本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

16歳の叛逆=奈良の殺人放火事件。

2006-06-26 19:07:22 | 社会
*今度は16歳の高校生による母親・妹・弟の殺人及び放火事件である。
 これは大きく括ればオイディプス・コンプレックスの範疇だということだろうか?

 だとすれば、まずこの「エリート家系」の父親に問題があったということになる(?)。
 少なくともマスコミ報道の根幹はそこにあるように私には感じられる。

 「医」が仁術か算術かは私の関知するところではないが、ここでもこの父親は「世襲」を望んでおり、「可愛さ余って憎さ百倍」か、ときには殴りつけたりしながら「ICU(集中治療室)」(←父親は長男の勉強部屋をそう名付けた!)で毎日受験勉強の特訓をしていたのだとワイドショーは報じている。
 あくまで「一流進学校」の中での話だろうが、彼の場合は英語が不得手だったという。国語・英語・数学は医学部進学には必須である。

*「職業選択の自由」と言う。「職業に貴賎はない」とも言う。

 ならば仮に医者の息子が離島での漁師の仕事に憧れることがあっても何ら不都合はない筈だが、この国では(カースト制が敷かれているわけでもないのに!)代議士の息子は代議士になり、大会社社長の息子はまた社長になり、医者の息子は医者になるのが普通とされている。

 勝ち組に生き残りたい、或いは這い上がりたい。
 負け組は嫌だ。

 「勝ち組」「負け組」のはざま、その境界に彼はいたのか。

*「勝ち組」「負け組」という言葉はいつから頻繁に使われるようになったのだろうか。私自身は今でもこれらの言葉は嫌いで、これらを使う度に一種自己嫌悪に陥るのだがその割りに屡使っている(w)。
 昨日の「サンプロ」では竹中が「何でもかんでも小泉改革のせいにされる」と毒づいていたがこれは事実である。諸悪の根源がここにある。

 富と権力は集中する。持てる少数者はますます多くを持ち、持たざる多数はますます苦境に落とし込められる。これが小泉政治の五年間だ。
「食えなくなったら生活保護してやるからいいじゃないか、弱者の面倒は見てやるサ♪」と彼らは嘯く。 

お前たちはこの国の「田舎」に何をしてくれたんだ?!
この国の「普通の人の普通の暮らし」をいったいどうしてしまったんだ?!

ニッポン、沈没。

今この国はガラガラと音を立てて崩壊しつつあるのかも知れない。


*「ムーヴ!」では宮崎さんと勝谷さんが共に医者の息子だったという話をしている。笑。

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 村上が保釈金5億円で保釈だそうで私は実に不愉快。
 一応「完落ち(=全面自供)」ということなので地検も準抗告しないという。
 まさか判決は執行猶予付きじゃないだろうな!

 検察の言い分を全部認めたって言うが、それじゃあ逮捕直前の例の会見の大見得は、あれはいったい何だったんだ?!
 常識的には大法螺だったということになるんだけど、あいつはほんとに嘘吐きだよな。許し難いな。
 嘘吐きと言えば、あの、規制改革・民間開放推進会議議長?とかいうご大層な肩書きを持ったオリックス・宮内は「コメントをする立場にない」(!)などとわけわかんないことを言っている。←180°違うわ!
 村上のボスはお前じゃないか!
 お前こそ真っ先にコメントしなければならない立場だ!
 お前もペテン師か!



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