本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

異常気象とマツコ・デラックス。

2015-04-10 18:23:13 | 社会

 タイトルは別に異常気象とマツコ・デラックスを関連付けているわけではない。今私が関心のある現象を併記しただけである。両方ともウィキペディアを参照してみたが、成果はあまりなかった。写真は以前1回だけ登ったアベノハルカスの24階?である。

 この冬は『異常気象』そのものだったと私は未だ認識している遅れた人間だが、気象庁もその発表を受けた各メディアも最近この言葉を使うことを避けているように思う。一般に『異常』が常態化すればそれは最早異常ではなく『通常』なのである。例えば『地球温暖化』というのは人類が化石燃料を蕩尽し始めた二十世紀以降顕著になった現象で、この国がシベリア寒気団や南方からの熱気団に直撃されるのもその影響を無視・排除出来るものではないが、だが、我々個々人は精々のところ一世紀前後しか寿命のない生き物なのであるから、地球全体の《一個の星としての寿命》と比べたらほんの短いスパンでしか《日々起きる異常な事象》を見聞きし考えることが出来ない。数百年数千年、或いはそれ以上の物差しで測ったら何でもかんでも《異常気象》で安易に論じたり設定したりなどは出来ないわけである。地球の考えていること(?)と我々個々人の考えていることとの間には大きな乖離が予め存在するのだ。

 しかしながら、この冬はかつて私が体験したことのない異常なる気象が続いたと敢えて言いたい気は当然ある。体力が目に見えて衰えているせいも無論あるが、この冬の寒さは尋常ではなかったと思う。列島を覆う竜巻や多雨・暴風が頻繁に繰り返し続いたし、冬になっても台風が幾つも来たしで、最近では桜満開の列島に雪が降った。昨日と一昨日には比較的温暖だと言われるこの大阪にも《冬の寒波》が舞い戻って来て、冬物の衣類を片付けてしまった家ではまた出していた。
 
『一体世の中どうなっているんだ?!(全て安倍ポンのせいだ!!)』と言いたいところだが、この異常は多分常態化し恒常化するのだろう。異常が常態化すれば平常になる。「異常だ、異様だ!」と騒いでいる人間こそが「あいつは異常だ、異様だ!!」と決めつけられかねない。
 これからの人達には今の季節進行こそが『普通』で『平常』となるのだ。春・秋の過ごし易い季節は極端に短くなり、夏の猛暑と冬の極寒は逆にこれでもかという程長期化する。年寄りには益々過ごし難い気候が《常態化》するのだから、この季節進行に知恵を絞って対応すると言っても単純明快な《解決策》などは取り敢えずあり得ないだろう。先が思いやられるうんざりする《近未来》だ。

 ☆私は最近自分の文章の表現力が落ちて来たなと実感している。以前は少なくとも今よりはもっと豊かな《筆力》があったのではないかと自分では思っているのである。さっき『小杉ちゃんガンバ!』というwebryblogを再読してみてそう感じた。


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