本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

近代史を軽くおさらいすると・・。

2008-10-12 05:20:42 | 世界
第2党でも政権交代目指す=野党結集、与党の一部と連携も-小沢民主代表
10月10日19時56分配信 時事通信

 民主党の小沢一郎代表は10日のテレビ東京の番組収録で、次期衆院選後の政権の枠組みについて「基本的には(衆院)第1党が中心になって組閣すべきだ。ただ、第1党ではないけれども、合わせると圧倒的に過半数、という場合もある。それを否定する必要はない」と述べた。
 自民党の獲得議席を下回った場合でも、他の野党勢力を結集して政権交代を目指す考えを示したものだ。民主党が第1党に届かなければ与党が過半数を維持する可能性が高いことから、与党の一部との連携も視野に入れた発言とみられる。

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REITファンドの9月末純資産は‐13.9%、相場下落と円高響く
2008年 10月 10日 14:24 JST

[東京 10日 ロイター] 投信情報サービス会社リッパーによると、国内で販売されている上場REIT(不動産投資信託)ファンドの9月末の純資産残高は前月末比13.9%減の1兆8830億円となった。5カ月連続の減少。

 国内REIT相場の下落や円高で資産価値が目減りしたほか、資金が流出超となったことが要因。昨年年央に米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題が深刻化した以降は、「投資家の間で、REITファンドを含む不動産関連商品全体に対する不安感が広がり、リスク回避のため解約する動きが続いている」(大手証券)という。

 さらに、9日にニューシティ・レジデンス投資法人8965.Tが経営破たんしたことで、REIT市場に対する先行き不透明感が強まっており、「投資家は当面、様子見姿勢を強める」(国内運用会社)との見方が優勢。

 9月は東証REIT指数が10%の大幅下落となったほか、欧州の不動産関連証券指数FTSE EPRA/NAREIT Europe Indexが7%下げ、米REIT指数MSCI US REIT Indexも1%弱下落した。また、円がユーロ、豪ドル、米ドルなどに対し上昇したことで外貨建て資産に投資しているファンドは打撃を受けた。 

 10月3日付のリッパー・データ・リポートによると、追加型公募投信で上場REITのみに投資しているREITファンドは前月比1本増の116本。リッパーが推計した資金流出入状況によれば、設定額から解約額を引いた純流出入額はマイナス279億円で、前月同様に流出超となった。  

 9月の純流出額が最も大きかったのは前月に続き、野村アセットマネジメントの「グローバルREITオープン」62004923JP。9月末時点でREITファンドとして残高が最大の同ファンドからは101億円が純流出した。このほか、同社の「ノムラ日米REITファンド(毎月分配型)」 62004590JPやDIAMアセットマネジメントのDIAMワールド・リート・インカム・オープン(毎月決算コース)」62004576JPも流出超となった。

 一方、日興アセットマネジメントの「ラサール・グローバルREIT(毎月分配型)」62004552JPは前月に続き流入超で、純流入額は46億円だった。

 REITファンドは、株価との相関が低いことなどから、リスクや資産を分散するための商品として昨年前半まで人気を集めたが、その後の相場下落やサブプライム問題の余波で解約が膨らんだ。この結果、REITファンド全体の純資産残高は過去最高を記録した2007年5月の3兆9649億円に比べ半減している。
(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)

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NY株、一時8000ドル割れ=5年半ぶり-米経済に警戒感
jiji.com

【ニューヨーク10日時事】週末10日午前のニューヨーク株式相場は、金融危機を受けた米経済全般に対する警戒感が一段と強まって寄り付き直後は暴落し、ダウ工業株30種平均は一時前日終値比約700ドル近くも急落、2003年4月以来5年半ぶりに8000ドルの大台を割り込んだ。
 その後は乱高下を繰り返し、午前11時26分時点では351.49ドル安の8227.70ドルと、なお大幅安で推移している。
 ダウは9日までに7営業日連続で下げており、1日からの下げ幅は計約2271ドル(21%)に達しているが、なかなか下げ止まる兆候を見せていない。ポールソン米財務長官は8日、金融機関への公的資本注入を示唆したが、「実効性が全く不透明」(大手証券会社)であるため、今のところ支援材料となっていない。
 ハイテク株中心のナスダック総合指数は同時刻現在57.42ポイント安の1587.70。(2008/10/11-01:02)

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*いよいよオバマさんの優勢が確定的となったアメリカでは金融安定化法が成立し、世界同時株安というこの未曾有の事態へのG7の協調介入合意が取り付けられたが、誰が何にどこまで介入するかが不鮮明のため、週明けの株価の推移は予断を許さないという現況である。
 米政府の総額7,000億ドルに及ぶ公的資金注入といったところで、彼のリーマン以下を救済処理するだけでもその半分以上を食われてしまうのだとか、リート(REIT)が増資不可・借入れ不可・資産売却不可のトリプルパンチでにっちもさっちもどうにもブルドッグ♪(←古過ぎってか)だとか、片や投機マネーの撤退で原油先売り価格が暴落しただとか(←けっこうなことじゃねえか!)で、なにしろ皆さん未経験の事態に陥ってしまったということで上を下への大騒ぎであるが、基本的に失うものは何もない我々の目から見れば、こんなものは「これまでさんざん投機に走って来た者たち全般へ、広く遍く天罰が下りた」という感想しか抱き得ないことなのである。

 小銭をどこかから拾い集めて来た人たちをもイッチョマイの金融家として広く巻き込んだ今般のマネーゲームであるが、冷静に考えてみれば、この株だの債権だのという世界は右肩上がりの全世界的膨張経済が大前提であって、それがない限りは個々の金融家がどう運用しようと、誰かが儲ければ他の誰かが凹むしかないわけであり、それも虚業が実業を食い散らかし足下にひれ伏させる今の構造の下では勝者などどこに発生し得るのか、しょせんは参加者全員がバブルの泡の中で踊り狂って果てるしかないだろうと、私などは冴えない頭でしかも完璧な他人事として愚考するしかないのである。

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*今仮に今回の信用収縮が実の産業収縮・実経済収縮を招くことが避けられなかったとしてどうだろう? 滅びるのは実生活に直結する産業実体の方ではなく虚の世界に生きる金融の方だと私は思うのだが・・。
 金がなくなっても我々の衣食住に直結する産業は止むことはない。いよいよ巷に食べるものがなくなったら、金も職もない人たちに出来ることはスーパーの焼打ちくらいしかないだろうが、ハリケーンで凄まじい被害を被った彼の地ならいざ知らず、この国がそこまで至ることは想像し難いしまずあり得ないだろう。
 いずれにせよ、こうなって来ると「金が全ての世の中」というものはどこか歪んでひずんでいることはどんなに鈍感な人でもみんな薄々感づいてしまっているのだろうが、さてではどうしたら我々はこの状態から半歩でも脱却することが可能かというと、その答えはまだ誰も見出せていないというのが我々の抱える現実である。

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(教えてgoo:)
 産業資本主義と金融資本主義のちがいについて教えてください。
産業資本主義が発展し、資本が過剰に蓄積し、金融資本主義になるとのことですが…それぞれの違いについてもう少し詳しく知りたいです。

(回答:)
 まったく素人ですが、回答させてください。
 湾岸産油国など、国内産業が未発達の地域では、産業資本主義とは言えないが金融資本主義、ということはできる。日本では高度な熟練を要する町工場の産業基盤があるがために、重工業に投資して中小企業を大事にしない国々とは比較できないほどの工業技術力の底力がある。従来の経済「進化論」では、産業資本主義が成熟して金融資本主義になる、という進化の道筋があった。だがIT革命を経たいま、進化の段階の「スキップ」が見られる。インドは、IT技術に資本と人的資源を集中投入してそのスキップを勝ち取った。また、通信事業の分野では、電話線を引かなくても携帯電話サービス網のインフラに投資し、スキップを実現している。従来では重工業、軍需産業からのぽたぽた(トリクル・ダウン)、あるいはスピンオフから地域産業全体への波及という道筋だった。今はダイレクトにサービス産業への投資から産業を活性化させるという方向性が偏在する。このように、今では産業資本主義から金融資本主義へ、という道筋は主流では無いのかもしれない。ただし、日本のように町工場が強い、というのは実は想像以上に日本の工業を支えているのかもしれない。だから金融資本主義マンセーの風潮は、やばいと思います。

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 ↑ 確かに素人。笑。
 基本がわかっていない人がこんなものを読んだ日には余計にわからなくなること請け合いである。笑。一般論として言えば、日経乃至三大紙程度の経済記事だったら、今NYtimesやWashingtonPostは無料でサンプルを購読することが可能なので、自分で生情報を直接調べてみた方が早いし安い。私は英語力が今ひとつ劣るので翻訳が面倒だからやらないだけの話である。あちゃ。
 であるからには基本的知識を速攻で仕入れておきたい人は、取りあえず↓ 以下のページとかを参考にされたらいいかもね。結構面白いことも書かれているし♪
 
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cf.金融資本
cf.資本主義
cf.銀行
cf.双子の赤字

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(閑話休題:)
 住之江大橋の水門はゴミが漂着し藻などが繁茂して澱んで臭い場所だが、そこには毎年鷺や鴨が訪れる。掃溜めに鶴とはこのことかと、私はときどき見に行く。

掃溜めに鶴・・むさくるしい所に似つかわしくない、すぐれたものや美しいものが現れるたとえ。[ 大辞林 提供:三省堂 ]

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