本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

国際収支:経常赤字5075億円。

2014-08-08 13:53:02 | 世界
国際収支:経常赤字5075億円 交易条件の改善急務
毎日新聞 2014年08月08日 11時41分

 8日、財務省が発表した2014年上半期(1~6月)の国際収支速報で、経常収支が前年同期の3兆3131億円の黒字から5075億円の赤字に転落した。経常赤字の状態は、日本が必要なお金を国内だけでまかなえず、海外から調達していることを示す。ただ、それ自体は問題ではない。経常赤字が定着している米国や英国は、海外から資金を安定的に集めて経済を運営している。

 問題は、日本が先進国最悪の財政赤字を抱えていることだ。現在は預貯金など国内資金で国債発行をさばけるが、経常赤字が膨らむ一方で、高齢化で預貯金が取り崩されれば、海外資金への依存が高まる。海外の投資家が「日本政府は借金を返済できなくなるのではないか」と心配すれば、高い金利を付けないと借金できなくなり、企業の設備投資や家計の住宅ローンの金利も上昇して、経済に悪影響を及ぼしかねない。

 政府は、アベノミクスによる円安や世界経済の回復で輸出が盛り返せば、貿易赤字も縮小に向かうと見ていたが、シナリオは崩れつつある。経常赤字の定着が早まる可能性がある中、液化天然ガス(LNG)など火力発電燃料の価格を引き下げたり、電子部品や自動車など主力産業の国際競争力を高めたりして、収支を改善させることは待ったなしの課題だ。今年上半期は、海外からの利子や配当などの第1次所得収支の黒字額が縮小したが、企業などが海外への投資で稼ぐ力も強化する必要がある。

 政府は、成長戦略で日本産業の再興を後押しすると同時に、財政健全化を進めるなど「経常赤字の時代」への備えを迫られる。【小倉祥徳】

============

 関連記事

国際収支:経常収支5075億円の赤字転落 14年上半期
今週の本棚・新刊:『電子立国は、なぜ凋落したか』=西村吉雄・著
経済観測:平和なくしてグローバル経済なし=宮本アジア研究所代表・元駐中国大使、宮本雄二
くらしの明日:私の社会保障論 格差広がり、支援届かず=山田昌弘
特集ワイド:そろそろ気付いて 「管理職女性登用」の現実

============

 以上毎日新聞からの引用終わり。
 報道ステーションの古館は昨夜も「エボラ出血熱」の報道に関連して「国際協力」による早急なる各国からの支援が望まれる・・云々のコメントを残していた。これは彼個人の「営業方針」というよりもテレ朝全体の立ち位置に関わっての発言だろうが、そういう点が私には不快そのもので、思わず「ぶりっ子」だ「きれいごとだ」「ええかっこしい」だとかの罵声を浴びせたくなる理由が生じて来るわけである。

 ではなぜ金のある人たちが(ビル・ゲイツのような超金満家を除けば)慈善や難民救助などに(我々貧乏人たち程には!)熱心に取り組めない(取り組む姿勢さえ示せない)のかと言えば、それはどこかのどら息子がぶら下がりに対していみじくも吐き捨てるように言ったというあの「名言」を省みれば明らかである。即ち:

全ては金目でしょ?

・・の一言である。
 彼は一応は「政治家」という肩書きで括られている人種なので、彼ら政治家たちは「本音」を言ってはいけないし「事実」を解説してもならないという不文律に縛られて生きている。それで「思わず本音を漏らした角で」彼はバッシングを受けたのであるが、私は公平に言って彼は自分の知悉する事実を開陳しただけのことで間違ったことなど一言も言っていないと思っている。政治家はどこかの国のアベとかいう首相のように、在りもしないことをちゃらちゃら繋ぎ合わせてその場凌ぎをしていればいいのである。

 「政治(乃至は政治家)」なるものに何か人智を結集した崇高なる事業が可能だと考えるのは単なる得手勝手な妄想に過ぎない。大昔は集めたドングリを配分・分配するのが仕事だった自称「政治家」なる人種が、今は集めた税を任意に分配して見せているだけの話なのである。彼らが何かを「生産」することなどあり得ない。彼らはむしろ「蕩尽」することだけを生業としている特権的人種なのである。だから租税が原資の公金を私的に流用して恥じないのである。政治や政治家などに期待する方が愚かなのである。

 ところで、私はこの歳になるまで「大金」なるものを掴んだ経験がないのでこれは単なる「伝聞推定」の域を出るものではないが、この貨幣経済の下では凡そ「カネ」というものは、持てば持つほど人はその魔力に魅せられ術中に嵌るものらしいのである。政治屋だろうと企業家だろうと報道関係者だろうと事情は同じで、彼らは絶対金の魅力・金の魔力には逆らえないし、ましてや貨幣経済そのものを批判したりしようものならこの世界では二度とデカイ口は叩けなくなってしまう・・。

 こうして我ら「日の本の民百姓」(←この「百姓」という我が国古来の述語は今では差別用語として、メクラ・アンマ同様使ってはならないことになっているが、英語のファーマーやブラインドマン・マッサージ師が禁止になったという話など私は寡聞にして聞いたことがない!)は「金だ金だ」「稼げ稼げ!」「儲けろ儲けろ!」の大合唱に日々駆り立てられ踊らされて、生涯の大半を消耗し尽くすよう仕向けられているのである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。