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本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

公開された遺書。

2006-08-28 04:23:28 | web・メディア
「生きていくのが嫌に」 愛媛・自殺生徒の遺書全容判明 2006年 8月26日 (土) 15:25(朝日新聞)

 いじめを苦に17日に自殺した愛媛県今治市の市立中学1年の男子生徒(12)が、学校で「貧乏」や「泥棒」と言われて「生きていくことが嫌になった」などとつづった遺書の全容がわかった。生徒が通った小、中学校の校長らは、生徒宅を訪れて再発防止を願う家族の思いを聴き取り、市教委はいじめの根絶を誓う文書を市内の小中学校に送った。

 男子生徒が通った小、中学校は1学年1クラスで、同級生はほぼ同じ顔ぶれだった。県警が同級生全員から事情を聴いたところ、身体への危害はなかったが、言葉によるいじめや無視するなどの行為が確認された。

 生徒は小学6年だった昨年5月、担任教師に「仲間はずれにされている」と訴えた。小学3年の時から続いているといい、担任は同級生にやめるよう指導したという。母親(37)によると、中学入学後は本人からいじめの話は聞かなくなった。「親を心配させまいと黙っていたのだと思う」と悔やむ。

 生徒の家族と対面した小学校長は「小中学校の連携に落ち度はなかったか、改めて見直す。担任だけで抱え込まず、保護者や地域の人と課題を共有していじめに対処していきたい」と話した。

 生徒は夏休みの登校日前日の17日夕、自宅がある島の道路沿いの電柱で首をつって亡くなった。遺書は両親にあてたもので、自宅の机の中に残されていた。

     ◇     ◇

■遺書の全文

 遺言書

 最近 生きていくことが嫌になってきました。クラスでは「貧乏」や「泥棒」と言う声がたえず響いていて、その時は悲しい気持ちになります。それがもう3年間も続いていて、もうあきれています。それに、毎日おもしろおかしくそいつらは笑っているのです。そう言うことでこの度死ぬことを決意しました。

 私が、死んだ後の物はAとBで分けて下さい。机にある小判は私だと思って持っていて下さい。

 AとBは僕の分まで長生きして、いい職について下さい。

 いつも空から家族を見守っています

 さようなら

 いままで育ててくれてありがとう

     母さん父さん

    By.○○ 

(注=A、Bは弟、○○は本人の名前)

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 以上引用終わり。

 苛められて自殺する子の人生はそこで終わるわけだけれど、苛める側に立った人間はと言うと、元々そんなに悪いことだとは思っていないのか、何年かすると自分がその子を苛めていたことさえもすっかり忘れ去ってしまう。

 苛めというのは理不尽な暴力である。犯罪と言ってもいい。
 そういうことを小中学生らにわからせる方策を私は持たないし第一知らない。

 自分がされたくないことを他人にしてはいけない。
 そんなことをして何が楽しいのか?
 他人に故なき苦痛を与えてあなたが楽しいのだとしたらあなたは異常だ。普通じゃない。誰にどういう育てられ方をしたら、虫や犬猫を殺したり、友人を苛めたりすることの中に快楽を得るようになるのか。君の頭の中にはワニの脳しかないのか。ワニだって自分の体表の寄生虫をついばみに来る小鳥を攻撃したりはしないぞ・・。

 とまあ、その程度のことしか言いようがない。
 あとは私の《ヤースケ伝》でも読んでちょうだいってことくらいか・・。

 自分の子供を叱れない親とか、逆に虐待に走ってしまう親とか問題は多いけれど、考えてみれば今やこの国全体が病んでいるのだから、子供の環境だけを良くするなんてことは、あなた、到底無理と言うものでしょうね。



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