本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

回虫の話。

2015-04-21 20:56:32 | 
 最近深夜ラジオではFMではなく中波を聴いている。深い意味はない。今朝は『走れ歌謡曲!』を聴いていたがスポンサーの日野のCM《ヒノヒノヒノヒノ、ヒノノ2トン♪・・・》というCMが余りにもくどく、聞き苦しいので選曲は気に入っていたが他に回した。半分壊れかけたラジオで私が選んでいたのは後で分かったがABCだった。

 ラジオでは夕方前、昔の給食と比較して現在の人々の衛生感覚を論じていたのだが、今の人は《食》に対して超過敏に神経質になっていて、赤の他人の握ったおにぎりなど食べないというのである。学校でそういう教育をしているのだ。司会者はそこで「昔の給食」のことを話し始めた。かなりの年配者のようである。そう、彼の言う通り、体内に回虫が寄生した子供は昔は大勢いたのである。

 私の小学校では回虫駆除のため《海人草(かいにんそう)》という給食用の寸胴で煮込んだ《煎じ薬》を定期的に全員飲まされた。これがどういうわけかとても不味い薬だったので子供達の大半は大嫌いで《海人草の日》が来るのを恐れていた。回虫たちもこの薬は大嫌いだったらしく、お腹に回虫を飼っていた子供のお腹からは続々(無論肛門から)逃げ出して来た。

 回虫は畑の野菜に卵を生み付ける。それを食べた子供のお腹で(大きなミミズのような長い)成虫に成長する。人間の体内をも自らの循環型に取り込む生物なので、彼らは《回虫》と呼ばれたのである。そのまま人体の中で繁殖して体内の臓器を片っ端から食い散らかすこともある。彼らはとても危険な寄生虫だったのである。一クラス64人の学童が、私の学年には8クラスあった。《戦後っ子》が持て囃された時代である。

 体内の回虫の有無を調べる《検便》も定期的に行われた。セロファンで挟んだ自分の便を名前入りのマッチ箱に入れて提出するのである。中には犬の糞を出す悪ガキもいて、その子の便からは回虫の卵が発見されたりした。

 今コンビニの、誰がどこで作ったかも知れないおにぎりなら平気で口にする人達も、誰かさんのおばさん、お婆さんが握ったおにぎりは不潔だと警戒して(?)拒否する風潮らしいが、本当に不潔でしかも《駆除》など不可能なのは壊れた福島原発から漏れ出した《核のゴミ》なのである。無為無能の東電は4年も5年も経つのに未だに放射能の排出を止められず、ひたすら垂れ流すのみだ。他所の科学者達が遺恨を抱いて協力を惜しんでいる訳ではない。日本の学者らの手には負えないのである。結果世界中に放射能をばらまき続けている。チェルノブイリ原発事故より酷い状況である。

 しかし学校の先生方もそんなことは余り熱心には教えていない。原発教育は今、推進と反対の《両論併記》なのである。中教審の《救い難い蒙昧主義》の腐り果てた成果がこれだ。

 ☆$¥119.25⇨119.43。

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 ☆9時前、アホの阪神は6連敗中の横浜に同点に追い付かれた!
まるでどちらがより弱いかを争っているかのようだ。私は中村監督は嫌いだ。

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 4/22後記:中村監督というのはしっくり来なかったが《和田》監督という名前は浮かばなかった。彼の采配には私は常々疑問を持っている。去年の春先もそうだったが、負けなくてもいい試合を彼の采配ミスで幾つも落としている。昨日も危なかったが何とか勝った。
 彼はフロントや経営陣の意向を汲むことには長けているが監督としての才能はどうか。というか、そもそも経営サイドは《阪神の常勝》など端から期待していないのである。日々4万を超えるファンが球場に来てくれて、阪神電車の利用が頻繁になってくれたらそれで充分だと考えている。なまじ勝ち続けたりしたら選手達への俸給も膨れ上がるし、それだったら寧ろ勝ったり負けたりを適当に繰り返してくれた方が有難いのである。この経営陣の思惑を十全に汲み取っているのが和田監督である。
 去年だって私は、巨人か広島がセ・リーグの代表になった方が勝ち目があったのではないかと疑っている。結果は広島を下した阪神がその勢いのまま(?)巨人を破って日本シリーズ進出を決めたが、福岡では1勝も出来ず甲子園に戻って来ることはなかった。これではまるで「パ・リーグの方が数段野球は上だぜ♪」と言われているかのような気になって、私はずっと不愉快だったのである。


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