本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

やっと辞めたか。

2006-03-31 21:14:18 | 政治
   前原執行部総退陣、永田辞職…遅過ぎた「無駄死」 (夕刊フジ)

 民主党の前原誠司代表は31日午後、臨時役員会で、偽造メール問題の責任を取って代表を辞任する意向と執行部の総退陣を表明した。永田寿康衆院議員も同日、議員辞職することを党幹部に伝えた。前原氏は党再生のため、執行部一新が必要と判断したが、あまりにも遅すぎた決断に「無駄死」との指摘もある。新代表は1週間以内に開かれる両院議員総会で選出される予定だが、同党の前途は多難だ。

【やっと辞任】

 「メール問題に責任をつける意味で政治決断をする必要がある。自らに最大の政治責任がある。代表を辞任したい」

 前原氏は31日午後、東京・永田町の民主党本部で開かれた臨時役員会でこう語った。先月16日に永田氏が爆弾質問をしてから一貫して辞任を否定してきた前原氏だが、43日目になって、やっと決断した。

 前原氏はまた、「今後のことを考えると、人心を一新すべきだ」とも語り、執行部の総退陣を表明した。昨年9月にスタートして前原民主党は、わずか半年で撃沈した。

 メール問題では、すでに野田氏が国対委員長を辞任しており、前原代表以下、執行部の総退陣に発展したことで、民主党は結党以来、最大の危機に立たされた。

【永田も辞職】

 民主党は同日夕、党の「メール問題検証チーム」による調査報告書を公表する。

 最も注目された、永田氏から偽造メールを提供したフリーの元記者、西沢孝氏への金銭提供はなかったという結論だが、西沢氏との関係やそのメールの信憑(しんぴよう)性について、永田氏が党幹部らに「誇張」して、報告していたと断定している。

 同党は永田氏に対し、一度は「党員資格停止6カ月」という処分を決定したが、党内外から噴出した「議員辞職すべき」との声を受け、再三、自発的な議員辞職を促してきた。

 だが、永田氏は「国会質問の責任は感じる」と言いながらも、「その後は党の指示に従っている」「何で自分だけが…」といった“被害者意識”を抱え、質問を後押しした前原氏や野田佳彦前国対委員長の責任問題もチラつかせて強く反発していた。

 31日午前、鳩山氏が国会図書館で永田氏の説得を試みた際も、当初は辞職に難色を示した。ただ、前原氏が代表辞任する意向を示したため、永田氏は同日、河野洋平衆院議長に議員辞職届を提出することを了承した。

【ポスト前原】

 前原氏の辞任決断について、永田町事情通はこう明かす。

 「実は30日に前原辞任情報が流れた。『永田氏が辞職しなければ、前原氏は代表を辞任する』というもので、前原氏の地元・京都の後援会筋から漏れてきた。前原氏は同日夜、完全否定したが、一度『辞意』がもれたことで、辞任への流れを止めることができなかったのではないか」

 前原氏はこの1カ月、代表職に居座り続けたイメージが強く、今回の辞任も遅きに失した感がある。さらに、これで一件落着となるか疑問なのは、西沢氏の証人喚問が4月4日に待ち構えているうえ、捜査当局が立件を視野に情報収集を進めていることだ。

 「西沢氏の証言次第では疑惑再燃という事態もあり得るうえ、捜査のメスが入れば党のダメージは広がる。執行部総退陣のタイミングとしては疑問。『責任を放棄した』と見られても仕方ない」(ベテラン議員)

 民主党は31日午後の常任幹事会で、来週中に両院議員総会を開催し、新代表を選出することを確認した。

 現時点で後継代表として、小沢一郎前副代表、菅直人元代表、大穴として、渡部恒三国対委員長らの名前が取りざたされている。

 あまりに軽すぎた前原代表に代わる新代表の選出が難航すれば、党再生の道はさらに遠のくことは間違いない。

★党存亡の危機

 政治評論家の小林吉弥氏の話

 「遅きに失した。もう少し早く永田氏を切る決断をしていれば、執行部総辞職に追い込まれないで済んだ。前原代表は『周囲の空気が読めない』という、リーダーとしての欠点を印象付けた。今後、小沢一郎、菅直人両氏らのべテランが前面に出ると、若手に混乱が生じ、党の分裂に至りかねない。暫定代表を選ぶことになるだろうが、人材は渡部恒三氏ぐらいで、そう簡単に党内は治まらない。民主党は、党としての存亡にかかわる、大きな曲がり角に立っている」 [ 2006年3月31日16時27分 ]

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 まったく記事の通りで、遅過ぎる上タイミングも最悪だけどね、辞めるのは基本的に大歓迎サ。
 この43日間というもの、前原と永田は民主党内部から足を引っ張り続け『四点セット』を空洞化、雲散霧消させた。
 はぁ?流石『ポチポチ親衛隊』だけのことはあるって?!
 辞めたからって、もう取り返しはつかないんだけど。
 さあ、小泉独裁政権の下、官僚は悪事のし放題、この国はどうなる?

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「オリエンタルランド」が所得隠し3億7000万 (読売新聞)

 元暴力団幹部の関連会社に清掃業務を委託していた東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」(OLC)が、東京国税局の税務調査を受け、昨年3月期までの7年間に約3億7000万円の所得隠しを指摘されたことが29日分かった。

 同国税局は、OLCが、関連会社への業務委託を仮装して元暴力団幹部側に不当な利益を提供していたと判断。関連会社がこの取引で得た利益すべてを交際費と認定し、重加算税を含め追徴課税(更正処分)した。OLCと闇社会との癒着が税務調査でも裏付けられた。

 このほか、自社の役員やマスコミなどに配ったディズニーリゾートの入場優待券の経理処理を巡って、9億数千万円の申告漏れも見つかり、追徴税額は計4億7000万円に上った。

 OLCは「更正処分は、到底承服できるものではなく、不服審査を申し立てる」としている。

 問題となったのは、千葉県浦安市の不動産会社「中央興発」への清掃業務の委託費。中央興発は、指定暴力団松葉会の元最高顧問で、全国の右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」の名誉議長でもある志賀三郎氏(80)と妻に対し、相談役や顧問の報酬として、一昨年までの7年間に計約4200万円を支払っていた。また、志賀氏の実兄や長男も中央興発の役員に就任していた。

 OLCは中央興発に本社屋の清掃業務を委託、費用として昨年3月期までの7年間に計約8億6000万円を支払っていた。一方、中央興発は都内のビルメンテナンス会社に約4億9000万円で業務を丸投げし、全委託費の43%にあたる約3億7000万円の利益を得た形になっている。

 本社屋の清掃業務は、東京ディズニーランド開園直前の1983年2月、同園内の夜間清掃業務などとともに別のビルメンテナンス会社に一括して委託されていた。しかし、半年後に本社屋分だけが切り離されて元暴力団組員の関連会社に委託され、さらに1年後、この関連会社の推薦で中央興発に発注されたという。

 関係者によると、東京国税局は〈1〉実績のない中央興発が委託を受けた経緯が不自然〈2〉業務を仲介しただけの中央興発の取り分が多すぎる〈3〉志賀氏はOLC元幹部らと深い親交がある――ことなどから、業務委託は、志賀氏側に利益を与えるための仮装行為と判断したとみられる。[ 2006年3月30日3時3分 ]

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 以上引用終わり。
 『四点セット』に加えては、この件といい旧橋本派への1億円献金といい、そもそも今国会では野党側は追求する材料には事欠かない状況だった筈だが、やったのはせいぜいのところ「指示じゃないですか!」くらいのもんだった。
 いったいこの国では今何が起こっているのだろうか?
 とてもヤバイことが起きているんじゃないのか?!
 オラ知らねぇぞ!



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