![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/33/c4ffd5c4f8356f728fdec4c1527f8c6c.jpg)
↑写真は橘氏が立ち退いた翌日(11月1日)の陸橋の様子である。
市当局がきれいさっぱり黄色いフェンスで囲ってしまったところに、以前は「不法」建築が軒を連ねていたわけである。生きている人間を何処かへ追い出して、そこを改めて鉄柵で囲うことが街の「美化」であるという市当局(公園課)の発想は、私にはどこかナチズムの匂いがするのだが・・。
*06/02/09
*05/08/04
↑ 以上2つが、差し当って、過去ホームレス問題へ私が言及したものです。深い記述はありません。てか、能力の問題もあるのです。w
*通天閣仰いで野宿生きる人
路傍たたずみ見つめている
↑ ここが彼のblogです。
============
*彼はホームレスで無職だが缶拾いやダンボール集めはしないから、収入の道は句集・文集の売り上げだけだ。あとはカンパや差し入れや炊き出しに頼って糊口を凌いでいるとのことである。動物園の橋は土日祭日は人通りも多く、彼の出版物もそこそこ売れたようだ。そう言えば何年か前私は数ヶ月大阪ビジネスパークに「フリマボックス」を借りたことがあったが、そこへ彼の本を試しに置いたら結構売れたことを思い出した。
*いつ、どういう形で知り合ったのか私も忘れてしまったが、恐らく「山頭火かぶれ」で四国へお遍路さんに出掛けたりする「変な」野宿者がいることを私が知り、彼の本を何冊か買ったことがきっかけとなって口をきくようになったのだと思う。
たまに彼の住居前を通ることがあっても、彼は(自転車屋に勤めていた時期もあって)不在のことが多く次第に疎遠になって行った。
*今彼は文字・文章に加えて楽器演奏?にも手を広げている。それはここからブックマークしているask.jpで「動物園横断橋の茶会」の録画を見て戴くとその一端が窺えるでしょう。
別れ際彼が私の知らない場所での炊き出しに行くと言うので、私も便乗して見に行くことにした。
そこは西成警察署の近くにあり、2時に整理券の配布~4時から配食ということで
私たちが現場に着いたときには既に十人前後の列が出来ていた、それも警察署の真ん前にである。
と、彼が「警察署でカレンダーくれるんですよ、短歌や俳句の入った・・。一緒に貰いに行きませんか?」と突然言った。
私はくれるもんなら何でも貰う人間なので(!)これも付いて行くことにした。
署内へ勝手に入りながら彼が「今年のカレンダーかな?」と奇妙なことを言うので、私は、
「今の時期にくれるんだから来年のでしょ?」と答えたのだが、防犯の婦人警察官がくれたのは、間違いなく「2006年」つまりは今年の「あいりん 労働者の詩集」というカレンダーだった。
彼の説明によると、防犯に協力する商店街等から署へ寄付があり、その使い道の一つがこのカレンダーだと言う。単色刷りながら挿絵も入ったなかなかのものである。
彼はこれが最初ではないらしく、以前来たときは「よく来てくれました!」と大歓迎されたと言う。
「来年のはいつ出るのか?」と婦人警察官に訊いたら「12月の末になる」という話だった。この辺がお役所仕事という感じで、ちょっと笑えた。
市当局がきれいさっぱり黄色いフェンスで囲ってしまったところに、以前は「不法」建築が軒を連ねていたわけである。生きている人間を何処かへ追い出して、そこを改めて鉄柵で囲うことが街の「美化」であるという市当局(公園課)の発想は、私にはどこかナチズムの匂いがするのだが・・。
*06/02/09
*05/08/04
↑ 以上2つが、差し当って、過去ホームレス問題へ私が言及したものです。深い記述はありません。てか、能力の問題もあるのです。w
*通天閣仰いで野宿生きる人
路傍たたずみ見つめている
↑ ここが彼のblogです。
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*彼はホームレスで無職だが缶拾いやダンボール集めはしないから、収入の道は句集・文集の売り上げだけだ。あとはカンパや差し入れや炊き出しに頼って糊口を凌いでいるとのことである。動物園の橋は土日祭日は人通りも多く、彼の出版物もそこそこ売れたようだ。そう言えば何年か前私は数ヶ月大阪ビジネスパークに「フリマボックス」を借りたことがあったが、そこへ彼の本を試しに置いたら結構売れたことを思い出した。
*いつ、どういう形で知り合ったのか私も忘れてしまったが、恐らく「山頭火かぶれ」で四国へお遍路さんに出掛けたりする「変な」野宿者がいることを私が知り、彼の本を何冊か買ったことがきっかけとなって口をきくようになったのだと思う。
たまに彼の住居前を通ることがあっても、彼は(自転車屋に勤めていた時期もあって)不在のことが多く次第に疎遠になって行った。
*今彼は文字・文章に加えて楽器演奏?にも手を広げている。それはここからブックマークしているask.jpで「動物園横断橋の茶会」の録画を見て戴くとその一端が窺えるでしょう。
別れ際彼が私の知らない場所での炊き出しに行くと言うので、私も便乗して見に行くことにした。
そこは西成警察署の近くにあり、2時に整理券の配布~4時から配食ということで
私たちが現場に着いたときには既に十人前後の列が出来ていた、それも警察署の真ん前にである。
と、彼が「警察署でカレンダーくれるんですよ、短歌や俳句の入った・・。一緒に貰いに行きませんか?」と突然言った。
私はくれるもんなら何でも貰う人間なので(!)これも付いて行くことにした。
署内へ勝手に入りながら彼が「今年のカレンダーかな?」と奇妙なことを言うので、私は、
「今の時期にくれるんだから来年のでしょ?」と答えたのだが、防犯の婦人警察官がくれたのは、間違いなく「2006年」つまりは今年の「あいりん 労働者の詩集」というカレンダーだった。
彼の説明によると、防犯に協力する商店街等から署へ寄付があり、その使い道の一つがこのカレンダーだと言う。単色刷りながら挿絵も入ったなかなかのものである。
彼はこれが最初ではないらしく、以前来たときは「よく来てくれました!」と大歓迎されたと言う。
「来年のはいつ出るのか?」と婦人警察官に訊いたら「12月の末になる」という話だった。この辺がお役所仕事という感じで、ちょっと笑えた。