本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

翼賛政治は国家・国民の墓場である。

2006-09-21 23:26:37 | 政治
式での起立・斉唱定めた都教委通達は「違憲」 東京地裁 2006年 9月21日 (木) 21:05(朝日新聞)

 入学式や卒業式で日の丸に向かっての起立や君が代の斉唱を強要するのは不当だとして、東京都立の高校や養護学校などの教職員が都教委を相手に、起立や斉唱義務がないことの確認などを求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。難波孝一裁判長は、違反者を処分するとした都教委の通達や職務命令は「少数者の思想・良心の自由を侵害する」として違憲・違法と判断。起立、斉唱の義務がないことを確認し、違反者の処分を禁止した。さらに、401人の原告全員に1人3万円の慰謝料を支払うよう都教委に命じた。

 教育現場での国旗掲揚や国歌斉唱を巡り、憲法が保障する思想・良心の自由の侵害を明確に認めた判決は初めて。都教委の通達などは、各校長の裁量を許さない強制的なもので、教育基本法が禁じた「不当な支配」にあたると認め、都教委の指導を全面的に否定する内容となった。

 問題の通達は03年10月に各校長あてに出された。教職員が国旗に向かって起立し、国歌を斉唱するよう定め、違反すれば、停職を含む懲戒処分の対象とした。

 今回の裁判の特徴は、職務命令や処分が出る前に、起立や斉唱などの義務自体がないことの確認を求めた点だ。都教委は「具体的な権利侵害がない」と門前払いを求めたが、判決は「回復しがたい重大な損害を被る恐れがある」として、訴えは適法と判断した。

 難波裁判長は、日の丸や君が代が皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきた経緯に言及。式典での掲揚や斉唱に反対する主義・主張を持つ人の思想・良心の自由も憲法上保護に値する権利だと述べた。

 通達については「教育の自主性を侵害し、一方的な理論や観念を生徒に教え込むことに等しい」と指摘。国旗掲揚の方法まで細かく指示するなど「必要で合理的な大綱的な基準を逸脱した」として、校長への「不当な支配」にあたると述べた。

 その上で、起立や斉唱の強要は思想・良心の自由を保障する憲法19条に違反すると判断。国旗・国歌は自然に定着させるのが国旗・国歌法の趣旨であることにも照らし、教職員への職務命令は違法とした。

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*チンピラ右翼たちが泣いて喜びそうな判決である。(はぁ?
 君が代の歌詞は一見して明らかなように天皇制賛美の歌であり、「天子様のお治めになる御代が千年も万年も続きますように」と祈念した古代の歌謡を明治期になって「立憲君主制=近代国家統合」の目的で恣意的にご都合主義的に引っ張り出して来たものであって、こんなものには何ら合理的根拠はない。

 戦後民主主義の象徴たる現行憲法は「明治欽定憲法」の改定という形式をとっているため、安倍ポンや靖国神社を野放しにしていてはアブナイのである。
 尤も私自身は言うところの『護憲論者』ではないのでその辺は誤解のないように。w

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*最近『痛快いけいけヤースケ伝』という私のライフワーク(?)の作画が忙しくてこちらの更新が疎かになっていました。w
 だいたいが、お絵描きの方が楽しいもんね♪

*さて、安倍ポンが逆立ちしたって66%の党員全てに飴をしゃぶらせることは不可能だ。ポチが古参を大分『積み残し』(←年功序列で行けば当然、大臣その他のポストをあてがわれていた筈の連中)したため、政策以前の問題で安倍ポンは人事に苦しむことになる。これを人事不肖(不詳)と言う。(うまいっ!)

註:人事(じんじ)不省(ふせい)
「じんじふしょう」は誤読。意識不明・昏睡状態になること。
『言葉の誤用』より。

 こういう場合どうするかと言うと、従来だったら個々の派閥の長にお願いして不満分子を宥め賺して貰うわけであるが、今回も結局はこれに準じた扱いをするしかないだろう。国会の先生方も所詮は椅子取りゲームからは逃れられない。公明・冬柴が某大臣の椅子を占有すれば、自民某は確実に椅子を(椅子に就く機会を)失うのである。椅子にあぶれた連中は何かと安倍ポンのアラ探しをして自らのレゾンデートルを主張せざるを得ないだろうから、結果胃弱の安倍ポンは毎日下痢ピーに悩むしかないのだ。メンツオーバーだ。
 鎌倉幕府衰亡の一端はこの『論功行賞(=報奨)』が万遍無く行き届かなかったからである。安倍ポンに忠誠を誓った金魚の糞たちは、所詮はご褒美がなければ支持した甲斐がないという連中なのである。w

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*特別国会で野党側は何か爆弾を用意出来ないかなぁ?
 爆弾が二つ三つあれば安倍内閣は崩壊必至なんだけど、まあ無理だろうね。w

*だいたいが今年年頭を騒がせた『四点セット』はどこへ雲散霧消してしまったんだ? こんな引越し家具みたいな御気楽なネーミングをしたメディアの罪は大きい。
 ホリエモン初公判には特番を打ったマスコミだが、姉歯初公判に至っては取り上げ方が余りにも小さくて、殆ど『酔っ払い運転』(←これはこれで国中がアルコール依存症になってしまったかのようで大きな問題には違いないが。)以下の扱いであった。
 黒幕=内河は容疑不十分で立件不可能だった上、その背後にいたと思われるゼネコン一社(各社?)が違法建築に関わっていなかったという保証・裏づけは取れていないのだし、そういう報道自体をメディア各社は止めてしまったのだから、検察当局は巨悪を安眠させるばかりで、まったくもってこの国はアブナイ社会なのである。

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 安倍ポンに投票しなかった残る三分の一の自民支持者だが、これを麻生と谷垣でほぼ半々に分けている。うち麻生に入れた分は安倍ポンも認めたように安倍と大差ない主張なので、結局のところ自民支持者の六分の一弱が、一応自民内安倍批判派ということになるようである。

 あと選挙がある。東京と大阪で衆院補選。沖縄で知事選。他にもプレ・統一地方選とでも言うべき選挙が幾つかあるらしい。政党でも政治家でも、選挙で勝ってナンボであるから、これはこれで楽しめる。私の住んでいる大阪では最近矢鱈自公のポスターが目立つんだけど、民主はしっかり歩いているのだろうか?笑。やることやっていればポスターなんて大した効果はないんだけど、小沢さん大丈夫かな?
 どうも私には、大阪って民主党は弱いみたいな印象だけど。w

 「東京・大阪の衆院補選は元々自民の保有していた議席を争うのであるから自民は勝って元々、負ければ議席減」などと言うが、勝てば勝ったで安倍ポンは自分が支持されたのだと言ってはしゃぎ回るに決まっている。

 沖縄知事選は社会大衆党の候補者を民主から共産までの全野党が推すという前代未聞の選挙となるから、これは面白い。自公は電力会社の社長を「押す」らしい。
 これで野党が負けたら世間は一遍に暗くなってしまうと私は思う。

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