本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

不二家ノート。

2007-01-21 00:19:24 | 
不二家のチョコレート箱にガの幼虫、卵 昨年10月、旭川でも 2007年1月19日(金)09:00 (北海道新聞)

 【旭川】旭川市内のスーパーで昨年十月に販売された大手菓子メーカー「不二家」のチョコレート製品にガの卵と幼虫が混入していたことが十八日、分かった。不二家は「工場の製造ラインで混入したと思われる」として同月中に購入者に謝罪したが、同一製品の回収は行わず、保健所にも届け出ていなかった。
 同市内の男性(53)が昨年十月十八日、不二家のチョコレート菓子「B(ビィ)」を購入。菓子箱の中から体長約一センチの生きている虫一匹と数十個の粒、綿毛のような白い糸が見つかり、スーパーに通報。翌日、同店が不二家に連絡し、一週間後に同社の社員が男性に調査報告書を持参した。

 報告書によると、菓子は昨年七月十日に神奈川県平塚市の平塚工場で製造された。虫はノシメマダラメイガの幼虫で「製造工程のうち台紙詰めから自動包装機までの間に成虫が箱の中に侵入し、製品に卵を産みつけ、ふ化したものと推測される」と説明している。

 同社は異物混入の事実経過を旭川市保健所や平塚保健所に報告せず、製品の自主回収も行わなかった。「健康への危害が確認されず、回収や公表をする必要がないと判断した」としている。

 購入した男性は「発表しないのかと問いただしたが何も答えてくれず、対応が不誠実だと感じた」と話している。

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シュークリームの細菌数「無限」 不二家札幌工場に記録 2007年1月19日(金)13:52 (朝日新聞)

 不二家札幌工場の細菌検査記録を調べていた札幌市保健所は19日、同社が発表した6件のほかに、カスタードシュークリーム1件で細菌数が「無限」と記載された記録が見つかったと発表した。

 昨年6月8日の製造分。国の定めた検査方法では、シャーレに検体を載せて細菌数を数え、数が多すぎる場合、数えられるまで薄めて検査する。しかし、このシュークリームは2回薄めたところで検査を打ち切っていたという。

 一方、北海道旭川市内のスーパーで昨年10月に販売された不二家のチョコレート菓子の箱に、ガの幼虫が混入していたことが分かった。指摘した男性に同社が出した報告書によると、昨年7月、神奈川県平塚市の平塚工場で製造された工程で混入したと推測されるという。

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期限偽装 「不二家本社も了解」 泉佐野工場長、府に説明
2007年1月19日(金)15:41 (サンケイ新聞)

 不二家の泉佐野工場(大阪府泉佐野市)で、同工場がシュークリームの消費期限を社内基準より1日長くごまかして表示していた問題で、工場長が府に対し「(偽装表示は)本社も了解していた」と話していることが19日、分かった。

 さらに同工場で製造したプリンに消費期限を付けないまま埼玉工場へ出荷したことについても「本社は承知していた」と説明しているという。

 府によると、泉佐野工場と埼玉工場はシュークリームの数が足りない時などに、互いに商品を融通し合っていた。工場長は「消費期限の表示は製造日を含め4日間だが、社内の検査では6日間は安全とされていた。埼玉工場までの輸送に1日かかるため、消費期限を1日分延長して表示した」と話しているという。

 一方、北海道旭川市のスーパーで昨年10月に販売された不二家のチョコレート菓子にガの幼虫が入っていたことが19日、判明。「健康被害の可能性が低い」と公表せず回収もしていなかった。

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不二家社長が辞任を表明 期限切れ使用、新たに18件
2007年1月15日(月)23:38 (朝日新聞)

 大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)は15日、牛乳や卵など期限切れの原料を使用していた例が新たに18件あったなどとする同社の調査結果を発表した。これまではパート社員など「個人の判断」としていたが、上司が使用を指示したり、工場長ら幹部が事実を知りながら容認したりしたケースも判明、組織ぐるみの関与が浮き彫りになった。記者会見した藤井林太郎社長は「組織的と受け止められてもやむを得ない。会社の体質に重大な問題がある」と述べ、責任をとって近く辞任する意向を表明した。

 消費期限や賞味期限切れ原料を使っていたのはいずれも埼玉工場(埼玉県新座市)。過去7年間に乳製品、卵類、ジャムなど出荷回数で18件だった。このうち5件は1日の期限超過だったが、ほかは何日過ぎていたかわかっていない。2件については同工場の上司が使用を指示していた。

 すでに判明しているものと合わせ、同工場での期限切れ原料使用は出荷回数で計30件となった。

 プリンの消費期限を社内基準より1日長く表示していた問題では、これまで「数十個出荷」としていたが、04年から06年10月にかけて頻発していたこともわかった。出荷個数は不明。担当者から工場長まで「関係者全員」が事実を知りながら容認していたという。

 このほか札幌工場でも、昨年5月から7月にかけて、洋菓子から法令基準を上回る細菌が検出されるケースが6件あったことも判明した。

 同社は11日、問題発覚を受けて洋菓子の販売休止を発表。13日から埼玉工場などで調査していた。これまで「再雇用した社員が個人の判断でやった」と説明していた。

 会見で藤井社長は「社会の不安を招いたのは私の責任。品質保証と信頼確保の体制を作った上で辞任する」と話した。問題の原因については「営業優先やリストラ・合理化も要因かもしれない」と述べた。

 九州(佐賀)、野木(栃木)、泉佐野(大阪)の3工場でも調査中で、グループ会社が運営する2工場(山梨、山形)についても新たに調査する方針だ。

     ◇

■新たに分かった問題

【埼玉工場】

・99~06年に消費期限を過ぎた牛乳、生クリームを使った例が9件、卵類が6件、賞味期限を過ぎたジャムなどを使った3件が判明。うち2件は工場の上司が指示

・04年6月にプリンを大阪・泉佐野工場で生産し、埼玉工場で仕上げをする態勢になってから、消費期限を社内基準より1日長く表示する違反が頻発(06年10月まで)。工場長ら関係者全員が容認。シュークリームでも同様の表示違反

・細菌数が1グラムあたり100万個と法令基準の10倍あった「シューロール」を昨年6月に113本出荷したと11日に発表したが、実際の細菌数のデータは640万個で基準の64倍。出荷数は678本

【札幌工場】

・06年5月中旬~7月下旬に製造した洋菓子のうち、細菌の法令基準を超えるものが6件
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 〈キーワード:不二家〉 1910年に横浜で創業した洋菓子業界3位の老舗(しにせ)。本社は東京・銀座。マスコット人形の「ペコちゃん」「ポコちゃん」がシンボル。ケーキなどの洋菓子販売と、スーパーやコンビニエンスストアで売るチョコレートなどの卸売り事業が2本柱。直営店は全国96店舗、フランチャイズ707店舗、レストラン・カフェ91店舗を展開している(06年末現在)。洋菓子工場は埼玉、札幌など全国に5カ所。ここ数年は業績不振が続き、06年3月期連結決算は赤字。06年5月に再建計画を発表した。

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札幌東急ストア 不二家の全製品撤去
2007年1月15日(月)09:00 (北海道新聞)

 大手菓子メーカー不二家(東京)が、消費期限切れの牛乳を使った洋菓子を製造・出荷していた問題を受け、札幌東急ストア(札幌)は十四日までに、道内の全二十九店から不二家製品をすべて撤去した。
 チョコレートやキャンデーなどの加工菓子を含めた商品撤去が明らかになったのは、道内の大手食品スーパーでは初めて。

 不二家はシュークリームやケーキなどの洋生菓子の製造・販売は休止している。チョコなど加工菓子は問題のあった埼玉工場とは違う工場で製造しているが、安全性が確認できていないとして親会社の東急ストア(東京)が撤去を決定。札幌東急ストアもこれに倣った。安全性が確認できるまで、当面販売を見合わせる。

 ほかの道内大手は、「推移を見守りたい」などとして、十四日時点で追随する動きはなく、コープさっぽろ(札幌)やアークス(同)などは販売を継続している。

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 以上引用終わり。まだあるけど、きりないね。
 まるで「この日のために」とっておいたかのようにボコボコに叩かれている。
 この「失地回復」には、幾ら忘れっぽいのが我が国民性だからと言って相当な日時が必要になるだろう。てか再起出来るのか?

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不二家のHPには大きなロゴに続いて以下の文面があったが私は単に何か空しさのみを感じた。

                             平成19年1月17日                              株式会社 不二家
   不二家洋菓子店以外で販売している菓子・飲料製品の安全性について

平成19年1月16日に弊社ウェブサイトなどで公表させていただきました件で、お客様に多大のご迷惑をお掛けいたして申し訳ございません。不二家洋菓子店以外で販売している菓子・飲料製品の安全性についての現在の見解は以下の通りでございますので、ご理解のほどお願い申し上げます。

[ 不二家洋菓子店以外で販売している菓子・飲料製品の安全性について ]
スーパーやコンビニエンスストアで販売している菓子・飲料製品については、安全ですので、安心してお召し上がりできます。
[ 安全性の根拠 ]
(1) 菓子工場(平塚・秦野・富士裾野)では、ISO9001(国際規格品質マネジメントシステム)を認証取得しておりこのシステムを運用しながら生産しています。
なお、万全を期すための措置として、早急に第三者の外部審査を臨時に受ける手続きを進めております。
(2) 不二家飲料製品については、別会社の委託工場(一部関連会社含む)にて委託先企業が取得した、ISO9001、HACCP及びこれらに準じた製造管理基準に基づき製造しており、食品衛生法の基準を満たした製品です。

なお、不二家洋菓子店で販売している製品については、引き続き調査中でございます。                                 以 上


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