本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

福田自身が『暫定』で『特別』な『つなぎ』の首相だが。増補版。

2008-01-30 09:47:32 | 政治
 つなぎ法案、国会運営のルールを無視するもの=小沢民主党代表
2008年 01月 29日 16:41 JST

 [東京 29日 ロイター] 民主党の小沢一郎代表は29日の定例記者会見で、与党が道路特定財源の暫定税率を5月末まで延長させる「つなぎ法案」を議員立法で提出し、年度内成立を確実にする構えをみせていることについて「国会の審議権を侵害し、国会運営のルールを無視するもの」と強く批判した。

 小沢代表は「普通の感覚では信じられない、ばかげた手法」と酷評。議院内閣制では政府と与党が一体であるにもかかわらず「使いわけをしてごまかしている」と述べ、「日本には民主主義は定着しない」と批判した。

 暫定税率存廃問題は今通常国会の最大の争点で、与党は一時的なガソリン税の引き下げによる国民生活の混乱を回避するため、きょう中にも「つなぎ法案」を提出する方針だ。同法案を月内に衆院通過させ、その後、これに反対する野党が60日以内に参院で採決しなければ否決とみなされ、衆院での再議決で年度内成立を確実にする方針。

 これに対し民主党は、今国会を「ガソリン値引き国会」と銘打ち、政府・与党の強行には首相の問責決議案提出などで対抗することも視野に入れていた。しかし、「つなぎ法案」が内閣提出の法案ではなく、議員立法となることで、首相の問責決議案の対象となりにくい。

 問責決議案提出も含めた今後の国会運営について質問された小沢代表は「具体的手法は国対中心に考えること」と述べるにとどめているが、民主党は審議拒否などあらゆる手段で対抗する構えを示しており、通常国会冒頭から緊迫の気配を深めている。

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与党、つなぎ法案を提出 30日にも衆院通過

2008年1月29日 21時52分 『中日新聞』

 与野党は29日、揮発油税などの暫定税率を5月末まで延長する「つなぎ法案」をめぐり対立、自民、民主両党の国対委員長が断続的に協議を行ったが平行線のまま同日夜、決裂した。これを受け与党はつなぎ法案を衆院に提出した。30日にも可決し、参院に送付する方針。野党は法案提出に反発、徹底抗戦の構えで、国会は与野党全面対決の状況となった。

 一方、2007年度補正予算案は29日夜の衆院本会議で与党などの賛成多数で可決された。民主党はいったん全委員会での審議拒否方針を決めたが、その後衆院予算委などの審議に復帰、民主党は補正予算案に反対した。

 国対委員長会談で自民党は、野党の要請に応じ揮発油税などの暫定税率維持が盛り込まれた税制改正法案から道路特定財源関連を分離し別の法案とする代わりに、08年度予算案と税制改正法案など予算関連法案の年度内成立に協力する意思を明確にすることなどを提案、「了解が得られればつなぎ法案は提出しない」としたが、民主党は「受け入れられない」と回答した。(共同)

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1.国交省・冬柴は極悪非道の茶坊主である。最近の国交省と冬柴の横暴ぶりは目に余るものがある。その辺の自民議員より冬柴の方が性質が悪いと言っていい。この点についてはいつか検証してみたい。

2.つなぎ法案は既に提出された。「つなぎの内容をもし福田が知っていたとしたらこれは問責の対象になる」と某自民議員は言っている。国会でも福田は徹底してそらっとぼけていた。同じ議員立法でも薬害訴訟の患者らを救済する法案では「リーダーシップ」を発揮して得意満面だったのは他ならぬ福田自身だったではないか。テレビの外国人コメンテイターも「新聞の二紙も読めば法案の中身はわかるのだから『知らない』では通らない」と言っていた。
 伊吹幹事長主導の『伊吹法案』ということらしいが、自公は2/3条項をまたもや使って、何が何でも対決法案は悉く通すつもりである。もし今衆議院を解散すればこの2/3条項は発動したくても出来ないのであり、つまるところ、今の国政を牛耳っているのは過去の『郵政の亡霊』そのものなのである。
 一般に「多数決原理」を「多数党の横暴」として全て排除したのでは民主主義は成立し難いが、かと言って「センキョ」をすれば議席が目減りするのは不可避だから総選挙は期限一杯まで封印し、過去の遺産で全ての法案を通してしまうなどという挙に至ってはどこかの国の軍事独裁政権しか取り得ない手法である。

3.TBS細木の『ズバリ言うわよ!』を見た。朝青龍が出ていたからである。細木さんは昔名古屋で怪しげな壺を売っていたとかいう噂もあって私はあまり好きじゃないが(笑)朝ちゃんと友達でモンゴルまで励ましに行ったというから私の中で少し株を上げた。離婚問題で週刊誌を賑わした佐々木元横浜の「大魔神」も青ちゃんの友達ということでゲスト出演(?)していた。ボクシングの亀田興毅も朝青龍を尊敬(崇拝?)していると言うし、こうなると殆ど『ヒール連合』である。(笑)
 かく言う私も気持ち的には当然その一員ってか、困ったもんだ。ぁそ。
 朝青龍は千秋楽の敗北がまだ忘れられないと言う。普通なら場所後数日は相撲のことは忘れてリラックスするらしいが、今回は違うそうだ。次の場所は一ヵ月後に迫っているし「燃えている」と言っていた。
 白鵬は後から追いかけて来た勢力で今油が乗っているから、追われる側の朝青龍にとってリベンジは困難かも知れないが、私は今後も朝青龍を応援したい。
 憎まれっ子世に憚れ!だ。

 それで横綱対決だが、途中一瞬朝青龍が白鵬を吊り上げるシーンがあって、あそこで実は専門的には朝青龍の勝ちが確定していたというのが細木説である。あの瞬間足を掛けるとかして転がしてしまうことは充分可能だったというのである。が、現実は次の瞬間逆に白鵬に投げを打たれて、朝青龍はあっさり一回転して尻餅を搗いた。これは勝ちを譲ったのだというわけである。
 が、こういうことは言い出したらきりがない。二人の間でもし暗黙のうちに「話がついていた」と言うのなら、白鵬だってわざと吊り上げられて「幻の勝利」を先輩に譲ったのかも知れないのである。
 朝青龍が細木説のように半ばわざと負けていたのだとしても、彼が後になってその負けを悔やむのも当然の心理と私は思う。勝負師とはそういうものだからである。

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米大統領選の民主党指名争い、ケネディ上院議員がオバマ候補支持を表明
2008年 01月 29日 15:28 JST

 [ワシントン 28日 ロイター] 米大統領選の民主党の指名争いについて、民主党有力議員のエドワード・ケネディ上院議員は28日、オバマ上院議員(イリノイ州)を支持すると表明した。

 ケネディ議員は、アメリカン大学で数千人の聴衆を前にスピーチし「(オバマ氏は)強い意志をもっている。過去1年間、民主党予備選で誰を支持するかと尋ねられるたびに、私の答えはいつも同じだった。私は、自分やわれわれに勇気を与えてくれる人物を支持すると答えてきた」と述べた。

 同議員の息子のパトリック・ケネディ下院議員と、暗殺されたケネディ元大統領の娘であるキャロライン氏も、オバマ候補を支持する考えを示している。

 一方、オバマ議員のライバルであるヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク州)は、コネティカット州から電話会見に応じ「ひとえに候補者自身の問題だ。私には米国の変革を実現するのに必要な経験がある」と述べた。

 クリントン議員の側近らは、ほかの著名政治家一族はクリントン候補への支持を表明していると述べた。ー

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 *故JF・ケネディ大統領の遺族がオバマ候補の支持を表明し、弟の故R・ケネディの遺族はヒラリー支持を表明しているというのが現在の米民主党の政治状況である。
 もう四十年も以前のことだが、兄弟が相次いで暗殺されるという「悲劇の名門・ケネディ家」へ寄せるアメリカ人の人気・思慕・憧憬の念には今尚根強いものがあると知って私は(意外とは言わないまでも)一種驚きを禁じ得ないが、「人々の人々による人々のための政治」等数々の名言を発し当時の子供たちまでも悉く魅了した若きリーダーが残した業績も、それが現実政治の中での手法であった以上、全てが明るく好ましいものではなかったのである。「キューバ危機」の際採った彼の対ソ強硬姿勢は世界大戦を惹起しかねない「結果オーライ」の無謀な賭けだったと言えるし、フランスからヘゲモニーを奪取してヴェトナムへの本格介入を開始したのも実は若きケネディだったわけである。
 ただ後者で言えばその後続いたジョンソン大統領~ニクソン大統領の行った政策が、(ヴェトナム派兵の兵員数が最大で50万人を超えたように)余りにも強烈な戦争政策だったため、直前の若きリーダーのとった諸政策への評価が「古き良きアメリカよ、今一度」となって増幅して回顧され過大に褒め称えられた即面があり、それが今尚続いているのである。
 ケネディ暗殺後、副大統領から一気に正大統領の座に昇り詰めたジョンソン大統領には「ケネディの死によって誰が得をするか」という推理小説的演繹法から、彼こそがケネディ暗殺の黒幕ではないかという説もあるくらいで、他にCIAによる謀殺説なども多々あって、彼の死にはいまだ謎が多い。
 ニクソン共和党大統領にしても民主党本部の盗聴に直接関与していたことが暴露され辞任に追い込まれた史上最低の「モラル無き大統領」であるし、先日最後の年頭教書演説を行ったブッシュ世襲大統領も一部では「アメリカを破産させた史上最悪の大統領」とまで酷評されている有り様である。
 思えば彼の国の人々も世界の果てまでも出掛けて行って自らの血を流し続けたように、近来は受難に継ぐ受難の日々を送って来たのであるから、「パクス・アメリカーナ=アメリカの平和・アメリカの覇権」の最大の被害者もまたアメリカの一般市民らであったと言えるのかも知れない。


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