本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

鳥取へ♪(4)。

2007-10-17 13:06:26 | 
企業・団体献金
 企業、労働組合、財界、業界団体、宗教団体などの各種団体が政治活動に関して政党や政治家に提供する政治資金を企業・団体献金といい、団体には政治団体を除くすべての団体が含まれる。度重なる構造的腐敗、特にリクルート事件を契機に、改正政治資金規正法が95年1月から施行され、腐敗の根幹原因とされる企業や業界団体から政治家個人への献金を禁止(5年間の猶予期間を設定)する代わりに、税金を政党に投入する政党交付金(助成金)制度を(政党助成法)設けることになった。

同法の施行により、政治家が企業・団体献金を受けられるのは個々の政治家が指定する1つだけの資金管理団体に限られ、献金額も年間150万円以内から年間50万円以内に制限された。しかし、99年9月の官報で公表された98年分の政治資金収支報告書(自治大臣所管の中央分)では総額約153億円に上っている。

政治資金規正法附則9条で「施行後5年を経過した場合に禁止措置を講じる」(また附則10条は、政党や政党の政治資金団体への企業・団体献金も見なおすことが決められている)と規定された時期は、2000年1月があるが、自民党は99年10月、「個人献金に期待できない」などとの理由で存続を決めたが、世論の猛反発を受け、11月6日、自民党森幹事長は「禁止」への方針転換を表明した。だが、政治家個人への献金が禁止されても、政党支部や政党の政治資金団体を通して企業・団体献金を受けられる抜け穴や、パーティー・勉強会等を媒介しての資金集め(事実上の献金)が可能であり、その対策が焦点になっている。

特に自民党の場合、党の小選挙区支部長を衆院議員が兼ねており、政党支部に対する企業献金も、事実上、政治家個人への献金の受け皿として使われている。そのため政治家個人への資金管理団体への献金と合わせると、同党の国会議員は二つの「財布」を持つことになる。しかも政党支部は、資金管理団体と違って、いくつも設立できる。政治家個人の資金管理団体への企業・団体献金が禁止されても、政党支部を増やしていくことによって、そこに企業献金の受け皿が生まれることも考えられる。

共産党や社民党が主張しているように、企業・団体献金を全面的に禁止しなければ、企業・団体との癒着(腐敗)体質(構造的汚職体質)を断ち切ることはできない。

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 企業献金に関する考え方
 1993年9月2日 経団連 会長・副会長会議

1. 民主政治は、国民全ての参加によって成り立つものである。それにかかる必要最小限の費用は、民主主義維持のコストとして、広く国民が負担すべきである。従って、政治資金は、公的助成と個人献金で賄うことが最も望ましい。

2. これまでのところ、わが国では、公的助成が未発達であり、他方、個人が政治資金として自発的に浄財を寄附する風土も十分に育っていなかった。このような状況の中で、企業は、政党や政治家に対して資金の一部を拠出してきたが、経団連では、政治家個人への献金が腐敗を招くこともあったため、透明度の高いクリーンな資金の斡旋を、自民党を中心に行ってきた。このことは、自由主義経済体制の維持、議会制民主主義の発展にあたって、重要な役割を果たしてきたと考えている。

3. しかし、昨今の国民的な政治改革気運の盛り上がりの中で、国民の間で、企業献金への依存度を引き下げるべきとの意見が高まり、政界においてもそのための環境整備が図られつつある。

4. 経団連としては、こうした動きを歓迎し、企業献金に依存しない仕組み作りに積極的に協力していくべきであると考え、以下の見解を明らかにすることとしたい。
(1)今後は、政治資金を公的助成と個人献金で賄い、企業献金に過度に依存しない仕組みを確立していく必要があり、政府は、そのための環境整備を早急に行うべきである。
(2)企業献金については、公的助成や個人献金の定着を促進しつつ、一定期間の後、廃止を含めて見直すべきである。
(3)その間は、各企業・団体が、独自の判断で献金を行うこととし、経団連は、来年以降、その斡旋は行わない。
なお、1993年分については、既定方針に従い処理する。
(4)新しい時代における議会制民主主義のあり方、その中での経営者、企業人の役割について検討を深めるため、特別委員会を設置する。        以上

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*さて山陰線と接続するJR大山口まで来れば終点米子まではすぐだ。私はその時点では山陰本線経由でなんとか京都までなら一日券で辿り着けるのではないかと勝手に観測していたから、ちょっとくらい逆に行っても大勢に影響はないと考えて終点米子まで乗った。

 米子に着いたのが午後四時前である。これもご当地もの企画だろうか、水木しげる系の妖怪電車が何本かあると知ったが、『15:55発快速とっとりライナー鳥取行』というのがすぐ出るので米子散策は諦めた。この辺が一日乗り放題の弱点である。なにせ乗車している時間が極端に長くなるから、そうそうあちこちでいい顔していられない理屈である。w

 海岸線とほぼ平行に走るこの快速であるが、どこが『快速』なのかよくわからなかった。笑。私が知った限りでは最後の『鳥取大学前』から一駅飛ばして『JR鳥取駅』に到着したことだけである。あとは全部の駅に停まっていたような気がする。
 一時間半ほどの道中では下校する高校生らの乗降が目立った。海岸線は見えたり見えなかったりである。『風車』はこの地方の名物ということか、何台も見えた。

 *さて鳥取着が17:38。とりあえず改札を出て、数分駅構内をぶらついた後駅員に訊いて愕然とした。途方に暮れたと言ってもいい。京都方面に向かう次の便がないのである。あっちゃ~っ。


ないって・・ないの?
本当に?!
まだ六時前じゃん?!


 京都方面には唯一『19:07発特急ほくと』があるのみであった。それってひょっとして、乗車券・特急券を別途購入しないと乗れやせんのじゃないか?!
 バーロー、これまで3,000円ぽっきりで頑張ってきたのに、今更7,000円以上も払って大阪へ帰れるか!!
 2時間半で着くって?!
 余計なお世話じゃ!!

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 *このときがわが人生最大のピンチであった。大袈裟?ぁそ。
1.『ほくと』で帰れば一番安上がりで時間も節約出来る。だがこれだと本当にJR西日本の一部を一周して来ただけで終わる。
2.どこかに泊まる。なぜか旅館やビジネスホテルに泊まる発想は湧かなかった。ネットカフェかカプセルサウナにしようとそのときは思った。
3.深夜まで鳥取を散策して『深夜高速バス』で帰ろうか?・・それならこの旅の顔も立つ(はあ?)。
4.どうせならいっそ駅前か砂丘で『野宿』してやろうか?
・・これはねえ、若い頃ならいざ知らず、この歳では正直言って体力的にも精神的にも自信というものが湧き返って来なかったから、あくまで最終最後に残された手段である。「耐える必要があるのはせいぜい夜明け前の数時間だけじゃないか」と言う人がいるかも知れないが、その数時間がめちゃくちゃ長いのである。

1.の『特急ほくと』は選択肢の一つに入れてはいたが結局時間切れになった。
2.のネットカフェ、カプセルサウナはそのときは見つからなかった。
 だいたいが県庁所在地だというのに、駅前がとにかく閑散としていて寒々しいくらいだったのである。駅構内のマクドで100円マックの3点セットを食べながら構内を歩く人たちを観察していたら、女子高生の二人連れが揃ってマックポテト片手に如何にも手持ち無沙汰にぶらついているのが見えたが、その子たちもなんとなく浮き上がっていて、場違いな登場人物に見えた。笑。

3.の『夜行バス』はあったのだが、そのときは暗くて乗り場が発見出来なかったからそんなものはないのだと即断していた。あちゃ。
 尤も深夜バス乗り場が仮に発見出来ていたとしてもそれも『一周して帰る』ことには違いないから、野宿の前に選ぶ手段だった。

 それで、駅前広場にはベンチも幾つかあったし、野宿も悪くないかなあと思いながらふと夜空を見上げたら、それが見えたのである。

税込4,980円朝食付

『びっくりホテル』やない、なんちゅうホテルやったかな、確か全国展開してる有名なとこや。そのホテルのネオンサインが夜空に燦然と輝いていたっちゅうわけやんか。
 地獄に仏とはこのこと。はあ?
 ここへすっ飛んで行ったけどあいにく『満室札止め』でありましたっ。あっちゃ。


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