本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

アルミ缶小話。+枕に、何故自公は沖縄で勝ったか?

2006-11-22 08:18:20 | 社会
*福島で勝って沖縄で負けた。
 双方の候補者がどういう人かは全く知らないが、野党が沖縄で勝ったら即「政局」だからね。まだ機は熟していないということだろうか。
 親分・ブッシュはヤバイというのにこの国では腐敗ここに極まった自公が安泰か!?・・いや私には安泰とは思えないけどね。w

 一つ言えるのは、沖縄の人達は福島の人達ほど余裕もゆとりもなかったということだろう。福島では現政権に「NO!」を言うだけの余裕があったが、沖縄ではそんな余裕はなかった。ここはひとまず現政権様におすがりして失業率を改善し、経済復興を果したいという必死の思いが引き続きあったのだ。
 勝った方の某電力会社の社長も米日の滑走路案には断固反対と言っていることだし、さてどうなりますか、お手並み拝見だね。

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*最近国政レベルの話にはあまり興味が湧かないというか、小沢さんや管さん・鳩山さんはいいこと言っているんだけど、民主党の若手がなあ・・笑。大丈夫かい、あいつら?
 衆院で300近い議席の自民では、来年の参院選に備えて、去年除名したかと思えば今度は復党だって言うんだろ?!
 こんなのはファシストの手口じゃないか。こんな出鱈目にコロッと騙される国民てアホそのものだぜ。もう遊んでやらないぞ。
それにしてもこの復党問題報道だが、某NHKは大変に御執心御熱心である。
 それも全く無批判に一大キャンペーンを張っている。ボケッ!

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*誰にでも出来るホームレス支援。その一。

 アルミ缶に限っては、ゴミ箱などに捨てず、道端の植え込みの端とか目立つところに、つまり拾い易いところへ置きましょう。w(はあ?)

(後註:↑ 彼らはゴミ箱を集中して漁るので、これは却って面倒なんだそうです。アルミ缶も、出来ればまとめてゴミ箱へお願いします。あと、灰皿代わりにアルミ缶を使う人がいますが、あれも止めて欲しいです。)

*先日大勢のアルミ缶回収者と信号で一緒になったので、そのうちの一人に「写真撮ってもいいか?」と訊ねた。最近ホームレスの人と話すことが多くなった。
「ええよ」と彼はあっさり答えた。「金くれるんやろ?」

 カンパするしないは別として、予め金品を要求されるのは実はこれが初めてだった。
「幾らか?」と私は訊いた。
「百円」と彼はすぐ答え「百円は大きいからな」と付け足した。
「それなら払える」と私は答えた。
 500円とか千円とか要求されたら止めていたと思う。
 だいたいが私が断ってから写真を撮ることはあまりない。黙って勝手に撮ってしまうことが殆どだが、勝手に撮ったからと言ってクレームをつけられたこともない。

 写真は正面から撮るのが基本である。
 後ろからでは第一迫力というものが出ない。
 特別の狙いがない限り、写真は正面から撮るものだと私は若い頃教わった。

 写真は信号を渡ってから撮ることにした。道中アルミの相場の話もした。やはりキロ150円らしかった。
 最初、彼は「顔が写っても構わない」と言っていたが、いざカメラを取り出したら、
「顔は止めてくれ。男前やから」と条件をつけた。
 これは話が違うのでご破算にしても良かったのだが、またどこかで会わないとも限らないと考えて文句も言わず2枚撮り、彼にも写真を確認させた。

「どこかに貼るんやろ?」と訊くので、
「インターネットに載せる」と私は答えた。
「そういうことが好きなんやな?」と言うので一応肯定した。

 彼らは真面目に「仕事」をしている連中だから百円が貴重なのである。そう思った。

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*数年前、市に投書したことがある。用件は2つあって、一つは紙パックとアルミ缶の収集場所・日時を聞くこと。もう一つは中小零細のリサイクル業者に補助金を出して支援して、ホームレスの回収者たちから、紙パックやスチール缶・ペットボトルの買取もするよう行政指導すること、その提案である。

 紙パックとアルミ缶の収集場所・日時については当然回答があったが、もう一つの私の深謀遠慮に基づく?提案の方は完璧に無視された。
 業者は採算が合わないから、現況アルミ缶だけしかホームレスから引き取らない。これをもっと拡張して、あらゆる資源ゴミを買い取るようにすれば街はたちどころに綺麗になると私は主張したのである。w
自販機に缶専用のゴミ箱があると言う人もあるだろうが、スペースがないからか、設置してないところも意外に多いのである。

 で、市の事業であるが、近くの清掃事務所や市役所へ指定の日時に紙パックとアルミ缶を持って行けばその場で紙・アルミそれぞれ別個の台紙にスタンプを付いてくれる。
 紙パックが15枚で1つ(500ミリでも1リットルでも同じ)、アルミ缶は大小に関わらず10個で1つである。(その後アルミ缶の回収は何故か中止になった。)
 それぞれ台紙が100個のスタンプで満タンになると500円の図書券と交換してくれる。私はアルミ缶で1回だけこの恩恵に与った経験がある。ラッキー!w
 つまり10X100=1,000個のアルミ缶を私は市当局へ持ち込んだことになる。
 しかし、当時は業者のアルミの買取相場はキロ100円だった。仮に一個1円としても(←一個1円というのは、当時私がホームレスの人に教わった目安、あくまで目安である。一口にアルミ缶と言ってもロング缶もミニ缶もあるから重さはまちまちなわけだ。)業者へ持ち込めば千円分のアルミで500円の図書券との交換だったということは、半分は市にピン撥ねされていたことになる(!)。油断も隙もあったもんじゃない。w

 以前書いたことだが、私の住む某集合住宅のゴミ箱には当時毎日同じ人がアルミ探しに来ていた。それが所謂縄張りというものだろうか、私は顔を合わせるとそのおじさんを暫く待たせてアルミ缶を上げていた。今はそのおじさんは見掛けなくなった。
 これも以前書いたことだが、如何にも薄汚れた身なりの別の人間がゴミ箱を覗いている場面と遭遇したこともあって「アルミか?」と声を掛けたら「食べ物を捜しているんだ」と彼は答えた。私はコンビニで何か買ってくるから待てと言ったが、帰って来たときには彼の姿はなかった。

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*「大の男が夜を徹してゴミ箱を漁り、その報酬が数千円とは情けない」という人がいてもおかしいことはない。その数千円にしても、例えば朝からゴミの山に群がって汚いビニール袋等を拾い10円20円(←日本円にしてだが)の収入を得て夕飯代に資するというフィリッピン・マニラのスラムの子らにしてみれば夢のような金額だろう。

 貧富の差、近経風に言えば「(富の)傾斜」というものはまずなくなることはない。富も権力も偏在して初めて、富であり権力であるからだ。
 我々の社会もまた、猿山のボスが真っ先に餌に喰らいつく社会と大差ないのだ。


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