本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

相撲。

2010-06-21 22:06:13 | 社会
大相撲 野球賭博 現役力士の兄が琴光喜関恐喝?
6月20日2時51分配信 毎日新聞

 野球賭博に絡む恐喝事件で、大関・琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=を脅していた疑いがあるのは、阿武松(おうのまつ)部屋の現役力士の兄である元力士(38)だったことが19日、関係者への取材で分かった。同部屋の床山(29)が琴光喜関らと賭博の胴元を仲介していたことも判明。警視庁は、阿武松部屋を中心に賭博、恐喝事件が展開されたとみて捜査するとともに、日本相撲協会に野球賭博を自己申告した力士ら29人を順次、任意で事情聴取している。

 床山は各部屋に所属する髪結い。関係者によると、この床山は野球賭博の窓口として、琴光喜関のほか大嶽親方(42)=元関脇・貴闘力=ら29人と胴元をつなぐ仲介役だった。胴元に渡す賭け金や予想が的中した際の勝ち金の授受にもかかわっていたという。同じ一門だった縁で、琴光喜関のまげをこの床山が担当していた。

 琴光喜関は09年末、野球賭博の勝ち金の支払いを別の仲介者に求めたところ、97年に引退した元力士らに「賭博を暴露する」と脅され約350万円を払ったという。さらに1億数千万円を要求されたとされる。元力士は阿武松部屋の現役力士(34)の兄で、この力士も床山を通じて賭博をしていたという。

 阿武松親方(元関脇・益荒雄(ますらお))は協会に床山の賭博への関与を認め、謝罪の文書を提出している。報道陣には19日、「協会と捜査にお任せしている。ご容赦願いたい」と話した。【酒井祥宏、渡辺暢】

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恐喝容疑で元力士ら立件へ=琴光喜関から「口止め料」―賭博申告の65人聴取方針 6月19日4時29分配信 時事通信

 大相撲の野球賭博問題で、大関琴光喜関(34)=本名田宮啓司、佐渡ケ嶽部屋=から賭博の口止め料名目に金を脅し取ったとして、警視庁組織犯罪対策3課は19日までに、恐喝容疑などで、現役力士の実兄の元力士らを立件する方針を固めた。
 同課は琴光喜関恐喝と並行し、野球賭博や花札などの賭け事を申告した親方ら65人全員からも順次、事情聴取。野球賭博では「胴元」となった暴力団との関係を含め、全容解明を急ぐ。
 捜査関係者によると、元力士は30代で、昨年、琴光喜関に対し、賭博行為の「口止め料」を要求。300万円以上を脅し取った上、今年に入ってからも数回にわたり、1億数千万円を要求した疑いが指摘されている。 

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琴光喜「支払い」交渉に大嶽・時津風両親方同席
6月21日3時5分配信 読売新聞

 大相撲の大関琴光喜(佐渡ヶ嶽部屋)が野球賭博に絡んで暴力団関係者に脅されたとされる問題で、琴光喜と相手方の金の支払いを巡る話し合いの場に、賭博への関与を自己申告した大嶽(おおたけ)親方(42)(元関脇貴闘力)と時津風親方(36)(元幕内時津海)が同席していたことが20日、関係者への取材で明らかになった。

 親方2人は琴光喜と親しく、問題発覚前に琴光喜の相談に乗っていたことも判明した。2人を巡っては、賭博の胴元が琴光喜と同じだったことがわかっている。

 また、琴光喜の仲介役となった床山(とこやま)が所属する阿武松(おうのまつ)部屋では、10人前後の力士が野球賭博に関与していたことも、日本相撲協会関係者への取材でわかった。同部屋の所属力士(20人)のほぼ半数が賭博に関与していたことになり、師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)の監督責任が問われそうだ。

 さらに、元大関で幕内力士の雅山(32)(武蔵川部屋)が警視庁の事情聴取に対し、野球賭博への関与を認めたことが20日、捜査関係者への取材でわかった。雅山は当初、協会に野球賭博や賭け事に関与したことを自己申告した65人のうち、マージャンなど仲間内の賭け事を申告した36人に含まれていたとされていたが、捜査関係者によると、野球賭博をした29人に含まれ、関与を認めたという。

 同庁は20日までに、これら29人全員から事情を聞いた結果、力士の多数が阿武松部屋の床山の仲介で、野球賭博に関与していたことが判明した。同庁は今後、この床山から詳しく事情を聞き、暴力団の関与などについても解明を進める。

 一方、十両の千代白鵬(27)(九重部屋)もこの日、野球賭博に絡んで事情聴取を受けたといい、師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「協会に一任しており、何も話せない。千代白鵬がご迷惑をおかけして申し訳ない」とコメントした。

 日本相撲協会は21日、理事会を開き、外部有識者による調査委員会を設置。これまでに野球賭博への関与が判明している大嶽、時津風の両親方のほか、幕内力士の雅山や豪栄道、豊響(ともに境川部屋)、豊ノ島(時津風部屋)と十両の千代白鵬、阿武松部屋の10人前後の力士を含む自己申告した29人から事情を聞き、野球賭博の実態解明と65人の処分や名前の公表などについて検討する。

 ◆床山=力士のまげを結う専門職の日本相撲協会員。経験や技能により、特等から五等までの6段階に分かれる。協会が採用して各部屋に配置され、給料は協会から支払われる。定年は65歳。一般の理容師や美容師の資格は必要ない。
最終更新:6月21日3時5分 読売新聞

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 阿武松(おうのまつ)と言えば、私には落語でお馴染みの名跡である。
 私は六代目円生で聴いたが、この噺は如何にもという感じの「講談からの移植もの」で、桂文字助「落語の蔵」によると: ↓ ↓

江戸は文化年間のお話し。能登の国から出てきた長吉という若者が名主の紹介状を携え、江戸の関取、武隈文右衛門に入門。小車という名前を貰い、稽古に励むが、この男が並はずれた大飯喰らい。部屋の飯を一人であらかた食べてしまうので文右衛門のおかみさんがしかめ面。亭主である文右衛門にこのままでは食費がかかりすぎると吹き込んだため、小車は破門をされてしまう。能登の国へ帰るのに、文右衛門から一分の手切れ金を貰った小車は泣く泣く江戸をあとにし戸田川へさしかかる。このまま川に身投げして死んでしまおうかとも考えるが、懐には一分の金。「そうだ、この金で腹一杯飯を食べてから死のう」と板橋の宿場に足を向け、立花屋という旅籠に投宿する。その晩、泣きながら飯を食べ続ける客人を不審に思った主人の善兵衛は訳を聞く。大食がもとで破門されるとは可哀想だと感じ入った主人は、かねて懇意の錣山を紹介することに決め、翌日、部屋のある根津七軒町へ若者を連れて行く。錣山は若者の体を一目見ると、すばらしい相撲の才能が眠っていることを見抜き、その場で入門を快諾。小緑の名前を付ける。この小緑こそのちの六代目横綱、阿武松緑之助・・・。
幕末に実在した横綱、阿武松に取材した一席。講談から落語にうつされた出し物で、親方の文右衛門も錣山も実在した。しかし、噺のストーリーそのものは自由な創作で、つまりは講談お得意の「見てきたような嘘」である。こうした噺が出来るほどの伝説的な名力士であったということであろう。桂文字助は大の相撲好き。「阿武松」のほかにも「雷電の初土俵」「雷電の遺恨相撲」「越の海の初土俵」など相撲噺を得意にしている。枕でも語っているとおり、相撲部屋に稽古を見に行くほどの研究家で、この噺の中でも、当時の相撲界の仕組み、横綱の来歴、場所の様子などがじつに細かく語られている。また、主人公を救う立花屋の主人、錣山にはなんとも言えない情があり、とくに錣山はどっしりとした威風を見せながらも繊細な言葉遣いで素晴らしい人物造型である。錣山が阿武松をはじめて見初めるところ、ウーム、ウーム・・・という無言の感嘆だけで錣山の驚きが聴く者に伝わる演出も見事。歯切れ良い言葉の運びも含め、気持ちよく聴ける一席。

・・ということである。

cf.落語「阿武松」の舞台を歩くはよく書けたエッセイで、「相撲の伝統文化」を守って来たのは間違っても「相撲協会(という名の単なる悪質業界団体)」に巣食う一部のダニどもではないことがよくわかる。

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「神戸新聞」社会欄
自民県内6支部長が不在 衆院選惨敗でなり手なし 

 参院選が迫るなか、自民党が兵庫県内の衆院小選挙区ごとに置く12支部中6支部で、支部長不在の状態が続いている。昨夏の衆院選惨敗が尾を引き、引退などで空席となったポストに充てる有望な人材を見つけられずにいるからだ。支部長は各地域で選挙戦を仕切る役割を担っており、参院選兵庫選挙区から立候補を予定する現職末松信介氏(54)の関係者は「このままでは影響は免れない」と頭を抱えている。(木村信行)

 「外交も内政も不安定な民主党に過半数を取らせてはいけない。末松さんを勝たせてほしい」

 4月下旬、丹波市で開かれた自民党の集会。来賓の安倍晋三元首相は集まった約300人の聴衆にこう訴えると、壇上にいた末松氏、そして地元5区支部長の衆院議員谷公一氏(58)と握手を交わした。

 同党の現職衆院議員は、比例で復活当選した谷氏と9区(明石市、淡路)の西村康稔氏の2人。「5区と9区がしっかりと選挙を支えなくては。現職議員のいない支部は活動が低調になるから」(5区支部の党員)。

 昨年の衆院選時まで同党県連は、公明党の現職議員がいた2区(神戸市兵庫、北、長田区)、8区(尼崎市)を除く、10小選挙区に衆院議員の支部長を置いていた。だが、その衆院選で8人が落選。若手を中心に4人が次期衆院選を目指して支部長に復帰したが、4、7、11、12区は今も不在のままだ。

 落選した河本三郎氏が引退を表明した12区(旧姫路市域を除く西播磨)。三郎氏の父で元国務相の故河本敏夫氏の時代から保守が強い地盤だが、支部長代理の県議は「いい人材が見つからない。公募するしかない」と話す。

 落選した前職が、今月行われる西宮市長選に立候補を予定する7区(西宮、芦屋市)では、後任を打診していた地元出身の元官僚に断られた。地元県議は「慌てて選んでも仕方がない」と参院選後に先送りの構えだ。

 2、8区については、公明との関係から従来通り支部長選出を見送る方針だが、地元の自民市議は「自公連立が崩れた今、自民の基盤立て直しを優先すべき」と不満を漏らす。

 五島壮・自民党県連幹事長は「参院選で負ければ分裂、解党は避けられない」と背水の陣を強調。「支部長不在でも地方議員が結束し、兵庫の議席を何とか守らなければ」と言葉に力を込める。

     ◆

 兵庫選挙区にはほかに、民主現職の水岡俊一氏(53)▽民主新人の三橋真記氏(32)▽共産新人の堀内照文氏(37)▽みんなの党新人の井坂信彦氏(36)▽政治団体・幸福実現党新人の高木義彰氏(40)‐が立候補を予定している。(2010/05/07 09:02)

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自民、各地で支部長が空席「戦えぬ」 衆院選大敗余波
6月21日11時26分配信 産経新聞

 昨年の衆院選で落選した各地の自民党の衆院選挙区で、支部長が空席のままになっている。自民党では本部から支部長に政治活動資金が支給されるが、空席のままでは資金がないだけでなく、参院選の立候補予定者を支える活動にも事欠く状態。党関係者の間では「こんな状態で選挙を戦えるのか」と不安視する声があがり、衆院選大敗の余波が参院選にも影響している。

  ■慣例は国会議員か候補者…“集金力”にも影響

 兵庫県では12選挙区のうち2、4、7、8、11、12の計6選挙区で支部長が空席。いずれも昨年8月の衆院選で現職が落選するなどし、後任の支部長が決まっていない。

 兵庫11区(姫路市)の前衆院議員、戸井田徹氏(58)は落選後、支部長の肩書を外された。党本部から政治資金の支給がないため、自己資金で活動を続けている。戸井田氏は「持ち出しもいつまで続けられるか。自民党への逆風はやんでおらず、状況は厳しいまま。参院選では党候補を支援するが…」と話す。

 自民党関係者は、野党に転落し支援者の自民党離れが加速していると説明する。こうした状況は党の地方組織の“集金力”にも影響を与えている。自民党支持だった姫路市内の建設会社社長(65)は「景気の低迷で以前のように多くのパーティー券に金を出せない。自民党はもっと自信を持って国のビジョンを示さないと支持回復はおぼつかない」と突き放す。

 一方、地元選出の自民党議員がゼロになった滋賀県でも一時、衆院4選挙区すべてで支部長が空席となった。参院選とともに、知事選も控えており、県連関係者の1人は「選挙への影響は大きい」とため息をもらす。

 昨年の衆院選で3、4区の候補者が落選した後から空席に。2区は支部長を務めていた元衆院議員の藤井勇治氏(60)が離党して長浜市長選に立候補したため、昨年12月末から不在となった。さらに、1区は県連会長だった上野賢一郎氏(44)が支部長を務めていたが、無所属で知事選に出馬するため6月に離党し、支部長はゼロになった。

 その後、3区だけは参院選公示直前になって支部長が復活したものの、県連幹部は「支部長は通常、地元選出の国会議員か候補者が慣例。足りないからといって、だれがなってもいいわけではない」と頭を抱え、次期衆院選の立候補予定者が決まらない状態だ。 また、別の県連関係者は「選挙直前になれば、本来は支部長が音頭をとらなければならないが、これでは出足が鈍る」と話している。

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cf.公益法人

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