三池に北海道から「北海の熊」の異名をとる凶暴極まりない男(主演:鶴田浩二)が移送されて来る。描かれるのは一生を炭鉱で飼い殺しにされて終わるのを嫌って何度も脱走を企てる囚人たちと、それを阻止する看守たちとの間のいつ果てるともない死闘である。

 ウィキペディア集治監によれば: ↓ ↓

歴史 [編集]

* 1879 年に内務省直轄の集治監が小菅(現在の東京拘置所の敷地にあった)と宮城(宮城刑務所の前身)を皮切りに全国各地に作られた。
* 収容者に強制労働を強いたことに批判が集まったこと、1894年頃から徐々に強制労働的な受刑者の使役を廃止、1903年以降は監獄と名を改め発展的に消滅した。

北海道の集治監 [編集]

* 北海道では、ロシアの南下政策に対抗するため開拓が急務とされており、人口比で他の地域以上の施設が作られている。
* 樺戸(月形町)、空知(三笠市)、釧路(標茶町、網走は釧路の分監)など、北海道内の要所要所に作られ、受刑者は開拓のための労働に従事した。樺戸や網走では道路建設が、空知や釧路では炭鉱、硫黄鉱山(アトサヌプリなど)の労働などに動員された。樺戸集治監及び空知集治監の受刑者による上川道路(現在の国道12号)建設が名高い。
* 当初の受刑者には、西南戦争などで捕縛された不平士族、後年には加波山事件や秩父事件などに参画して逮捕された者など、思想犯的な傾向を持つ収容者も多かった。
* 北海道に多くの集治監が作られた背景は、出所後も現地に留まらせ、当時少なかった人口の増加につなげる思いもあったと伝えられるが、実際は過酷な労働が原因で多くの者が命を落としたり、出所後は早々に故郷に逃げ帰る者が多く、人口の増加に貢献をすることは無かった。

その後 [編集]

* 集治監に少なからず思想犯が収容されたことから、次第に世間の注目を浴びるようになり、強制労働的な使役は廃止された。しかし、北海道では開拓事業や九州の炭鉱労働(三池集治監の三池炭鉱)の現場では労働力不足を穴埋めするように一般労働者を監禁して酷使するタコ部屋労働が発展した。

・・とある、

cf.三池集治監跡
cf.ウィキペディア監獄法

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3.男はつらいよ(第23作)翔んでる寅次郎

 この映画は「結婚」というよりも家と家との「結婚式」がテーマになっている。タイトルの「翔んでる寅次郎」というのはどのシーンとの関連で言われているのか、何回も見ている割にわからない(もしくは忘れた)。w
 マドンナは桃井かおりで、「田園地帯の」清純な(?)お嬢様役を演じている。彼女は寅とは独身最後の単独ドライブ中に北海道で面識を得るが、親が決めた良縁の結婚に最後まで疑問を払拭出来ず、とうとう豪華ホテルでの華麗な挙式の真っ最中、お色直しの洋式ドレスのままタクシーで4,600円の距離の葛飾柴又まで遁走するのである。(その際の運転手は「クレイジーキャッツ」の犬塚弘)

 桃井かおりのデヴュー作と言えば、以前にも書いたが田原総一朗(岩波映画~東京12チャンネル~朝生の司会等)製作・監督、石橋蓮司主演のATG映画『あらかじめ失われし恋人たちよ』である。この映画は興行的には失敗に終わり田原は多額の借金を負ったが、もう一つ彼がテレビでしばしば述懐していたのは、撮影中桃井が「自分は恋愛経験がないからラヴシーンはどう演じたらいいのかわからない」と田原の部屋まで相談に来たというエピソードである。
 こういう場合「棚から牡丹餅」の「据え膳を食う」のが監督の役得だが自分は「やらなかった」と田原は言っている。w

男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979) - goo 映画男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979) - goo 映画

cf.ウィキペディアATG

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日韓戦後処理は不十分=「改めて決着必要」―官房長官
7月7日19時34分配信 時事通信

 仙谷由人官房長官は7日の日本外国特派員協会での記者会見で、韓国との戦後処理について質問を受け、「一つずつ、あるいは全体的にも、この問題を改めてどこかで決着を付けていくというか、日本のポジションを明らかにする必要があると思っている」と述べ、従来の政府の対応は不十分だとの認識を示した。
 これに関連し、仙谷氏は同日の記者会見で、日韓請求権協定で消滅した個人の請求権について「法律的に正当性があると言って、それだけでいいのか、物事が済むのかという話だ」と述べ、政治的判断で個人補償を行うべきだとの考えを示唆した。仙谷氏の発言は日韓両国の間に波紋を呼ぶ可能性がある。 

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頼みは郵政票…民主が全国郵便局長会へ文書送付
7月7日21時41分配信 読売新聞

 民主党は7日、全国郵便局長会(全特)に対し、郵政改革法案について「9月の臨時国会において最重要法案として速やかに成立させる」とする枝野幹事長名の文書を送付した。

 参院選で自民党と競り合う改選定数1の選挙区を中心に、集票力のある郵政関係者に改めて協力を要請する狙いがあるとみられる。

 文書では、民主党内で同法案の先送り論が浮上しているとした一部報道を「そのような事実は一切ない」と否定。「確実にこの選挙に勝利して郵政改革法案を成立させることで、皆様との信頼関係をさらに深めたい」と支援を求めた。

 全特の支援を受ける国民新党が原案を作成し、枝野氏が了承する手続きをとったという。国民新党は民主党公認候補48人を推薦しており、全特幹部から7日、「郵政改革法案を成立させないなら民主党候補は応援しない」との声が上がったことを受けたものだ。

 政府・与党は参院選後の国会運営について、7月下旬にも開く臨時国会は参院正副議長などを決めるだけの短期にとどめ、郵政改革法案は秋に改めて開く臨時国会で審議する方向で検討している。

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琴光喜にワイドショーが接近
【芸能】
2010年7月9日 『日刊ゲンダイ』掲載

悪者にされて不満タラタラ
 野球賭博で日本相撲協会を解雇された元大関・琴光喜が怒り狂っているそうだ。
 琴光喜は「野球賭博をやっていたのは親方衆を含めて他にもいるだろ!」とハラワタが煮えくり返っているのだという。
「素直に罪を認めたら悪いようにはしないと諭されて渋々罪を認めた」(部屋関係者)のに、角界から永久追放ともいえる厳しい処分が下ったことに怒髪天!!
 この“不満分子”の琴光喜に目をつけたのがテレビのワイドショーなどのメディア。スケープゴートにされて怒り心頭の琴光喜に角界の内幕を暴露させようと接近している。
「琴光喜の家賃7万円のアパートに日参して、番組で洗いざらい話さないかと口説いているそうです。相応のギャラも積んでいます」(事情通)
 琴光喜が真相を暴露したら、メディアの前で涙を流した元大嶽親方(元関脇・貴闘力)以上に衝撃的。失うものはない琴光喜の“爆弾発言”は、どのタイミングで飛び出すか――。

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“爆弾発言”が仮にあったとしても、それを契機に逮捕者でも出すようなことにならない限り、天地がひっくり返るような事態には到底至らないだろう。古今東西「やられる」のは末端の生贄羊だけで、巨悪はいつまでもしぶとく栄え続けるものなのである。ぁそ。

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2010.07.04 ~ 2010.07.10 4387PV 1605IP 4945位/1435524ブログ
2010.06.27 ~ 2010.07.03 3954PV 1532IP 5186位/1432593ブログ
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