本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

カメラを持った猿。

2006-10-09 13:35:26 | 世界
「写真だけ撮って帰る群れ」 仏紙に邦人旅行批判 観光関係者に怒りととまどい
2006年10月9日(月)10:10

 フランス紙フィガロに日本人団体旅行客を批判するような内容の記事が掲載され、観光関係者はショックを受けている。フランス政府公認ガイド約100人で組織するパリ日本語ガイド協会(浜田達郎会長)は、フィガロ紙などに対し抗議の手紙を送った。背景には、日本人団体客への先入観のほか、バカンスや旅行に対する考え方の相違もあるようだ。 (パリ・井手季彦)

■「別荘奥に避難」

 問題の記事は8月8日付で、モネの風景画やルブランの小説・怪盗ルパンシリーズの「奇岩城」の舞台として知られるノルマンディー地方エトルタを紹介したもの。

 ここでフランス人がいかに静かなバカンスを過ごしているかつづった上で、別荘オーナー組織のメンバーの言葉として「日本人の群れはパリから昼前に着いて、そそくさと2つの奇岩の写真だけ撮る。そして帰る前に、お土産や体のマッサージに使うため、禁じられているのに海岸の小石を拾う」と記述している。

 「(日本人が多い)ピーク時には、別荘の人たちは庭の奥深くに避難する」とも書いている。

 同ガイド協会メンバーでガイド歴30年の宮永佳子さんは「わずかな休暇を利用して名所を回ることが悪いことか。エトルタは、印象派絵画に興味を持つなど知識を持った人のツアーが多い。禁止されたことをするはずがない」と憤る。

■トラブルはなし

 同協会は9月中旬、フィガロ紙とエトルタ市、エトルタ観光協会に「記事は事実誤認で偏見に満ちている」とする抗議の手紙を送った。

 フィガロ紙から返事は来ていないが、取材に対し記事を書いた記者は「取材相手の言うことをそのまま書いた。日本人を傷つけたなら謝りたい」と話した。

 一方、エトルタ側は、ジャンベルナール・シェックス市長とマガリ・チュイリエ観光局長が連名で「記事は市民の声を反映していない」とする手紙を準備。エトルタは人口1640人。1351戸の家屋のうち別荘が477戸というバカンスの町だ。

 同観光局長は「観光しか産業のない市にとって、日本人は大切なお客さん。これまでトラブルはなく、夏だけ別荘に来る人が言ったことを記者がうのみにしたのだろう。小石はフランス人も持ち帰っているし、1、2個おみやげにしても問題ない」と、熱心に日本人受け入れ姿勢を示した。

■観光形態は変化

 「日本人の旅行は、1980年代の『10日間欧州周遊』のような駆け足観光から、団体でバスを使ってフランス各地をめぐる第2段階を経て、今は好きな場所へ個人で行くようになってきた。記事は第2段階のイメージのままだが、一般のフランス人の見方は変わってきている」。福岡市などのホテル勤務を経てパリのホテルで日本市場担当をしていたダビッド・ラマさんは指摘する。

 「ただ、フランス人の団体旅行の場合、写真を撮るためだけに短時間、名所に立ち寄ることは嫌う人が多い」と、ラマさん。チュイリエ観光局長も「せっかくエトルタまで来たのだから、本当はもっとゆっくりしてほしい」と本音を語る。

 バカンスは「空白、無為」という意味も持つ言葉。フィガロ紙の記事は、いわれなき中傷だったが、年に最低2週間、最高4週間の連続休暇をとる権利が保証されたフランスと、平均連続休暇が7.7日(2005年)の日本社会の差が、両国民のバカンスや旅に対する意識の違いにあらわれているのは確かなようだ。

=2006/10/09付 西日本新聞朝刊=

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 以上引用終わり。
 おフランスの方々が上品かどうかは知らないが、日本人のマナーが壊れていることは確かだ。富士山はゴミだらけでボランティアがゴミ拾いしているし、富士山麓にオームは鳴かず地元民が泣いている。入ったら出られない筈の死の森入り口は家電等の不法廃棄場となっていて少しも『美しい日本』らしくない。

 海岸線もゴミだらけで美しいとは言えない。琵琶湖も然りで、中学生らが半ば強制的にゴミ拾いに駆り出される。屋久杉の根は頼みもしないのに観光客が地面を踏み固めてくれるから死に掛かっている。

 別に観光地に行かずとも、町を歩けばゴミだらけで、空き缶・タバコのポイ捨ては常態化している。『ゴミだらけの国ニッポン』である。

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 町を歩いていて感じることがある。
 それは関東に居た頃は無かったことだが、名古屋や大阪の人間は凡そ『譲る』ということをしないのではないか。

 例えば自転車で狭い舗道を行くと向こうからお年寄りが同じく自転車でよろよろやって来るから、私は当然道を譲ろうと脇へ自転車を寄せれば、そこを猛スピードでベルを鳴らしながら後続の若いお姉ちゃんが突っ切って行く。ご老人は私と反対側にかろうじて避けて小さくなっているのだ。
ドアホ!お前に道を譲ったんじゃねえぞ!
 と、その娘をとっ掴まえてお尻ペンペンしてやりたいが敵はもういない。

 親たちが『謙譲の美徳』など省みている余裕が無いから、それが子供たちにも伝染していわゆる『社会的弱者』たちなど跳ね除けて当然という風潮を招いているのだろうか?
 西成のとある商店街の午後11時、シャッター前にダンボールハウスが並んでいるムービーを発表したら「怖くて行けない」とコメントした男性がいた。
 それどころか、私たちの新世界の写真やムービーを見て「新世界は怖いところだと思っていました」とまで言う人もいた。

 これはまったく事実と正反対である。
 恐怖を感じながら日々野宿を繰返す人たちを襲うのが鴨やネコを襲う程度では満足出来なくなった無分別な若者たちであって、彼ら野宿者は襲われる側に身を置いているのである。

 嫌な世の中である。

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 以上の一文に対して、早速(他のブログの話ですが)コメントがありましたので、ご返事共々以下に引用します。

JMさん
>(譲る←)死語になったようですね。
>お年寄りに席を譲る若者は20回電車に乗ったら一回くらいあるかな?

それならむしろ優秀です。狸寝入りや読書に夢中のポーズが多い。
かと思うと、ガラガラの車内でもわざわざ乗降口通路の回りで立っている。あれは邪魔です。

>新世界って とても楽しそうなところだと思いましたけどね。

昭和の場末風繁華街というイメージはありますが、最近若い女性連れも目立ちます。

>確かに大阪の街は汚れてるな~と思ったのですが 落ちているゴミはファースト・フードの食べかすや包装紙とかがとても多かったので 汚してるのは若者が多いのでしょうと オバは思いました。

名古屋みたいにだだっ広い土地ではないのでごちゃごちゃしていますね。駅前広場というものがなく、駅を出れば雑踏という感じで、それも独特の鉄板焼き系の匂いが充満している(例えば京橋など)。焼きソバ、お好み、たこ焼き系ですね。

若い人たちに限りませんが、自分達の住む街を無用に汚さないという発想がない。自分が一つ道にゴミを投げ捨てれば他の誰かが拾わなければならないということがわかっていない。壊れていますね。
 ついでに言うと、野宿者たちは早朝自分達の仮小屋を畳む際必ず周辺の舗道や生垣を丁寧に清掃してから去ります。

>何処でも地べたに座るな~!!汚いのは若者の方だわ。

そうですね。風呂に一週間入らない女子高生がいると、きっこの日記に書かれていました。w

 以上引用終わり。



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